家族療法をライブで学ぶ

*JTA関係のセミナー情報です。申し込み・お問い合わせは各主催にご連絡ください。

新連続講座!

第1弾、「家族療法をライブで学ぶ」

数名の方を募集します。先着順です!
初心者の方も、大歓迎させていただきます。

8月2日(金)19:00~20:50開始
(毎月第1金曜日、全10回)

1)「家族療法をライブで学ぶ」の新しいクールが開始されます。

今回は、「ミニューチン」、「パルアルト・スクール」、「ボーエン」などといった
代表的家族療法のいくつかを、
初心者の方にも理解できるように、わかり易く説明し、

彼ら・彼女らの事例をライブ(アクション・メソッド)で演じ、
実際に活用できるようになることを目指します。

2)さて、家族療法は、心理療法の中では、マイノリティ(少数派)です。

日本の心理療法は、「家族」や「世間」や「村落共同体」といった
『集団』のしがらみから、
「自立したい」、「個人の自己実現を目指したい」という、

『個人』の要請/個人の応援のために生まれた「個人療法」がメインです。

しかし、「依存症」、「摂食障害」、「精神病」、「家庭内暴力」などは、
個人療法のパラダイム(考え方/捉え方)では、
太刀打ちできないことが多々あります。

そうした各テーマと取り組むには、
個人療法向けの、既存の枠組みの中で新たな技法を作り出す、
ということでは不十分で、

『パラダイム自体』を、「個人」療法向けのものから「家族」向けのものに
シフトしなければならない、という発想から、家族療法が生まれました。

そうした流れや、基本についてもお話しします。

3)それが意味するところは、

心理療法的にみると、「個人」療法と、

「家族」療法とでは、利害が『相反』している、ということです。

「家族」への観点/眼差し/パラダイムがないままに、
「個人」を心理セラピーやコーチングで応援すると、
そうした各種の「個人」療法が、
たとえ誠実で、良質で、洗練されたものであっても、

何と(残念ながら)「家族」の分断を強めてしまったり、
マイナスの影響/副作用を及ぼししかねない、というリスクが生じます。

その辺のことは、従来、
個人向けのカウンセリングやコーチングやコンサルティングでは、
言われてこなかった点です。

理由の一つは、家族療法が、マイノリティであり続けてきたことが挙げられます。

(注:そのあたりのことは、
ミンデルが、『人間関係における未知なるもの』(日本教文社)で、
書いている通りです)

この連続講座では、

「個人」療法と、

「家族」療法の矛盾の「統合」についても、お話しし、また取り組みます。

4)「家族療法」の主流は、「システム論」的/ホリスティックなものです。

しかし、「システム論的家族療法」は、
ケン・ウイルバーが鋭く指摘したように、
援助者(家族療法家)が、
システムの「内側」に入らないという「(近代)科学的/客観的姿勢」を
キープしているため、

「外側からの」、還元論的援助方法です。

(注:このあたりの議論は、臨床実践に役立ちますので、
連続講座内で、一からご説明します)

5)家族療法の中には、システム論的なものとは違い、
援助者が、システムの「内側に入り込む」
『間主観的/現象学的家族療法』があり、
それは、「よりソフトな」アプローチ/援助法と言えます。

これについても、丁寧にお話しして、繰り返しトレーニングしていきます。

6)このクラスでは、「家族療法」と共に、
『夫婦/カップル療法』や『母子同席心理面接』についても取り組みますが、

それらは、「個人療法」と、
「集団/組織療法」や「コミュニティ療法」や「ワールドワーク」をつなぐ、
という意味でも、重要な意味を持っています。

家族療法を、現場感覚で、臨床的、実践的に学びたい、
とご希望されるみなさまのご参加を、心からお待ちしています。

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日時:毎月第1金曜日 19:00~20:50
     第1回は、8月2日(金)

講師:富士見ユキオ

会場:港区赤坂

参加費:99,500円(初めての方)

      94,500円(2回目の方)

      89,500円(3回目以降の方)

      84,500円(5回目以降の方)

*たくさんの方のご参加が予想されます。
また、連続講座(クローズドグループ)ですので、人数制限があります。
参加を希望される方は、お早めにご連絡ください。
先着順です。

お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in