夫婦療法と、子どもと家族のプロセスワーク・セミナー
5/27(日)10:00~17:00
「夫婦療法と、子どもと家族のプロセスワーク・セミナー」
今回のセミナーは、夫婦療法と、子どもと家族の全体性を、
プロセスワークの家族療法の立場から学びます。
1)今日、夫婦療法や家族療法の必要性がますます高まっているにも
関わらず、これら二つのセラピーは、日本ではあまり浸透していません。
理由の一つは、精神分析、ユング派心理学、ロジャース派のカウンセリング、
認知行動療法、コーチングなどのどれもが、「個人」のサポートを中心とした
「一人心理学」だからです。
ミンデルが、ユング派と袂を分かつきっかけの一つとなったのが、
当時のユング派がほとんど行っていなかった「夫婦療法」や「家族療法」を
積極的に行ったことでした(今日のユング派も、依然として以上の二療法には
消極的です)。
2)ミンデルは、『人間関係における未知なるもの』(日本教文社刊)で書いています。
例えば、夫婦関係について、妻あるいは夫「個人」とのプロセスワークを行って、
結果、妻ないしは夫に喜ばれたとしても、
もしそれが、「個人」を中心としたプロセスワークであると、
結果として、「ユニット」としての「夫婦(関係)」(夫婦としての全体性)にとって、
破壊的になりかねない(負の副作用をもたらしかねない)、と。
ミンデルは、ユング派分析家になった当初、夫婦問題を取り上げて、
分析が上手くいって、「個々人」のクライアントに大変喜ばれたのだが、
「離婚に至る結果が続いたことがあった」と述べています。
そして、それは、それまで自分が暗黙裡によって立っていたパラダイム、
すなわち「一人/個人パラダイム」を問い直すきっかけになった、と。
3)プロセスワークの夫婦療法、家族療法は、
それまでのユング派心理療法パラダイムや、初期のプロセスワークを
刷新したところから始まりました。
それは、インナーワークや個人療法と、その後生まれたワールドワークとの
「転換点」、「結実点」に位置します。
4)この両療法は、プロセスワークの中でも、最も臨床的色合いの高いものです。
今回は、そうしたプロセスワークの夫婦療法と家族療法について
体験的に学びます。
5)また、心理療法、コーチング、ファシリテーションを
「ユニット」や「フィールド(場)」として捉えるところから
「子ども」や「子どもロール」にも着目し、
「『IP(患者と仮定された人)』としての子ども」や、
「『ゴーストロール』としての子ども」についても、
取り上げて、具体的取り組みを紹介します。
*プロセスワークの夫婦・家族療法に関心のあるみなさまのご参加を、
お待ちします。
このテーマの初心者の方も、大歓迎させていただきます。
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日時: 5月27日(日) 10:00~17:00(9:50開場)
講師:富士見ユキオ
会場:都 内
参加費:21,000円(税込)
(セミナー当日、お支払いください)
お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in