うつの多様性・多次元性とそのアプローチ

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うつの多様性・多次元性とそのアプローチ
10月30日(日)10:00~17:00
*日程が変更になりましたので、ご注意ください。
*当日セミナーにご参加できない方も、USBと資料の形で、セミナー内容をご購入いただけます。
*初心者の方、一般の方のご参加も歓迎いたします。

1)「うつ」の多様性・多次元性をテーマとしたセミナーです。

あなたは、うつと聞くと、どんなことを思い浮かべるでしょうか?

うつを、想像することはできますか?

あなたのまわりの人~ファミリー、友人、知人、同僚~で、
うつを患ったことのある人はいますか?

2)うつは、心療内科、精神科クリニック、心理面接 室に
やってくる人の中で、最も多い訴えです。

にもかかわらず、それについて、包括的に学んでいる心理士は、
とても少ない。

うつについて、基本を押さえているカウンセラーも少ない。

このセミナーでは、うつを体系的に学びます。

整理して、お伝えしますので、うつの基本と全体像を
よく把握することができます。

また、各種異なるうつへの具体的アプローチや介入法を
学ぶことができます。

3)あなたは、うつにはさまざまなものがあるのを
知っていましたか

古典的な大うつ病といわれる、
昭和に多く見られたメランコリー親和型うつ病
(典型的、旧型うつ病)。

それに対して、ここ数年の間NHKが繰り返し放映したことで
知られるようにな り、
今、激増していると言われる非典型的、非定型的な、新型うつ病。

その他、各種病態水準にまつわるうつ病。

すなわち、精神病水準に関するうつ病、
自己愛性パーソナリティ障害水準のうつ病、
境界性パーソナリティ障害水準のうつ病、
神経症水準のうつ病。

それらのどれとも異なる、現代に多く、多くの人の中で
それと知られずに慢性化している軽うつ病。

対象喪失~大切な人、思い出、ペット、若さなどを失うこと~に
よるうつ。

健康で、成熟した心のみに体験可能な抑うつポジションにおける
大人の心のありよう。

その他、たくさんのうつ病、うつ状態があります。

4)このセミナーでは、うつの基本から最先端までをお伝えします。

心 理士やコーチ、ファシリテーター、プロセスワーカー、
ボディワーカー、アドバイザーが知っておかなければならないことに加えて、
医師やファミリーとの協力や連携の仕方、リファーの仕方についても学びます。

理由は、うつは自殺が最も多い心理的疾患・苦悩の1つであり、
医師との関係が不可欠だからです。

また、ファミリーの協力なくしては、うつの人に適切なサポートを
提供できないことが、ままあるためです。

さらに、家族にうつの人がいて、
その人をどうサポートしていいかわからず、
途方に暮れ、無力さにさいなまれている
ファミリーが、少なくないからです。

5)加えて、ユング心理学、元型的心理学の知見から、
中年期以降に患ううつを、
個性化 の過程やたましいの観点から見直します。

それは、医学モデルとは全く違うパースペクティブで、
目から鱗(うろこ)、といった体験をする人も
たくさんいらっしゃると思います。

6)さらに、プロセスワークの観点を駆使して、
当人の主体が同一化しているうつと、
同一化していないうつの違いと危険性に関して、お話します。

私たちがミンデル博士から個人的に、直接学んだことですが、
本人が同一化していないうつは、大変危険で、自殺のリスクがあります。

それは、どういう意味でしょう?

7)同一化していないうつとは、心理学の一般用語でいうと、
解離されたうつで、取り扱いがとても難しい。

そのうつについては、関係療法やファミリーセラピーの 視点を借りて、
取り組んでいくといいのですが、
その具体的方法についても、お話します。

8)うつは、病態的に多次元的であり、多様です。

うつと診断され、長年苦しんでいた人が、
実は双極性障害(躁うつ病)だったということは
少なくありません。

私たちは、うつにもさまざまな面や様相があることを知り、
各種のうつを全体的な観点から整理し、
うつを体系的に理解することが、大事だと考えています。

9)精神科医に参加していただき、
医学の観点からのうつ理解と、投薬についても
お話しいただく予定です。

10)うつについて、かつて河合隼雄氏は、自著で、
心理士がかかわるべきでない疾患と書いていました。

理由の1つは、(繰り返しま すが)自殺が多いためです。

しかし、今日、認知行動療法や対人関係療法をはじめとする、
うつへの心理的関与が始まっています。

このセミナーでは、そうした立場とは違う、
深層心理学、人間性心理学、トランスパーソナル心理学を駆使し、
そこに精神医学や心療内科の知見を加味した
うつの総合的理解と、具体的アプローチをお伝えします。

11)うつを基本から理解したい人、

その最先端に関心がある人、

うつへの具体的関わり方を知りたい人、

うつのファミリーメンバー、友人、知人がいて、
その人たちとどうかかわっていいか、
どうサポートしたらいいか知りたい人、

医師をはじめとする医療関係者との連携の仕方を学びたい人、

医療とは違 う、ユングのセルフや魂の観点からうつを見直す、
ということを知りたい人、

中年期のうつの意味について理解したい人、

対象喪失に対する(新)精神分析について、学びたい人、

うつへの投薬を、医師から学びたい人の、

ご参加をお待ちしています。

*今回のセミナーでは、うつへの体系的理解と具体的取り組みを、
あなたとご一緒に学んでいきます。

*初心者の方、一般の方、プロの方、プロを目指す方の
ご参加をお待ちしています。

*当日セミナーにご参加できない方も、USBと資料の形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

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日時:10月30日(日)10:00~17:00

*日程が変更になり ましたので、ご注意ください。

開場:9:50

会場:都内

講師: 富士見ユキオ
    認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)、
    臨床心理士
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)、
    米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。
    MA(修士)。

   岸原千雅子
    ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師、
    臨床心理士、
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    英国IFA認定アロマセラピスト、
    お茶の水女子大学卒業(文教育学部)。
    修士、
    日本ホリスティック医学協会副会長、
    日本トランスパーソナル学会理事。

参加費:20,000円+消費税(8%)

*USB+資料の形で、遠方の方にも、セミナー内容を販売しています。

お問い合わせ先:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
IPP(Institute of Professional Psychotherapy)
事務局(Administration Office)
Mail:
Fax:03-5570-2860

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《今後のセミナー日程》

・11月23日(水・祝)「強迫神経症を生きる~内なる強迫との取り組み~」
・12月23日(金・祝)24日(土)25日(日)年末集中3日間セミナー「4大関係療法を理解する」