間主観的アプローチとプロセスワーク

*JTA関係のセミナー情報です。申し込み・お問い合わせは各主催にご連絡ください。

【第1弾】 10/16(日)10:00~17:00
「間主観的アプローチとプロセスワーク」

(1)「間主観的アプローチ」は、コフートの自己心理学を
刷新したもので、アメリカ精神分析の最新の流れです。

「最新」なだけでなく、従来の精神分析を根本から見直し、
いま・ここでのセラピストークライアント関係に、
できるだけ実直に接近することで、
成果をあげようと試みている学派です。

いま・ここの心理療法プロセスに肉薄するのですから、
プロセスワークのスタイルに近く、
否、プロセスワークよりもラディカルなところを秘めた心理療法です。

今回のセミナーでは、関係性をベースに置く
間主観的アプローチを素材にしながら、
プロセスワークや心理療法一般を振り返り、
私たちの現場力、実践力、臨床力を磨いていきます。

(2)間主観的アプローチは、「まとまりのある私」作りを応援する
コフートの自己心理学の流れにあります。

ですので、コーチング、ファシリテーション、教育、看護、介護分野にも
大変有用です。

(3)さて、「間主観」の「間」とは、「二人」や「共同」を意味します。

間主観的アプローチは、二人の主観が出会うと、そこには「必ず」
「間主観」あるいは「二人の共同主観」という「第三の主観」が生じる、
と言います。

今、「生じる」と書きました。これは英語にすると”happen to”です。

“Happen to”、つまり「生じる」とは、プロセスワーク的に言うと、
一次プロセスの意図を超えた、二次プロセスを意味します。

二人が出会うと、必ず二次プロセス的に生じる「共同主観」と、
どう取り組むか、が、間主観的アプローチの要の一つです。

そして、それは、プロセスワーク、カップル/夫婦療法、家族療法
といった関係療法全般にに、有益なヒントを与えてくれます。

(*「間主観性」は、9/16のセミナーでお話した、T.オグデンの
「第三主体」と異なります。それについては、セミナー中にお話しする予定です)

(4)ちなみに、「間主観」とは、フッサーやメルロー・ポンティといった
現象学哲学者たちから借用した言葉です。

その辺りについても、セミナーでは噛み砕いてお話して、
対人援助の現場力、実践力強化につなげていきたいと考えています。

*関係性に関心のあるプロセスワーク、心理療法、
コーチング、ファシリテーションなどの専門家の方、
また、関係性の不可思議さ、神秘、可能性に関心のある方の
ご参加をお待ちしています。

初心者の方のご参加も歓迎させていただきます。

***********************************************

日時: 10月16日(日) 10:00~17:00(9:50開場)

講師:富士見ユキオ

会場:都 内

参加費:21,000円(税込)
(セミナー当日、会場にてお支払いください)

お問い合わせ/お申し込み先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in