臨床神秘主義的心理セラピー入門~「内面作り/内面指向」の実践~

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5/23(金)開始! 新・連続講座

臨床神秘主義的心理セラピー入門~「内面作り/内面指向」の実践~

毎回、19:00~20:50、
毎月第4金曜日、月1回、全10回

先着順です。1日のみのご参加も、可能です。

(1)「臨床神秘主義的心理セラピー入門」講座のお知らせです。

神秘主義的心理セラピーは、
「内面/内界/内的世界」指向です。

「外的な日常的世界(CR)」と、「内界」とを、区別し、
「内面」に、目を向けます。

(2)それは、「神秘主義」と銘打(めいう)っていますが、
「内界」指向であるのは、

「外的現実」とは異なる『心(内)的現実』、
ということを心理セラピストとして初めて言った
フ ロイトの伝統的精神分析、

「対象関係=内的な関係性/内的関係イメージ」を扱う
対象関係論のような新しい精神分析、

ユング心理学の古典派や元型派など、

「深層心理学」においては、王道です。

(3)そこが、主に外面を扱う、
認知行動療法や対人関係療法や
コーチングやファシリテーションとの、大きな違いです。

それらは、CRまたは、外的/日常的現実での、
具体的な行動/行為を見て、クライアントを応援していきます。

(4)上の(2)と(3)の2種類は、両方とも大事です。
また、「内面」「内界」に目を向けるコーチングやファシリテーションも
当然、必要とされることでしょう。

(5)内面指向であるには、それ相 応の職人技が不可欠です。

それには、時間をかけたトレーニングが欠かせません。

“Art(アート)”は、「芸術」と訳されることもあれば、
何と、それとは正反対の、「技術」と訳されることもあります。

「内面指向」の、「神秘主義的心理療法」を行うには、
“Artisan(Art+isan、職人/職工/技工的)”な『技術』と、
“Artist(Art+ist、芸術家)”としての『芸術性』の、
両方が、不可欠です。

(6)プロセスワークでは、
「第1のトレーニング」によって身につく「ハードスキル(技術)」と、
「第2のトレーニング」により磨かれる「ソフトスキル(芸術性)と、
2段階のトレーニング行いますが、それらは、
「技術(スキル/テクニック)」と、
「芸 術性」を身に着けるのに、とても有益です。

(7)「内面」に向けた「神秘主義的心理療法」には、
『アート=技と芸=技芸』
としてのものでなければ、なりません。

(8)内面指向であるには
~この点が最も重要で、この講座で繰り返し試みていくのは~
『内的空間』を、いかに作(れ)るかです。

これができると、「良質なプロセスワーク」が可能になりますし、
「神秘主義的心理セラピー」を、実践できます。

(9)そこでのキーポイントは、『切断力』です。

『内』を『外』から切り分ける
『切断力』がなければ、『内的空間』は、絶対にできません。

(10)ジェームズ・ヒルマンは、
「ソウル・メイキング(soul making)、魂作り」を、
ユング心理学元型派の中心に据えました。

一方、この講座で行うのは、
「インナー・スペース・メイキング(inner space making)」、
「インナー・ワールド・メイキング(inner world making)」、
つまり『内的空間/内的世界作り』です。

それなくしては、「魂作り」は、あり得ませんし、
場合によっては、トランスパーソナル心理療法の言う
「スピリチュアル・エマージェンシー(精神&霊的危機状態)」を、
患いかねません。

