2023年12月12日(火)オンライン・カフェ「二元論を超えて光を見る」

*関係セミナー情報です。問い合わせ申し込みは主催者まで*

オンライン・カフェは、コロナの状況をきっかけに、この大きな変化の時、自己探求や気づき、支え、可能性、具体的な実践や行動などにつながることを願ってスタートした場です。さまざまなテーマを扱ってきましたが、今回は初めてゲストをお迎えします。

今回は急な告知となり、恐縮ですが、人道的な危機が続いているイスラエル/ガザを巡る状況について、多くのことを考え、少しでもできることを一歩ずつという思いの中、企画しました。

さまざまな紛争や戦争についての情報に接していると、人間の(自我の)限界や世界状況の悪化を突きつけられているように思えます。ただし、この困難な状況に対し、あきらめや無力感に囚われることで終わるのではなく、そこに可能性や光も見出せると考えています。大変な状況においては、悪いことに目が向きがちですが、同時に生まれている可能性に目を向け、光を大きくしていくことができればと願っています。

そんな中、トランスパーソナル心理学の関係で知り合った吉村季利子さんをゲストとしてお迎えできればと思い至りました。吉村さんはベトナムの禅僧ティクナットハン師が創設したプラムヴィレッジのリトリートに参加し、イスラエルに現存するユダヤ人とパレスチナ人の共生村「平和のオアシス」の研究を始めました。

現在は京都大学大学院で「共生人間学」を研究されています。イスラエル、パレスチナの「共生」をテーマに、平和活動を行うNGO/NPOの研究を続け、マインドフルネスをベースにしたイスラエル・サンガの活動に参加するなど、仏教思想やスピリチュアルな活動による心理的効果を観察されています。

【詳細】
http://www.transpersonal.co.jp/p/s/ol-cafe/

吉村 季利子さんのプロフィール

吉村さんに連絡を取ってみたところ、大変ありがたいことにすぐご快諾いただきました。しかも、今のイスラエルとパレスチナの状況には希望の兆しもあるという言葉をいただいて、とても心強く、ありがたく思いました。

イスラエルでのマインドフルネスの実践の広がりも興味深い点です。善/悪、敵/味方の二元論を超えて困難な状況を改善していくための具体的な実践や行動のヒントを見出してゆきたいです。

当日は、イスラエルvsパレスチナの葛藤のルーツを簡潔にご説明いただきながら、報道ではわかりにくいことへの理解が深まると思いますし、希望を感じられるというのは、どういうところにあるのか、お話を伺いつつ、皆さんと交流できればと思います。

吉村さんとの事前の打ち合わせの段階ですでに内容がとても濃く、希望を感じるものでした。

当日はオンラインLIVEで参加されることをお勧めしますが、今回は急なお知らせでもあり、ご都合がつかない方には、後日配信を予定しています。(後日配信では、参加される方のお顔は出ないように対応いたしますが、発言される方の音声などの扱いにつきましては、お申し込み後のご案内の中で具体的にご説明させていただきます。)

知識がなかったり、初めてのご参加でも差し支えありません。
貴重な機会として、ぜひお勧めいたします。

高岡よし子


☆ご参加に当たってのお願い

皆さまにお話いただく場面もありますので、お互いを尊重する態度やプライバシー厳守、顔出しでのご参加(ご事情により、ずっとでなくても差し支えありません)など、安心・安全な場となるためのお願いもあります。
ニックネーム参加も可能です。
詳しくは、お申し込みの方にお送りするご案内にて、ご説明させていただきます。


と き 2023年 12/12(火)20:00〜22:00
ところ Zoomによるオンライン・ミーティングルーム
☆どこからでも、ネット機器を通してご参加いただけます。
講 師 ゲスト講師:吉村季利子さん
ファシリテーター:高岡よし子、ティム・マクリーン
参加費 無料
お申込 下記お問い合わせフォームより
「12/12オンライン・カフェ参加希望」とお書きいただき、お名前とメールアドレスをお知らせください。
ご案内のメールをお送りさせていただきます。C+Fお問い合わせフォーム

*送信が完了すると自動返信メールが送信されます。
通常、返信メールはすぐに届きますが、お書きいただいたメールアドレスが間違っていると返信が届きません。
その場合、お手数ですがアドレスをご確認の上、再度ご送信ください。


吉村 季利子さんのプロフィール

京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻博士後期課程在籍中
大阪大学大学院国際公共政策研究科国際公共政策専攻博士後期課程単位取得退学(2014)

2006年 ベトナムの禅僧ティクナットハン師が創設したプラムヴィレッジのリトリートに参加。イスラエル人女性に出会い、イスラエルに現存するユダヤ人とパレスチナ人の共生村「平和のオアシス」の研究を始める。

イスラエル、パレスチナの「共生」をテーマに、平和活動を行うNGO/NPOの研究を続け、マインドフルネスをベースにしたイスラエル・サンガの活動に参加するなど、仏教思想やスピリチュアルな活動による心理的効果を観察する。

論文
「ユダヤ人のHomeとは何か―社会心理学的見地から―」『立命館言語文化研究』33(3)、169-188頁、2022年。
「ソーシャル・キャピタルと宗教」『ソーシャル・キャピタルの実証分析』大阪大学国際公共政策研究科NPO情報センター、104-16頁、2011年。
「イスラエル・パレスチナにおける二民族共生の課題–ホリスティック・アプローチによる相互理解の可能性」『ホリスティック教育研究』14号、14-21頁、2011年。 他