2023年9月24日混迷(VUCA)の人生とセラピーを生き抜く力 〜「クリアクション×ネガティブ・ケイパビリティを身に着ける〜」
*関係セミナー情報です。問い合わせ申し込みは主催者まで*
「混迷(VUCA)の人生とセラピーを生き抜く力
〜「クリアクション×ネガティブ・ケイパビリティを身に着ける〜」
開催日:9月24日(日)10:00〜17:00
開催方法:zoomオンライン会議での開催になります
(参加お申し込みの方に詳細をお伝えします)
ご自宅のPCやタブレット、スマートフォンなどからの
オンラインでの受講が可能です。
当日ご参加できない方も、あるいはセミナー終了後でも、
音声&資料データのダウンロード、あるいは
USB(音声データ)&資料をお送り(お渡し)する形で、
セミナー内容をご購入いただけます。
*下記フォームからお申し込みいただけます。
クリックしてご活用ください。
*zoomオンラインでのご参加を希望される方には、事前に
テキストをpdfファイルでご送付いたします。
その場合はお申し込みを9月24日(金)までにお済ませください。
*その他お問い合わせ・お申込みは、以下にお願いします。
Mail:
Fax:03-5570-2860
☆このメルマガを、お知り合いの方にご紹介いただければ幸いです。
1)混迷の現代社会は、VUCA(ヴーカ)と呼ばれます。
それは、Volatility(不安定)、 Uncertainty(不確実)、
Complexity(複雑)、Ambiguity(両義、曖昧) の頭文字
を組み合わせた造語です。
コロナ禍や戦争、地球沸騰化など、想定外の災禍が続く、
不確実で、複雑で、曖昧で、不安定な現代社会においては、
従来の精神やマインド、価値観、生き方では、太刀打ち
できなくなりつつあります。
これまでの対応や対処法は、VUCAの時代には通用せず、
また、そもそもVUCAの対応に「正解」がないからです。
2)でも考えてみれば、セラピストは以前から臨床現場で、
VUCAと取り組んできました。
クライエントの悩み、問題、症状、訴えのプロセスは、
常に、不安定、不確実、複雑、曖昧を含んでいます。
特にセラピーの佳境になると、VUCAでいっぱいになります。
それは「複雑怪奇」や「不可思議」といった様相を呈します。
そのとき、助けとなるのが「クリアクション(creaction)」と
「ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability)」です。
4)” creaction (クリアクション)” は、起業家教育全米No.1の
MBAプログラムを持つ、バブソン大学で使われている造語です。
それは、”creation(創造)” と “action(行動、行為、活動)”
とからなる言葉です
5)” negative capability(ネガティブ・ケイパビリティ) ” は、
英国の詩人ジョン・キーツが最初に使い、精神分析家
ウィルフレッド・ビオンが広めた「負 / 陰の能力」です。
それは、小学校から大学院まで要求される「正解を導く」
“positive capability(ポジティブ・ケイパビリティ) ” と
対照的です。
ネガティブ・ケイパビリティは、混迷(VUCA)の中で、
答えのない、不愉快で苦しい心の宙づり状態に持ちこたえて、
クリエイティビティ、イノベーション(価値創造+技術革新)、
アート、遊び心の産出を促す力です。
それは、哲学者で思想家の井筒俊彦氏が
「神話詩的産出機能(mytho-poetic function)」
と呼んだものに酷似します。
7)VUCAに対して、従来の価値観や対処法は、
基本的に役立ちません。
官僚主義は、「先例のなさ」を嫌いますが、
VUCAと向き合うのに、先例は役立ちません。
たとえそれが、成功体験であったとしても。
VUCAにとって、「(従来の)成功は失敗のもと」です。
8)では、どうすればいいのか。
ネガティブ・ケイパビリティを心に持って、
実際の新たなアクションを起こすことが欠かせません。
が、このアクションは、『必ず / 絶対に』失敗します。
正解はわからず、従来の成功体験も、役に立たない
のですから。
にもかかわらず、アクションを起こさないわけにはいかない。
VUCAの中で、進むには。
これがこのセミナーで身につける、VUCAにおける、
そしてセラピーの実践における、考え方のベースです。
10)ここで、経済学者ピーター・ドラッガーが、
アントレプレナーシップ(起業 / 企業家精神)について
述べた言葉を紹介します。
「起業 / 企業家精神とは、イノベーションを武器として、
変化の中に好機を見い出し、事業を成功させるための
行動体系」です。
これはそのまま、混迷(VUCA)中のセラピーに
あてはまる、と言えるでしょう。
ここで大事なのは、アクション(行動)を起こすこと、
そして、起こしたアクションに対する「フィードバック」
を、「好機」として見ることです。
11)さて、ここでアクションが、失敗に終わったと
仮定しましょう。
それは、単なる失敗でしょうか?
