最良の臨床家のケースに学ぶ ~コフートの自己心理学と間主観的アプローチから~

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7月26日(日)10:00~17:00

「最良の臨床家のケースに学ぶ
~コフートの自己心理学と間主観的アプローチから~」

※「初心者」、「一般の方」も、大歓迎させていただきます。

*先着順です。

※このセミナーについて、お知り合いの方に、
ホームページ、ブログ、フェイスブック、ツィッター、クチコミなどを通して、
お伝えいただきましたら幸いです。
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今回は、の形で、書かせていただきます。

(1)(Q)今月のマンスリー・セミナーは、
「コフートの自己心理学」と「間主観的アプローチ」が、テーマですね。

その2つの特徴や、その2つにつ いて学ぶメリットを、
聞かせていただけますか?

(A)ハイ。

その2つの心理療法は、
現代日本人の、最大の心理的テーマに、
最も適した心理療法の1つです。

(Q)最も適した?

(A)ハイ、今回学ぶ2つは、現代日本人が抱える
「自己愛(ナルシシズム)」と、ガチンコで取り組める最良のものです。

(Q)現代の日本には、そんなに「自己愛」のテーマが多いのですか?

(A)そうです。6月のセミナーでは、ユングや河合隼雄を取り上げました。
ユング派は、「グレートマザー(大母、母なるもの)」をベースとした心理療法ですが、
グレートマザーの「病理」の典型的なものが、「自己愛」です。

日本人のコミュニケーション・スタイルは、
「察する、慮(おもんばか)る、気づかう」などですが、
それは、「母子間」のやりとりと「相似的」、と言われます。

母子間的コミュニケーションが、
上手く行くと、自我や自己愛の基礎が育成されるのですが、
そうでないと、「自己愛の傷つき」となります。

そうした傷つきが、現代日本人にはとても多い。

自己愛の傷つきは、ほうっておくと、
心の「解離(かいり)」や「スプリッティング(分割排除)」や、
「病的ナルシシズム」や「新型うつ」や「依存症」や「トラウマ」
・・・などの温床になります。

(Q)「新型うつ」や「アルコール依存症 」や「共依存」などとも
関係があるのですか?

(A)ハイ、そう言われています。

「新型うつ」の場合は、医療機関での受診と、
「自己愛の傷つきや、自己愛の発達課題」に向けた心理カウンセリングと、
併用することをお勧めします。

(Q)自己愛に関して、「自己愛憤怒」という言葉を
聞いたことがあるのですが?

(A)「自己愛が傷つく」と、
自分の「プライド、誇り、自尊心、自負心、名誉」が傷つけられた、
と感じる場合が、往々にしてあります。

多くの人は、「自我や自己愛」、≪イコール≫、
「自分」と思っていますので、
自己愛が傷つけられると「憤慨し怒り」ます。

その時、自分のプライド、誇り、自尊心、自負心、名誉を取り戻すためなら、
「自分の命」も惜(お)しくない、と思わせるほどの怒りを、
自己愛憤怒と言います。

(Q)なるほど。コワイですね。

普通の怒りと違うのですね。

(A)ハイ、見境のない怒りになりかねません。

他人だけでなく、自分をも破壊しかねません。

それを防ぐためにも、「自己愛の傷つきの癒し」が必要です。

(Q)それは、「人と人との関係性の中」で生じる?

(A)ハイ、そうです。

「自己愛」や「プライド、誇り、自尊心、自負心、名誉」、
「自己愛の傷つき」、「解離」、「スプリッティング」、
「新型うつ」や「依存症」、「共依存」などの、
ドまん中には、「関係性」があります。

(A)そうした問題は、「関係性」を取り扱わなければ、癒えない、
と いうことですか?

(Q)ハイ、基本そうです。

現代の日本人が苦しんでいる心の苦悩の中核には、
「関係性」があります。

その関係性をまっすぐに見据えて、取り組もうとするのが、
「コフートの自己心理学」と「間主観的アプローチ」です。

(A)プロセスワークには、「関係性チャンネル」があるので、
プロセスワークで、十分に対応可能なのでは?

(Q)イイエ。

現代日本人の心理テーマは、
「自己愛の<深い>傷つき」と関連していますから、
「関係性」を“チャンネルの「1つ」”とする見方では、足りま<せん>。

十分では<ない>のです。

「関係性」を、心理療法の(あえて)『中心』に据える、
という視座が必須です。

他のチャン ネルを、「関係性」に<従属させる>、という形で進めなければ、
「解離」、「スプリッティング」、「病的ナルシシズム」、
「新型うつ」、「依存症」、「トラウマ」・・・などと、
取り組むことはできません。

(Q)関係性は、「鍵」なのですね。

(A)ハイ。関係性は、重い心理的テーマに向けた
心理療法の「前提」であり、扱う「素材、材料」であり、「手段」であり、
「主体、主観」です。

(Q)エッ、「主体、主観」ですか?

