2021年8月15日(日) 「人間と組織の発達におけるスピリチュアリティの役割~成人発達理論の可能性を探る~」
2021年8月15日(日) 主催セミナー
人間と組織の発達におけるスピリチュアリティの役割
~成人発達理論の可能性を探る~
オンラインで開催(オンラインで開催)
■□━━━━━━━━━━━━━━━━□■
2021年8月15日(日) 主催セミナー
人間と組織の発達におけるスピリチュアリティの役割
~成人発達理論の可能性を探る~
オンラインで開催(オンラインで開催)
【会場】Zoomミーティング(オンライン)
【日時】2021年8月15日(日) 13:30-16:30
【講師】
小森谷浩志 http://ensou.jp/
鈴木規夫 https://integral.or.jp/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━□■
【内容】
現在、巷では、いわゆる「成人発達理論」といわれる、人間の人格的な成長や発達のダイナミクスに関して専門的に探求する学問が注目を集めています。この理論は、人間の成長や発達というものが、新たな知識や技術を習得することを通して実現される「機能的能力」の向上に限定されるものではなく、そうした領域の深層に息づく、いわゆる「人格」(personality)や「意識」(consciousness)といわれるものの質的な深化を伴うものであることを認識するものであるといえます。
いうまでもなく、こうした発想(人間観)は、トランスパーソナル理論(思想)やインテグラル理論(思想)においては、その核を構成するものといえます。そこでは、人間が、多様な領域や側面を含んで存在するものであることが明確に認識されると共にそれらの領域を網羅的に探求することの重要性が主張されるのです。
そうした意味では、この数年程のあいだに、発達理論に象徴されるより包括的・統合的な人間観が社会的に受容されはじめていることは、大きな時代的な意味をもつことだといえるでしょう。即ち、トランスパーソナル理論(思想)やインテグラル理論(思想)が、これまでの長年の探求を通じて蓄積してきた知識や知恵をこの時代を生きる人達と共有する「機会」が生まれているといえるのです。
この講座では、「コーチ」や「コンサルタント」として、過去数十年にわたり、個人と組織を対象に成人発達理論の研究と実践に携わってきた二人の発表と議論を通じて、より包括的・統合的な人間観を希求する新しい機運をいかにとらえ、また、そうした時代的・社会的な文脈の中で自己と他者の成長や発達に貢献できるのかということについて探求をします。
とりわけ、一般的に軽視・無視されがちな「スピリチュアリティ」という「話題」をどのようにとらえ、有意義に扱うことができるのかという問題は、成人を対象とした支援においては非常に重要になります。本講座では、こうしたテーマについても、深く掘り下げていきたいと思います。
【参加費】 会員 3,000円 / 一般 5,000円
【講師】
小森谷 浩志 Hiroshi Komoriya, Ph.D. |
1988年ニッカウヰスキー株式会社入社、営業にてトップの業績を残した後、アサヒビール株式会社のコンサルティング会社の設立に参画、コンサルタント育成体制を構築。約30年前に曹洞宗開祖道元の弟子懐奘が綴った『正法眼蔵随聞記』に邂逅。それ以来、瞑想とともに、日常の生活において禅の智慧を活用、研究を続けている。現在「いのちが喜ぶ経営」をテーマに活動。自覚の方法論として東洋の智慧、特に禅の基本テキスト「十牛図」に着目。内省と対話を鍵にマネジメント・コミュニティを中核とした組織開発、個の本来性の開花にアプローチするワークショップを展開している。ここまで約50社のコンサルティング、3000回のワークショップで、約50000人の方々と関わってきた。2010年から始めたファシリテーター養成講座は修了生が350名を越え、学習するコミュニティを継続中。カナダのモントリオールで行われたグローバルカンファレンスREFLECTIONS 2017では、世界20カ国の参加者に「禅とマネジメント」を発信、話題を呼んだ。趣味は瞑想と気功。禅と経営学、一見遠い存在の二つの探求を道楽にしている。 株式会社ENSOU 代表 神奈川大学経営学部国際経営学科講師 株式会社ジェイフィール コンサルタント『幸福学×経営学 次世代日本型経営が世界を変える』内外出版社(共著) 『週イチ·30分でよみがえる職場の習慣』日本経済新聞出版社(共著) 『協奏する組織:認識力ある主体の観点から 』学文社 『「フロー理論型」マネジメント』芙蓉書房 |
鈴木 規夫 Norio Suzuki, Ph.D. |
1990年代前半に合衆国の大学に在籍中にケン・ウィルバーの著書に出逢い大きな衝撃を受け、その後California Institute of Integral Studiesで「人間(個人・組織・社会)の成長・発達の可能性を解き明かすための統合理論」としてインテグラル理論に関する研究に取り組んだ。帰国後は、執筆やワークショップや講演を通してインテグラル理論の普及に従事する傍ら、主に企業組織の人材育成と組織開発の領域においてプログラムの設計と統括、及び、コーチ、コンサルタント、インストラクターとして多様な階層や立場のプロフェッショナルの支援活動に従事している。 また、成人発達理論に関しては、発達心理学者のSusanne Cook-Greuter等に師事し発達段階測定と発達志向型支援に関する訓練を積むと共にこれまで約20年にわたり実務領域におけるこの理論の応用と実践に取り組んでいる。 インテグラル・ジャパン代表 一般社団法人 Integral Vision & Practice 代表理事翻訳書: ケン・ウィルバー著『INTEGRAL LIFE PRACTICE』(日本能率協会マネジメント・センター) 著書: 『インテグラル理論入門』(I & II)(共著)(春秋社) 『インテグラル・シンキング』(コスモス・ライブラリー) 『入門 インテグラル理論』(共著)(日本能率協会マネジメント・センター) 『人が成長するとは、どういうことか』(日本能率協会マネジメント・センター) |