「ポジティブ・ケイパビリティ(positive capability)」
にとって、それは失敗にすぎません。
ポジティブ・ケイパビリティは、「正解を引き出す能力」
でした。
この能力にとって、失敗は、「失敗」です。
12)一方、「ネガティブ・ケイパビリティ」や「クリアクション」
にとって、失敗はフィードバックの1つです。
そのフィードバックをもとに、自分の仮説や今回のアクション、
あるいは従来の価値観、さらには自分自身を変えるための、
または調整するための、「好機」となります。
13)深層心理学は、「行動(action)」を、
忌み嫌ってきました。
たとえば、「行動化(acting out)」や「エナクトメント
(enactment)」には、「アクト(act)」の文字が入って
いますが、大変マイナスにとらえられてきました。
深層心理学は、「行動」ではなく、「思索」や「内省」を
重んじてきました。
14)それに対し、VUCAの人生や、VUCAが不可避の対人援助
には、「行動(act)」が、欠かせません。
ネガティブ・ケイパビリティを心に抱いたうえでの、
クリアクション(cre-action)の実践が求められます。
15)ネガティブ・ケイパビリティとクリアクションは、
失敗を不可避と考え、抱擁し肯定するあり方です。
そのためには、ダメな、恥ずかしい、ミス(失敗)
をする私を見せてOKな、「環境」または「安全基地」が
必要です。
この「環境」や「安全基地」を用意するための「心理的安全性」
を強調するのが、ハーバード・ビジネススクール教授の
エイミー・エドモンドソンです。
彼女の考えは、発達心理学者マーガレット・マーラーの
「練習期」や「分離-個体化期」における良質な環境を
想起させます。
環境が、安全で安心できるものだと、子どもは、イキイキ、
のびのびと行動し、世界探求や冒険に着手します。
トライ・アンド・エラーの中で、チャレンジ(挑戦)を
繰り返します。
創意工夫して、イノベイティブな遊びを産出します。
16)心理的安全性が確保されていない環境では、
失敗は、ダメな、恥ずかしい、屈辱的なことであり、
やってはいけないことと、批判され、断罪され、
排除されたり、制裁を受けたりする。
あるいは、恥をかかされたりもする。
そうした環境では、アクションを起こすことが難しい。
アクションを起こすこと自体が、危険です。
17)しかし、心理的に安全な環境では、
ミスが抱擁されます。
あなたのミスには批評が加えられますが、それは、
前向きで、未来志向的なものです。
肯定的側面を引き出すためのものです。
生産的やり取りが、繰り返され、永続します。
こうした交流があれば、あなたは遊び心や創造性を発揮し、
クリアクションとネガティブ・ケイパビリティを、
身につけることができるのではないでしょうか?
18)セミナーでは、クリアクションと
ネガティブ・ケイパビリティについて学びます。
その2つはVUCAの時代にあって、あなたのライフスタイルを
豊かで楽しく、また持続可能なものにするでしょう。
あなたの対人援助を、クリエイティビティ、アート、遊び心、
パッションのあるものにするでしょう。
否定的に見られてきたアクティング・アウトやエナクトメントに
(さえ)、肯定的側面を見い出すことができます。
また、セラピー、コーチング、コンサルティグやスモールビジネス
(小商い)の「開業」や、起業 / 企業、価値創造、に、
関心のある方にもお勧めです。
19)M.マーラー、アタッチメント心理学はもちろん、経営学、
レジリエンス、コンパッション、失敗学に関する資料から、
良質なケースを複数選択し、それを素材に、あなたとご一緒に
取り組みます。
あなたが、実際に、アクションを起こし、チャレンジできるように、
あなたに潜在するクリアクションとネガティブ・ケイパビリティとを
引き出し、鍛え、磨きます。
19)クリアクションとネガティブ・ケイパビリティとを掛け合わせ、
2つの相乗効果を通じで、VUCAの状況における生き抜く力を
身につけませんか?
セラピーでは、セラピスト、コーチ、コンサルタント、アドバイザー、
ケースワーカー、ナース、医師、保健師、ボディワーカー、弁護士、
教育関係者の方、ファミリビジネスの専門家の方、
一般の方、初心者の方のご参加をお待ちしています。
当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形で
セミナー内容をご購入いただけます。
☆データのダウンロードにて、音声&資料を
ご購入いただくことも可能です。
*SNSなどを通じて、お知り合いの方に、
このセミナーをご紹介いただけると幸いです。
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日時:9月24日(日)10:00〜17:00
開場:9:50
開催方法:zoomオンライン会議での開催になります
(参加お申し込みの方に詳細をお伝えします)
ご自宅のPCやタブレット、スマートフォンなどからの
オンラインでの受講が可能です。
(zoomオンラインでの当日ご参加を希望される場合は、
事前にpdfファイルにて資料をお送りしますので、
9月22日(金)までにお申し込みください)
講師:
富士見ユキオ
開業カウンセラーとして、34年目。
夫婦セラピスト、ファミリーセラピスト
臨床心理士
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定
相続アドバイザー協議会認定会員
ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)
米国トランスパーソナル心理学研究所に、
日本人として初めて留学する。MA(修士)
認定プロセスワーカー
(日本にプロセスワークを紹介、導入する)
岸原千雅子
臨床心理士、公認心理師
「アルケミア」こころとからだの相談室代表
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定
相続アドバイザー協議会認定会員
英国IFA認定アロマセラピスト
お茶の水女子大学卒業(文教育学部)
認定プロセスワーク2ndトレーニング教師
日本ホリスティック医学協会顧問
日本トランスパーソナル学会理事
参加費:20,000円+消費税(10%)
*当日ご参加できない方向けに、セミナー終了後でも、
USB&資料の郵送にて、あるいはデータのダウンロードにて、
セミナー内容を販売しています。
USB(音声データ)&資料購入の場合は、郵送費込で1,800円プラス、
ダウンロード(音声&資料データ)の場合は手数料(500円)のみのプラスで、
ご提供いたします。
*下記フォームからお申し込みいただけます。
クリックしてご活用ください。
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インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
(IPP)事務局
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Fax:03-5570-2860
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