2024年4月28日「境界線(バウンダリー)のトランスパーソナル心理学 〜見えない『私らしさ』を見える化する〜」

*関係セミナー情報です。問い合わせ申込みは主催者まで*

「境界線(バウンダリー)のトランスパーソナル心理学
〜見えない『私らしさ』を見える化する〜」

開催日:4月28日(日)10:00〜17:00

開催方法:zoomオンライン会議での開催になります
(参加お申し込みの方に詳細をお伝えします)

ご自宅のPCやタブレット、スマートフォンなどからの
オンラインでの受講が可能です。

当日ご参加できない方も、あるいはセミナー終了後でも、
音声&資料データのダウンロード、あるいは
USB(音声データ)&資料をお送り(お渡し)する形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

*下記フォームからお申し込みいただけます。
クリックしてご活用ください。
https://docs.google.com/forms/d/1Jn-DO83h7ic-15622eBJM4Lwi3RoJBRVJe1er36KQBA/viewform?edit_requested=true
*zoomオンラインでのご参加を希望される方には、事前に
テキストをpdfファイルでご送付いたします。
その場合はお申し込みを4月26日(金)までにお済ませください。

*その他お問い合わせ・お申込みは、以下にお願いします。
Mail:
Fax:03-5570-2860
Fax:03-5570-2860

1)「バウンダリー(境界線)」と聞いて、あなたは
何をイメージしますか?

バウンダリーは、セラピーに「潜在する」大変重要な
心のテーマです。

「潜在的」であるため、トレーニングを積んでいなければ、
セラピストにも見えにくく、セラピーの場でも、
つい放置されたり、見逃がされたり、遺棄されたりして
しまいます。

