良質な臨床家~クライン、ビオン、オグデン~のケースに学ぶ
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6/15(日)
「良質な臨床家
~クライン、ビオン、オグデン~のケースに学ぶ」
先着順です。
1)良質な臨床家に学ぶ実践的プロセスワーク・セミナーです。
(A)今回は、非医師の女性として、初めてフロイト派の分析家となり、
しかし、フロイト理論と真っ向から対立して
「対象関係論」学派を成立させたメラニー・クラインと、
(B)クラインに教育分析を受けて、独自の精神分析を確立した、
現在精神分析の分野で、
現在、最も影響力のあるウルフレッド・ビオンと、
(C)アメリカの精神分析界では、
最良のオリジナルな理論家、兼、臨床家で、
クラインの”project ive identification”
(プロジェクティヴ・アイデンティフィケイション)、
『内的』投影同一『視』を、
『実際』の関係における、投影同一『化』と読みかえた
トーマス・オグデンの3人に学ぶセミナーです。
(注:オグデンの「投影同一化」が基になり、
プロセスワークの「ドリーム・アップ(dream-up)」という考え方が
生まれました。
「内的投影同一視」と、
「実際の関係における投影同一化」との
違いについては、セミナーでお話しします)
2)特に大切な概念に、ビオンの「コンテイニング(containing)」が
あります。
それは、母親の赤ん坊の情動・情緒への「もの想い(reverie)」
と同じものを、
セ ラピストがクライエントのスプリット(分割排除)した
情動・情緒へ向けることをいいます。
セラピストとクライエントの「間」、
「間主観的文脈」の中に浮上してくる、
クライエントが無意識的に分割排除した、
「生(なま)の」、「加工されていない」、
従って「精神病的」なプロセスを、
(A)セラピストが、いかにピックアップして、
(B)それを、クライエント(赤ちゃん)が
(再び)取り入れることができるように
~食してもお腹を壊さずに、
その栄養/エッセンスを取り入れることができるように~、
(C)いかに「料理/加工」して、
(D)クライエントに戻すか/返すか、
(E)それをセラピストとクライエントの
現在進行形(containingの”ing”)の やり取りの中で
どう行うか、が、
コンテイニングです。
3)臨床的には、精妙で複雑な、このやりとりのプロセスを、
理解し、身につけることが、非常に役立つ場合が
少なくありません。
これは、現在もっとも有益な精神分析的作業のひとつでもあります。
詳細は、具体例を挙げながら、セミナーでお話します。
4)コンテイニングやもの想いを、オグデンは、
「ドリーミング(dreaming)」と言いかえています。
そのドリーミングと、プロセスワークのドリーミングは異なります。
その違いについても学びましょう。
5)「コンテイニング(containig)」は、
ふつう、「抱え、包含」などと訳されます。
しかし、「封じ込め、封印」といった意味もあり ます。
「封じ込め、封印」は、
ユングの心理錬金術の「コンテイナー(container)、心的容器」に
ピッタリの言葉ですが、
そこから、
コンテイニングについて捉えると、
よく理解できます。
これについても、講座でしっかりと学びます。
6)「封じ込め、封印」は、
ワールドワークで言われる
「フレーミング(framing)、枠づけ化」にも、
とてもぴったり/しっくりくる言葉です。
なぜでしょうか?
「フレーミング」を、「封じ込め、封印」というところから
見直して、その臨床的&実践的有用さについて考えます。
また、「フレーミング」と「コンテイング」について、
比較検討しながら、両者の良質なところに学びます。
7)今回のセミナーは、 最良の臨床家に学ぶセミナーです。
対人援助職のプロの方、プロを目指している学生や一般の方、
加えて、今回のテーマにご関心のある初心者の方の
ご参加を、心からお待ちしております。
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日時:6月15日(日)10:00~17:00
開場:9:50
会場:都内赤坂、富士見心理面接室:先着順です!
(会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)
講師:富士見ユキオ(認定プロセスワーカー、
臨 床ホリスティック&トランスパーソナル心理カウンセラー、
開業心理療法家、
臨床心理士)、
岸原千雅子(アーニー・ミンデル&エイミー・ミンデル認定の
セカンド・トレーニング教師、
臨床ホリスティック&トランスパーソナル心理カウンセラー、
臨床心理士、
IFA認定アロマセラピスト)
参加費:1日20,000円+消費税(8%)
*先着順です。
お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in