共時性とコンステレーションとアウェアネス ~プロセスワークのエッセンスと神秘~
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2015年1/12(月、祝)
<プロセスワークのエッセンスに関わるセミナーを、
新年にあたって開催します!>
2015年1/12(月、祝)
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<プロセスワークのエッセンスに関わるセミナーを、
新年にあたって開催します!>
第3弾、「共時性とコンステレーションとアウェアネス
~プロセスワークのエッセンスと神秘~」
先着順です。
1)共時性やコンステレーションは、『時』に関わる視座です。
日本語には、「時」を『主体/主語』とした言葉がたくさんあります。
たとえば「時熟」。
それは、禅の世界から来た言葉で、「時には熟するタイミングがある」、という意味です。
果物が熟すると言うのならわかるのですが、
時が熟する/機が熟するとは、不思議な言い方です。
ところで、哲学者のM.ハイデガーも「時熟( Zeitigen )」という言葉を使っています。
西洋にも、同様の言い回しがあるのですね。
時熟は、(人間にではなく)「時」の方に主体性/主導権があることを意味します。
共時性やコンステレーションやコンフィギュレーションも、
「時」と同様、
(私たち人間/自我の側でなく)
そちら側に主体性/主導権があるとする見方/視座/観点です。
その点が体験的にわかるかどうか、
それが、共時性やコンステレーション理解/活用の肝(きも)です。
2)「啐啄同時(そったくどうじ)」も、禅の言葉で、
それは、「何かをするのに絶好のタイミング」を意味します。
啐啄同時は、野口整体の創始者、野口晴哉さんが好んで用いました。
「啐(ソツ)」は、口+卒(サイ)からできた形声文字です。
意味は①おどろく、②呼ぶ、③子供をあやす声、 ④なめる、などです。
仏教で「啐」は、卵の内側から雛が声を発して殻から抜け出ることを告げる、という意味です。
「啄(タク)」は、口+豕(タク)からできた形声文字です。
意味は①ついばむ②たたく、です。
仏教で「啄」は、親鳥が殻をつついて雛の出るのを助けることを意味します。
啐啄同時は、卵の「内側」から雛が声を発して殻から抜け出るその瞬間に、
卵の「外側」から親鳥が殻をつついて雛の出るのを助けること、
その「同時性」を言います。
柿の実が熟して一番おいしい食べごろに、カラスが柿の実をかっさらっていく(笑)、
その瞬間(all at once)/タイミングが、同時性です。
3)それは、時熟と同じです。
似た言葉に、「時が満ちる」や「潮時」などもあります。
柿の実は自然なままにしておけば、『時に従えば』、熟しておいしくなるのですが、
時の流れ/タイミングに沿うことが出きず、
待ち過ぎてカラスに横取りされてしまったり、
まだ熟す前に取ると渋すぎたり、ということがあります。
『待つ』ことができないのです。
あるいは、待ち『過ぎ』でしまうのです。
人間は、時/タイミングを尊重/見定められず、
(代わりに)時/タイミングをコントロール/操作しようとします。
コントロール/マニピュレイト(manipulate)/操作したいのは、
心理療法的には『自我』ですが、
心理療法の世界には、自我が/でコントロールして、
クライアントの人を良くしようとするものに満ち溢れています。
そうしたタイプの心理カウンセリングやコーチングやファシリテーションは、
「表面」的問題解決に役立ちます。
4)それらと真逆にあるのが、「タオの心理療法」
つまりプロセスワークであり、ユング派の心理療法です。
それは、深層に根差す「深い」問題に有益です。
タオの心理療法は、時/タイミングをコントロールするのではなく、
時熟を尊重します。自然に従います。
ミンデルの『うしろ向きに馬に乗る』(春秋社)には、
プロセスワークにとって、1番大事なのは
タイミングを見極め、それに従うことであると述べられています。
その技術の1つが、共時性を見ることができる/わかるようになること、
コンステレーションを読めるようになることです。
5)それには、自分が「時」の「外側」に立って、
あたかも科学者のように「時」をマニピュレイト/操作できるとい「「錯覚」を<手放し>、
自分/自我/人間が、
『時』の1部/部分であり、『時の内側』に居るという仮説/視座を
受け入れること、
その仮説/視座が身を持ってわかることです。
『時の内側』に居るとなると、先ず、すべきこと/できることは、
『時』が自分/自我/人間よりも偉大であることを受け入れ、
『時』に頭を垂れ、その心的事実に対して謙虚になること
(そうなる/できるためには、
私たちは、「心理学的成熟」を遂げていなければなりません。
お子ちゃまは、傲慢です)、
次に、『時の内側』で、静かに瞑想することです。
その瞑想は、
このセミナーのタイトルの1部である「アウェアネス(気づき/自覚)」のこと、
あるいは、ミンデルのセラピー姿勢、
「火の中で座る/瞑想する(sitting in the fire)」のことを指します
(詳しくはセミナーでお話しします)。
6)その瞑想姿勢からすると、
『時』が、『運命』とほぼ同じ意味であることが直観されるかも知れません。
承知の通り、共時性やコンステレーションは、「運命」に向けたツール/視座でもあります。
また、今回書いたことは、ユングやミンデルが最も好むタオイスト、
「レインメーカー(rain maker、雨降らし男)」のお話しを思い起こさせるかもしれません。
(レインメイカーについては、セミナーで取り上げます)
*今回のセミナーでは、
「共時性とコンステレーションとアウェアネス」に関する
入門から最先端までを学びます。
このテーマにご関心のあるみなさま、
興味関心はあるものの今一つ今回のテーマが理解できていなかった人、
共時性およびコンステレーションの見方/考え方を、
実践で活かしたいセラピスト、コーチ、コンサルタント、アドバイザーの人の
ご参加をお待ちしています。
「初心者」、「一般の方」も、大歓迎させていただきます。
*******************************************************
日時: 2015年1/12( 月、祝)10:00~17:00
開場:各日とも、9:50
会場:都内赤坂、富士見心理面接室:先着順です!