しかし、境界線の不全、混乱、欠如、崩壊などで苦しんで
いる人は、少なくありません。

適切に取り組むとしたら、境界線は、多くの実りを
もたらします。

なぜなら、バウンダリーへのまなざしは、
「あなたらしいあなた」「素面(しらふ)で健康なあなた」
の創造を、可能とするためです。

あなたらしいあなた、素面で健康なあなたは、あなたに
真の尊厳、誇り、力強さ、確かさ、豊かさ、そして
生きる意義や意味を生み出すでしょう。

2)健康な境界線について知らないと、あなたは人に
侵害されたり、または、あなたが人の心に侵入したり、
しかねません。

バウンダリーの不全は、あなたの尊厳、人権、誇りを
傷つけたり、ないがしろにしたり、あなたに恥の感覚を
もたらしたりします。

あるいは、あなたに悪意のないまま、相手を傷つけて
しまったりします。

バウンダリーの混乱や混同は、人間関係を不健全なもの
にします。

これを放置すると、気づいたら、共依存、恋愛依存、
セックス依存、あるいはSM的、DV的といった病的関係
にハマっていた、ということになりかねません。

3)さて、バウンダリーについて、最もコミットして
取り組んできた領域の1つに、トランスパーソナル心理学
があります。

トランスパーソナル心理学の旗手で、統合的心理学の開祖
ケン・ウィルバーの初期の本に、『無境界(No Boundary)』
があります。

本の中身の大半は、「無境界」についてではなく、
「境界」に関するものです。

ウィルバーは、発達心理学を参照し、「質」の異なる境界に
ついて、丁寧に、簡潔に、また詳細に述べています。

いわばトランスパーソナル心理学は、質の違う、多種多様な
「境界」を扱う心理学だと言えるでしょう。

セミナーでは、ウィルバーの論も踏まえて、バウンダリー
について取り組みます。

4)時代が令和になり、それまでの時代に比べて
「コンプライアンス(法令遵守)」が、強く意識される
ようになっています。

コンプライアンスが曖昧だったり、困難だったりする背景
には、「境界線」のテーマがあります。

心理学的には、『心の内面』で、「適切な境界線」を引く
ことができなければ、『外的/社会的』法令遵守に、
混乱や誤解が生じます。

5)「心の内面」において、境界線の混乱や混同が
最も激しく生じるのは、統合失調症や躁うつ病といった
「精神病状態」です。

この精神病状態が、わかりにくい/見えにくい形で、
心に紛れ込んでいるのが、パーソナリティ障害です。

6)パーソナリティ障害には、さまざまなタイプがありますが、
どのパーソナリティ障害も、『境界線の混在からなる問題』を
はらんでいます。

セミナーでは、その「混在」にも着目します。

それによって「境界線の本質」が、よく理解できるからです。

7)小児科医の渡辺久子氏は、胎児にとっての「羊水」を
母性に、また「子宮の壁」を父性にたとえました。

羊水(母性)は、胎児がその中で暴れたり蹴ったりしても、
大海のようにすべてを分け隔てなく受け入れながら、
胎児を育みます。

それを包み込む子宮の壁(父性)は、どれだけ羊水が揺れ
動いたとしても、外側からしっかりと封印します。

「封印」は、英語で “contain(コンテイン)”ですが、
これは、「包含」の意味でもあります。

“contain(コンテイン)”は、封印でもあり、包含でもある。
C.G.ユングは”conatiner(コンテイナー)”を「心/魂の子宮」
ととらえました。

すなわち深層心理学は「子宮」に、胎児を包み込む羊水(母性)
と、その羊水ごと胎児を外側から包含し、しっかりと封印する
「父性の役割」がある、と理解してきました。

8)この封印力あるいは父性が、バウンダリーの原初形態
であり、核心です。

母性も、父性も、子どもを育成する力や働きです。

父性は、(内と外とを)「切り分け」、「壁」を作り、
「封印する」働きを通して、子どもを育てます。

それに対して羊水(母性)は、大海のように
分け隔てなく受け入れながら、胎児を育みます。

9)羊水だけでは、胎児(潜在可能性)を育成できません。

外に漏らさないように、封印する子宮壁=父性が必要です。

境界線に課題のある人は、母性というより、「良質な父性」
の欠落/欠如が影響するケースが、少なくありません。

セミナーでは、切り分け(切断)、そして壁と封印とに
よって、内なる子ども(潜在可能性)を育成する
境界線について、取り組みます。

この父性力は、ジェンダーに関係なく、誰もが身に着ける
必要があります。それをぜひ、育成しましょう。

10)さて、英語で境界線には、バウンダリーだけでなく、
“border(ボーダー、境界線)”という言葉もあります。

たとえば19世紀のアメリカにおいて、borderとは語源的に、
「開拓地と未開の地域の境界線」を意味しました。

つまりこの境界線(ボーダー)があることで、
「土地の所有者」が明らかに示されたのです。

また”boundary(バウンダリー)”も語源的には、
「不動産や領土の限界」を意味しました。

11)これら語源的意味を現代の心理学に当てはめると、
ボーダーやバウンダリーは、自分の身体や心の
「所有の境界線」、あるいは「所有権」となるでしょう。

境界線の明確な人は、自分の所有する身体や心が、
断りもなく勝手に、あるいはいつの間にか、他人に
侵入されたり、犯されたりすることに対して、
敏感/繊細で、適切に対応します。

あなたは、あなたの心の土地に、他人が勝手に居座ったり
車を停めたりしたら、どのような気持ちになりますか?

どう対応しますか?

12)心の境界線に課題のある人は、他人が土足で入り込み、
無断駐車することに対し、異議申し立てしない、あるいは
できません。

違法駐車に対し、無頓着だったり、鈍感になっていて、
心や身体の所有権を長年冒涜され続けていたりします。

バウンダリーが、わからなくなっているためです。

セミナーでは、違法駐車や侵入に「No」を言い、
自分の心や身体の所有(権)を取り戻すこと、
自らの尊厳、人権、誇り、力強さ、確かさ、豊かさ、
生きる意義や意味を回復することを、目的とします。

