対人援助における微細な感覚を養う〜昏睡状態の人へのアプローチ・コーマワークから学ぶ

定員を超えたためお申し込みは終了しました。当日券もございません。感謝いたします。

image今年度3回目となる学会セミナーは、臨床現場でコーマワークをされているプロセスワーカーの佐野浩子さんをお招きし、コーマワークの講義と演習をお願いしました。コーマ(昏睡)に関わる方だけではなく、広く医療・福祉・教育など、対人援助に関わる仕事をされている方にもぜひ受けていただきたい内容です。30名限定となります。お早めにお申し込みください。

 コーマワークとは、プロセスワークから生まれた昏睡状態の人への心理的アプローチです。相手に呼吸を合わせながら、小さな動き、立てている音などを手掛かりに、微細に相手とチューニングする時、思いもよらないような反応が返ってきたりします。それは時として「奇跡」を生み、亡くなるプロセスにある方との最後のコミュニケーションのツールともなり得るのです。私たちが言葉を介さないレベルでつながり、通じ合うことへの扉を開くものだといえます。このセミナーでは、コーマワークの背景となっている考え方と、講師の実際の体験などを踏まえながら、コーマワークの実際をお伝えし、みなさんにも昏睡状態とコーマワークの実践を体験していただこうと思います。

このセミナーは、ご家族や友人に昏睡状態やそれに近い状態の方、あるいは認知症などの何らかの意識障害の方がいらっしゃる方におすすめいたします。相手とのペーシングやジョイニングのレベルをより細やかなものにし、深い次元での繋がりを構築するために役立つものとして、カウンセラーやコーチ、コンサルタントなど、対人援助の仕事をしている人にもお勧めいたします。

【講師】
佐野浩子(さのひろこ)
認定プロセスワークディプロメイト/臨床心理士/一般社団法人日本プロセスワークセンターセンター長/一般総合病院臨床心理室長
10歳の時身近な人が1ヶ月に3人亡くなり、臨床心理士を目指すこととなる。大学病院小児科、精神科病院等の勤務を経て、現在では一般社団法人日本プロセスワークセンターで代表理事を勤めながら、一般総合病院で昏睡状態の方やそのご家族、病気や事故、死を前にした方々の心理的支援を行っている。

【日時】
2016年7月2日(土)14時〜17時(開場13時45分)

【場所】
江東区亀戸文化センター(6階第1和室)
Google map(https://goo.gl/maps/Jr4ngoWUpCS2

【定員】30名

【参加費】
(事前申込み)会員 3000円 / 一般 5000円
(当日受付) 会員 5000円 / 一般 7000円
*事前申込み金額は6月24日着金までの価格
*当日席のご用意はありません。

【注意事項】
• 一度お支払い頂いた参加費は返金できません。
• 当日は学会記録用に録音録画をいたします。

【申込み】
※受付を終了しました。