(会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)
講師:富士見ユキオ
認定プロセスワーカー、
トランスパーソナル&ホリスティック上級心理カウンセラー、
臨床心理士
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
交渉アナリスト2級&交渉ナリスト補、
相続アドバイザー協議会認定会員
岸原千雅子
ミンデル夫妻認 定プ ロセスワー クのセカンド・トレーニング教師、
トランスパーソナル&ホリスティック上級 心理カウンセラー、
臨床心理士、
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
交渉アナリスト2級&交渉ナリスト補、
相続アドバイザー協議会認定会員、
英国IFA認定アロマセラピスト
参加費:20,000円+消費税(8%)
*先着順です。
お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
I-mail:
URL:http://www.fujimi.in/
第1弾、「共時性とコンステレーションとアウェアネス
~プロセスワークのエッセンスと神秘~」
先着順です。
1)「共時性とコンステレーション」の考え方/見方は、
ユング心理学およびプロセスワークの「核/神秘」です。
「共時性とコンステレーション」がわかるかどうかが、
ユング心理学ならびにプロセスワークの臨床実践が
できるかどうかの「鍵」です。
それは、現象/出来事/事象/プロセスの
「神秘/奇跡/秘密/不可思議/想定外」を明らかにします。
私たちの
「<ホリスティック&トランスパーソナル>
セラピスト/コーチ/ファシリテーター養成プログラム」では、
今回のセミナーを必須としています。
それは、真に実践的/実用的な心理セラピーの実践には、
神秘主義的心理療法やトランスパーソナ理心理療法の
「ど真ん中」にある
共時性とコンステレーションの理解を不可欠と考えるからです。
3)共時性とコンステレ―ションの視座は、
想定外の、ありえない重篤なプロセスや、解き難い心身問題への
有益なアプローチを可能にします。
他のアプローチでお手上げになっった、
関わりようのないプロセスへの道筋を明らかにしてくれます。
4)理由は、他のアプローチのほとんどが、
心の傷を、<原因と結果から考 える「因果論」>に基づいているのに対し、
今回みなさまと取り組むアプローチが、『共時論』に根差しているからです。
因果論で行き詰ったプロセスを、共時論で捉え返すからです。
私たちは、「モノ」と「心」は、違うと考えます。
モノの修繕には、「因果論」、「要素還元論」、「論理性」が適切。
一方、心は、モノとは違い、
主観と間主観と、無意識から出来ていますから、
因果論、要素還元論、論理性は不適切で、機能しない場合がしばしばです。
心には、「共時論」が機能します。
5)共時性(あるいは同時性と言われることもあります)は、
ある個人の内的プロセスと、外的現象/出来事の
奇妙な/想定外の/不可思議な意味のある偶然の一致を指し ます。
その見方は、個人だけでなく、家族やビジネスの見方/理解の仕方にも
大変有益です。
しかし、共時性は、生半可に学んで利用しようとすると、
オカルト/えせ科学/魔術的因果論/スピ系などに
陥ってしまいかねませんので、注意が必要です。
6)コンステレーションは、ユング心理学の独特な見方なのですが、
「易経」に、多大な影響を受けています。
それは、ある人/家族/企業(の問題)の背景に宿る
「時空を超えたある星座のような深層のパターン」を指します。
コンステレーションは、英語で”constellation”で、
それは、”con(一緒に/共に)”+”stella(星々)
(=星々が一緒にいっぱいある)、
つまり「星座/星辰」です。
心理学では、「布 置(ふち)」と訳されます。
ユング心理学は、『心理/心の次元』に「布置/星座」を読むことを試みます。
7)一つ一つの星では、単なる星。
しかし、星々/星の集まりに、あるパターン/「ご縁」が見えてくると、
それは、射手座に見えたり、双子座に見えたりしてくる。
同じように、一つ一つの内面の出来事や、外界の事象や現象は、
単にバラバラな、それぞれ無関係な(まるで)パズルのピースの様。
しかし、そうした一見バラバラなピースに、
関係性/つながり/ご縁/全体像を
見る/見抜く/見通すのが、コンステレーション/共時論の視座です。
それは、外的な現象と、内的なプロセスの両方を取り入れて/鑑みながら、
バラバラのピースの背景に、「心 の全体像/心の深層パターン/心の星座」を
見抜くアプローチです。
コンステレーションの視点は、さまざまな出来事
~一見、無意味で些末な事象/プロセスを含んだ~を、