(11)「内的空間」がない/「内的世界」を持っていないと、

ユング心理学、元型的心理学、
伝統的精神分析、対象関係論、

そして、何よりも、「神秘主義的心理セラピー」が、
(まったく)わかりません。

よく、ユング心理学や精神分析がわからない、という人がいますが、
その理由の一つは、
こころの中に「内的空間」がない/を持っていない/
持てていないからです。

こころが、平板 (フラット)で、「ベタ」だからです。

理由は、こころがまだ未成熟/未発達だからです。

こころを成長、成熟させましょう。
「インナー(内的)ワーク」や「夢分析」が、とても楽しく豊かになります。

(12)「内的な世界」
~それは立体/3次元的、いや4次元的な内面の世界~を
持てるようになるには、
(繰り返しますが)「こころの発達/成長/成熟」が必要です。

ユング派の人は、「発達心理学」が嫌いですが、
こころが「内界」を持てるまでに成長していないと、
「象徴」や「メタファー」がわからず、

ヒルマンがよく批判する「文字通り/字句主義/ベタ主義(literalism)」が
はびこることになります。

が、それを解消するに は、発達心理学が欠かせません。
トランスパーソナル心理学は、基本的に、発達/成長心理学ですので、
「内面作り」の基本となる心理学の一つです。

(13)「内面」を指向する神秘主義的心理セラピーは、
「内的空間」を、前提としますが、
そのためには『切断力』が不可欠です。

河合隼雄さんは、「魂にメスはいらない」と言いましたが、
「内的な神秘主義的セラピー」を実践するには、『メス』は、
絶対に必要です。

(注、「メス」と言っても、外科医が持つ「物理的メス」ではありません。
『心(内)的なメス』です)

(14)「次元ごと」にメスを入れることを、プロセスワークでは、
『フレーミング(framing)、フレーム作り』の端緒としてい ます。

が、魂に『メスを入れる/切断』
するにはどうしたらいいでしょう/するとは何を意味するのでしょう?

(15)この講座では、魂に対する『メスの使い方/切断の仕方』を
繰り返し学びます。

「神秘主義的心理療法」/成熟した/大人のサイコセラピーには、
そのトレーニングは、不可欠です。

(16)『切断』と『フレーミング/枠作り』ができると、
『安心、安全で安定した自由な内的空間』を
作れるようになります。

(17)「内的空間」は、『実体的』でなければなりません。

そうした実体的内面空間を、禅仏教は「魔境」と言い嫌います。

一方、密教やスーフィズムなどは、それを有効活用します。

(18)「 内的空間」を提供できると、
心理療法が、とても「微細/精妙/細やか」であるにもかかわらず
「力強くしなやか」で、また「確かで/堅実感や臨在感」のある
豊かでより充足的なものになります。

心理セラピーが、、極上の内的味わいを持ったプレミアムな
ものとなります。

そうした、「神秘主義的心理セラピー」を指向した連続講座を提供させて
いただきます。

(19)テキストとしては、J,ヒルマン、プラトン=ソクラテス、
K,ウイルバー、井筒俊彦、高橋巌、老荘といった
神秘主義になくてはならない最良のものを用います。

(20)最後に、「神秘主義的心理セラピー」が、
『臨床的』となるには、何が必要か、
その工夫と実践についても 、学びます。

*深みと充実感のある、大人の/成熟した心理セラピーに
ご関心のある方、
神秘主義の現代での活かし方を模索している方、
トランスパーソナル心理学を『臨床』的に実践したい方、
『プレミアムで極上の、オンリーワンの心理療法』を
探求しているみなさま
~一般の方、初心者の方、専門家の方~のご参加を
お待ちしています。

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日時:5/23(金)開始!

毎月第4金曜日、月1回、全10回
        
   毎回:17:00~19:50、全10回      
   

会場:都内赤坂、富士見心理面接室:先着順です!
    (会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
     ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)

講師:富士見ユキオ
(認定プロセスワーカー、臨床ホリスティック&トランスパーソナル心理カウンセラー、開業心理療法家、臨床心理士)

岸原千雅子
(アーニー・ミンデル&エイミー・ミンデル認定のセカンド・トレーニング教師、臨床ホリスティック&トランスパーソナル心理カウンセラー、臨床心理士、IFA認定アロマセラピスト)

参加費:連続講座のご参加が初めての方、98、000円+消費税(8%)

     2回目の方、95,000円+消費税

     3回目の方、92、,000円+消費税  
    
     5回目以上の方、89,000円+消費税

お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in