2019年10月27日「父性とリーダーシップの心理療法」セミナー

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第1弾「父性とリーダーシップの心理療法」セミナー

開催日:10月27日(日)

会場:都内・港区赤坂の会議室。先着順です。

遠方の方も、USB(音声データ)と資料の形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

*お問い合わせ・お申込みは、以下にお願いします。
Mail:info@ipp.tokyo
Fax:03-5570-2860

*下記フォームからお申し込みいただけます。
クリックしてご活用ください。
https://docs.google.com/forms/d/1Jn-DO83h7ic-15622eBJM4Lwi3RoJBRVJe1er36KQBA/viewform?edit_requested=true

1)日本人のカウンセリング、セラピー、
コーチングには、共通の弱点があります。

あなたはそれが何だか想像できますか?

父性の弱さです。

これは 「甘えの構造」の著者、土居健郎さんや
ユング派の河合隼雄さんが、
外国で心理療法のトレーニングを受けているときに
見い出したことです。

日本人は、母性を働かせて
カウンセリングを行うことは上手い。

しかし父性を適切に表現することが不得手。

土居さんは、日本人は父性が弱い、
一方、河合さんは、日本人には父性はない、
と断言しました。

(注:父性は、属性、役割、働きです。
男性だけでなく、もちろん女性、またシステムが、
担うことが可能です)

2)これを聞いて、あなたはどう思いますか?

3) 心理療法やコーチングにおいて、父性は、
絶対に不可欠です。

父性が欠如していると、カウンセリング、セラピー、
コーチングは、早晩、行き詰まり、混乱に陥って
しまうでしょう。

父性の特徴の一部を挙げると、
子どもの壁になること、枠組みや境界(線)を
築くことです。

こうした働きや性質が欠けていると、
心理面接やコーチングにおけるプロセスは
早晩病んで、精神病的な中身になりかねません。

(注:あなたは心理面接やコーチングに、
ふと忍び込んでくる、精神病的な悩みや状態に
ついて、イメージできますか?)

4)さて、組織における父性は、リーダーシップです。
一方、家族におけるリーダーシップは、父性です。

5)父性は、心理療法のほと んどの学派が述べる
とおり、「人工的」なものです。

待っていても、自然に開花することはありません。

父性の顕現には、意志や意図が欠かせません。

日本の心理療法においては、意志、意図、
人工物は、忌み嫌われます。

このことと、カウンセリングやセラピー、コーチング
における父性が弱いことには、密接な関係があります。

セミナーで、ご説明します。

6)リーダーシップは英語で、”leadership”です。

リーダーシップ(leader+ship)は、船(ship)を、
目的地に導く人(leader)を意味します。

目的地には様々なものがありますが、
究極的には、理念(イデア)を指します。

家族のイデアは家訓であり、
企業のイデアは 社訓です。

目的地に向かって、船員をまとめ、
船をマネージ(管理、監督)できる人。

これがリーダーであり、リーダーシップです。

7)リーダーシップや父性をいい形で発揮するには、
目的地(=イデア)をはっきりとさせる必要があります。

あなたの家族や組織には、明確なイデアがありますか?

あなたの心理療法やコーチングには、
理念がありますか?

あなたは、家訓や社訓作りを応援したことが
ありますか?

8)リーダーは、船長であり、監督であり、
指揮者です。

指揮者は、曲を演奏するために、
個性豊かな各楽器奏者をマネージし、
オーケストラ全体をまとめあげます。

これとは逆に、指揮者のいないオーケストラを
あなたは想像することができますか?

そのオーケストラは混乱したり、演奏を止めて
しまっていることでしょう。

9)リーダーのいない組織、父性のない家族も
同様です。

メンバー間で不必要な対立や衝突が生じたり、
コミニケーションの不具合が起きたり、
混乱に陥ったり、バラバラになったりしかねません。

10)これは、家族や組織に限ったことではありません。
人の心の 内面でも同じことが起きます。

ユングは、心の指揮者を大文字で始まるSelf(自己)と言い、
サイコシンセシスのロベルト・アサジオリは、
トランスパーソナル・セルフ(トランスパーソナル次元の私)
と呼びました。

11)指揮者やトランスパーソナル・セルフが
存在しないと、どのようなことが生じるでしょうか?

対立、衝突、混乱あるいは停滞といったことが
起きます。

12)それだけにとどまりません。
よくあるのは、グレートマザー(母なるもの)の
否定的側面が、父性の不在の下で、
マイナスの力をふるうことです。

父性の不在と否定的グレートマザーの組み合わせ
によって苦悩しているファミリーや組織、
そして個人は、少なくありません。

いや、河合隼雄さんによると、日本人の心の問題の
ほとんどは、この組み合わせから理解できると
いいます。

13)このセミナーでは、父性とリーダーシップ
について取り組みます。

この2つの、心理療法への影響について学びます。

父性とリーダーシップのプラス面とマイナス面、
あるいは良質な父性やリーダーシップ と、
悪質な父性やリーダーシップについて、
あなたとご一緒に考えます。

あなたは父性やリーダーシップのプラス面
ならびに、マイナス面をイメージできますか?

14)加えて、「サーバント・リーダーシップ
(servant leadership)」および
「フォロワー・リーダーシップ
(follower leadership)」についてもお伝えします。

とても有意義な現代的リーダーシップ論です。

この点についても楽しみにしていてください。

☆このセミナーでは、日本のカウンセリングや
セラピーやコーチングに欠落しがちな、
父性とリーダーシップについて、
具体的な事例を題材に学びます。

父性とリーダーシップを外的・内的に育み実践することは、
日々の暮らしを豊かに暮らす上でも、
不可欠な側面です。

あなたとご一緒に学べる機会を楽しみにしています。

専門家の方および一般の方、初心者の方のご参加を
歓迎いたします。

*当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

*お知り合いの方に、この セミナーをご紹介いただけると幸いです。

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日時:10月27日(日)10:00~17:00
2019年 11月24日(日)
      12月28日(土)29日(日)年末集中セミナー

2020年  1月26日(日)
       2月24日(月・祝)
       3月29日(日)

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、複雑に絡み合う家族という場。
家族システム全体の発達段階も踏まえて理解し、
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1月25日(金)スタート・開催中
毎月第4金曜日19:00~20:50
全10回(2019年10月まで)

※いずれも、USBと資料の形でご購入いただけます。
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