まとめあげてくれます。
8)それは、個人、家族、組織、企業の
危機的状況/極限状態/バラバラ粉々状態に役立ちます。
9)ユングの共時性の有名な例に、
まじめで論理性に凝り固まったある女性クライアントとの
カウンセリングの一場面があります。
彼女は、ある晩見た
「黄金の神聖なコガネムシを与えられる」という夢を、ユングに語りました。
すると「同時」に、
面接室の後ろの窓ガラスに、何かがぶつかる音が聞こえました。
ユングが窓を開けると、入ってきたのが、
「神聖な コガネムシ(スカラべ)」に近い「スカロイド(コガネムシ)」でした。
それを指摘された女性は、いい意味で深く驚き/ショックを受けました。
内的プロセス(である夢に見た「神聖なコガネムシ(スカラべ)」)と、
外的現実に登場した「スカロイド」とが、共鳴し合っ(てしまっ)たからです。
この不可思議な、非/超合理的出来事を契機に 、
女性の頑なな合理性は緩和され、彼女の症状は、快方に向かいました。
エジプト神話によると、スカラベは「死と再生」の象徴です。
女性は、心理的次元での死と再誕生を経験したのでした。
(共時性に関心のある人には、
ユングと、ノーベル賞物理学賞をとったパウリとの共著、
『自然現象と心の構造―非因果的連関の原理』(海鳴社)がお勧めです)
10)コンステレーションに酷似した見方に、
ほとんど知られていませんが、
ウルフレッド・ビオンの「コンフィギュレーション(configuration)」があります。
(注:”configuration”は、「配置、配列、星位、星座」と訳されますが、
語源的には、”con”(一緒に/共に)+”figure”(フィギュア)
=(フィギュアたち/イメージたちがいっぱい一緒に居る)、
(あるいは「、一緒に/共に+”figure”=”form,shape”/形作る」
という意味です)
今回、共時性/コンステレーションのセミナーとしては、
コンフィギュレーションについて、初めてご紹介します。
ユングのコンステレーションも、
ビオンのコンフィギュレーションも、共に「星座」の意味です。
精神病圏に携わった巨頭の2人が、
共に、「星座」を心のメタファーとしたことは、驚きです!
11)コンフィギュレーションは、
ユングのコンステレーションが、ともすれば見落と しがちな、
「セラピスト/コーチ/ファシリテーター」と「クライアント/パティシパント」の
関係(内)に生じる「コンステレーション」に、
(ユング心理学以上に)配慮します。
それは、セラピストが、セラピストークライアント関係の中に入り込んで、
その内側からも、「布置/星座」を読もうとする試みです。
それは大変高度な技ですが、コンフィギュレーションの観点を取り入れることで、
共時性/コンステレーションの見方は、より臨床的/実務・実践的になります。
そうした点にこのセミナーでは、じっくりと取り組みます。
*今回のセミナーでは、
「共時性とコンステレーションとアウェアネス」に関する
入門から最先端までを学びます。
このテー マにご関心のあるみなさま、
興味関心はあるものの今一つ今回のテーマが理解できていなかった人、
共時性およびコンステレーションの見方/考え方を、
実践で活かしたいセラピスト、コーチ、コンサルタント、アドバイザーの人の
ご参加をお待ちしています。
「初心者」、「一般の方」も、大歓迎させていただきます。
*******************************************************
日時: 2015年1/12( 月、祝)10:00~17:00
開場:各日とも、9:50
会場:都内赤坂、富士見心理面接室:先着順です!
(会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)
講師:富士見ユキオ
認定プロセスワーカー、
トランスパーソナル&ホリスティック上級心理カウンセラー、
臨床心理士
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
交渉アナリスト2級&交渉ナリスト補、
相続アドバイザー協議会認定会員
岸原千雅子
ミンデル夫妻認 定プ ロセスワー クのセカンド・トレーニング教師、
トランスパーソナル&ホリスティック上級 心理カウンセラー、
臨床心理士、
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
交渉アナリスト2級&交渉ナリスト補、
相続アドバイザー協議会認定会員、
英国IFA認定アロマセラピスト
参加費:20,000円+消費税(8%)
*先着順です。
お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
I-mail:
URL:http://www.fujimi.in/