13)自分の心、身体、人生を自分で所有する感覚や、
権利意識が持てないと、あなたは、自分の人生に責任感を
持てず、不全感や不自由さに苦しむことになるでしょう。

そしてあなたは、自分の心や身体を、いいかげんに扱う
かもしれません。
なぜなら心や身体は、自分の所有物ではないからです。

それに対し、境界線が明確になると、所有感、権利意識、
責任感が真に身につき、自分の心と身体を大切にできる
ようになります。

人生に対するコミットメントの度合いが向上し、
クリエイティビティや遊び心が育ちます。

この点については、セミナーで詳しくお伝えします。

14)境界線のテーマには、トラウマが絡んでいることも
非常によく見られます。

このトラウマには、「生育上の(小文字の)トラウマ」と、
「明確な(大文字の)トラウマ」の大きく2つがあります。

生育上のトラウマとは、育ちの中で数年にわたって
積み重ねられ生み出される、「見えにくいトラウマの集積」
です。

大文字のトラウマは、自然災害や事故などに起因する
「見えやすいトラウマ」です。

15)大文字のトラウマは、「境界線の骨折や崩壊」を
もたらし、そのトラウマの経験者を、精神病に酷似した
状態に陥れます。

一方、生育上の小文字のトラウマは、「健全な境界線の
育成が阻止された」状態を生みます。

この場合、境界線が未成熟だったり、脆弱だったりします。

境界線が不健全だと、外的には「対人恐怖」「赤面症」
「パニック障害」「社会不安障害」などに、内的には
「精神病的妄想」などに圧倒される気がして、
不安や恐怖に苦しんだりします。

16)境界線の課題は、境界性、自己愛性、回避性に代表される
各種パーソナリティ障害や、各種依存症に悩む人、あるいは
共依存やDVといった関係性に問題を抱えた人、またHSPなど
知覚・感覚の鋭敏さで苦しむ人、などと取り組むうえで、
必須のテーマです。

そこには多くの場合、間違いなく「解離(dissociation)」
も潜んでいます。

17)境界線の問題は、「肉眼」には見えません。

しかし、それは心の、また人間関係上の難題を生み、
私たちを苦しめます。

肉眼で見えないために、バウンダリーが原因でつらい思いを
している人は、何が起きているのか、なぜ苦しいのか
わからず、途方にくれたりします。

悩みやしんどさの「かゆいところ」に、手が届きません。

18)セミナーの目的の1つは、見えないバウンダリーの
問題を「見える化」することです。

問題が明確になることで、そこから心の回復、癒し、成長、
変容が可能になるからです。

19)境界線は、適切に取り組むことで、多くの実りを
もたらします。

「あなたらしいあなた」または「素面(しらふ)で健康な
あなた」の創造を、可能にします。

あなたらしいあなた、素面で健康なあなたは、あなたに
真の尊厳、内発的人権意識、誇り、力強さ、確かさ、豊かさ、
生きる意義や意味を生み出すでしょう。

20)今回、
「境界線(バウンダリー)のトランスパーソナル心理学〜
見えない『私らしさ』を見える化する〜」にご関心のある
セラピスト、カウンセラー、コーチ、ケースワーカー、
医師、看護師、保健師、ボディワーカー、コンサルタント、
ファミリービジネスの専門家の方、そして一般の方、
初心者の方のご参加をお待ちしています。

当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形で
セミナー内容をご購入いただけます。

☆データのダウンロードにて、音声&資料を
ご購入いただくことも可能です。

*SNSなどを通じて、お知り合いの方に、
このセミナーをご紹介いただけると幸いです。
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日時:4月28日(日)10:00〜17:00

開場:9:50

開催方法:zoomオンライン会議での開催になります
(参加お申し込みの方に詳細をお伝えします)

ご自宅のPCやタブレット、スマートフォンなどからの
オンラインでの受講が可能です。

(zoomオンラインでの当日ご参加を希望される場合は、
事前にpdfファイルにて資料をお送りしますので、
4月26日(金)までにお申し込みください)
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《開催中の連続講座・ご案内》

「虹の身体と関係性〜相互調律的ウェルビーイングの実現」

3月22日(金)19時スタート!
毎月第4金曜日 19:00〜20:50、全10回

今回の連続講座では、虹の身体を意識的(コンシャス)に
生きる技術を学びます。

特に「相互運動性」にも着目し、虹の身体全体を
見ていきます。

関係性における気調律、相互運動的身体経験が
うまく進むと、それだけで元気や喜びが湧き上がり、
ウェルビーイング(健康と幸せ)が向上します。

体験的ワークもご用意し、ご参加をお待ちしております。

※セミナー、連続講座とも、USB音声データと資料で、
およびデータのダウンロードにてご購入いただけます。
(詳細は、お問い合わせください)