(A)ハイ、人では<ない>のに、主体であり、主観です。

それを、「間主体」、「間主観」と言います。

『人間』という漢字は、「人と人の間」と書きます。その漢字からすると、
私たちは、「間の人、間人」、つまり「間主体」 、「間主観」なのです。

(Q)ムズカシそうですね?

なにか、うまく言いくるめられた気がします(笑)。

(A)ハイ、言いくるめたところもあります(笑)。

なぜ難しそうかというと、
私たちは、「関係性」について、
トレーニングや教育を受ける<機会>がなかったからです。

「関係性」は、放っておいても、誰にでも取り扱える、
というものではありません。

関係性には、「トレーニングや教育」が必要です。

(Q)その機会が、今回のセミナーなのですね。

(A)おっしゃるとおりです。

トレーニングを積んで、「ちょっとしたコツ」をつかむと、
あなたにも、よりよく取り扱えるようになりますよ。

本来、人間、誰にでも備わっている能力ですか ら。

(Q)私にもよりよく扱えるようになるのですか?

(A)もちろんです!

(Q)「関係性」を中心に置いた心理療法は、確か、「関係療法」?

(A)ハイ、「関係療法」です。

「解離」、「スプリッティング」、「病的ナルシシズム」、「新型うつ」、
「依存症」、日本における「DV」などは、
「関係療法の観点」なしには、たちうちできません。

古典的ユング派は、
自己愛(ナルシシズム)の源泉であるグレートマザーに
(せっかく)着目したにもかかわらず、
「関係性」への「専門的視座」がない(弱い)ために、
「自己愛の病理や傷つき」を、基本、取り扱えません。

古典的精神分析、一般的プロセスワークも、同じです。

それらは、「関係療法」でな く、
「<一者>心理学(one-person psychology)」です。

一者心理学に足りない点を補完し、
心理療法を、1歩前進させたのが、関係療法です。

(Q)今回は、その中の、「自己心理学」と「間主観的心理学」を取り上げる?

(A)ハイ。「間主観的アプローチ」は、
コフートの「自己心理学」から発展し、批判的に乗り越え、
「関係性」を徹底化しています。

(Q)セミナーで使う「ケース(事例、症例)」を読ませていただいたのですが、
「間主観」や「間主体」といった「関係性」は、
魔法であり、神秘であり、奇跡ですね!

(A)同感です。

人と人の「つながり」、「縁」、「関係」は、私たちの意図を超えた
「トランスパーソナルなもの(一者心理学を超えるもの)」です。

私たちがお伝えする関係 療法は、
「正統派」の間主観、間主体という見方に、

従来の「一者心理学の無意識」、
さらには、ユングやミンデルの「共時性」を加味しますので、

心理療法の中身は、よりいっそう想定外で不可思議な、
しかし、癒しをしっかりと後押しできる内容のものとなっています。

(Q)「一者心理学の無意識」も活かされるのですか?

(A)ええ、「関係療法」は、技術やテクニックと言うより、
「関係」という『視座』に関するものです。

この新しい「視点」を学ぶと、
今まで学んできたさまざまな一者心理学のスキルが、
「関係性」という『見方』の<下>に、生き返ります。
力を蘇(よみがえ)らせることができます。

(Q)従来学んだこと、いろいろなテクニック をムダにしない?

(A)ハイ。

(Q)エコロジカルですね!

(A)それを意図しています。

押し入れや倉庫にしまいこんでいた従来のテクニックを、
「解離」、「病的ナルシシズム」、「新型うつ」、「依存症」、「トラウマ」などと
取り組むために、再活用できるようになります。

(Q)セミナーに参加したくなりました。

(A)是非いらしてください。
大歓迎です!

*このセミナーでは、最良のセラピーの1つである
「コフートの自己心理学」と「間主観的アプローチ」の「ケース」から、
『関係療法』の「エッセンス」を学びます。

専門家だけでなく、一般の方、初心者の方のご参加を、大歓迎いたします。

※このセミナーについて、お知り合いの方に、
ホームページ、ブログ、フェイスブック、ツィッター、クチコミなどを通して、
お伝えいただきましたら幸いです。

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日時: 7 月26日(日)10:00~17:00

開場:9:50

会場:都内
*先着順です。
ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。

講師:富士見ユキオ
    認定プロセスワーカー、
    トランスパーソナル&ホリスティック上級心理カウンセラー、
    臨床心理士
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員

    岸原千雅子
    ミンデル夫妻認定プ ロセスワークのセカンド・トレーニング教師、
    トランスパーソナル&ホリスティック上級 心理カウンセラー、
    臨床心理士、
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    英国IFA認定アロマセラピスト

参加費:20,000円+消費税(8%)

お問い合わせ先:赤坂リレーショナルセラピー(ART)・インスティテュート
(プロセスワーク研究会)
FAX:03-5570-2860
E-mail: