ゴールデンウイーク・プロセスワークセミナー 「病態水準と臨床的プロセスワークの基礎」

*JTA関係のセミナー情報です。申し込み・お問い合わせは各主催にご連絡ください。

4/29(日)、30(月・祝)10:00~17:00
ゴールデンウイーク・プロセスワークセミナー
「病態水準と臨床的プロセスワークの基礎」セミナー

1)今回のセミナーでは、2つのテーマを中心に学びます。

1つは、「病態水準」あるいは「健康次元」について。

2つは、病態水準を活かすための「臨床的プロセスワークの基礎」について。

2)病態水準について学ぶことは、臨床的プロセスワークだけでなく、
あらうる心理療法、カウンセリング、コーチング、コンサルティングの基本です。

なぜかというと、たとえば、「神経症水準」には、
ブレークスルー的アプローチが有益である一方、

「精神病水準」には、ブレークスルーは、禁忌で、
ブレークスルーと真反対の、
「カバーリング(蓋をする)」的アプローチが不可欠だからです。

3)つまり、どの病態水準にも有効な
心理療法、カウンセリング、コーチング、コンサルティングはないのです。

完全無欠の、万能的心理療法の流派はありません。

ですので、病態水準ごとに、一つひとつ粘り強く学ぶ必要があります。

それには、病態水準ごとにアプローチを変えるごとができる柔軟性が
求められます。

4)ユング派のJ.ヒルマンは、フロイトの精神分析は「神経症」(水準)から生まれ、
ユングの分析心理学は「精神病」(水準)から、そして、ヒルマンが創始した
元型的心理学(魂の心理学)は、「うつ病」(水準)から作られた、と述べています。

みなさんが依拠している心理療法、コーチング、コンサルティングは、
どの病態水準から生まれ出たのでしょうか?

カウンセリング、ゲシュタルト療法、フォーカシング、サイコドラマ、
家族療法・・・は、神経症水準から、パーソナリティ水準から、
あるいは精神病水準から、作られたのでしょうか?

そういった点についても、このセミナーで考察しましょう。

5)上記に加えて、今回は、久しぶりに、プロセスワークの基礎についても
学びます。

しかし、ここで言うプロセスワークの基本は、あくまで各現場(各コンテキスト)に
根付いた「臨床的プロセスワーク」の基礎です。

臨床的プロセスワークは、たとえば「エッジ」は、

単に(A)越えられるべきものでも、
(B)1種類しかないものでもなく、

(A’)守り、防衛、防波堤でもあり、
(B’)時には「抑圧」、時には「スプリッティング」、時には「棚上げ」で
あったりします(つまり何種類もの異なるエッジがあるのです)。

臨床的プロセスワークは、エッジをも、多水準的(多次元的)、
レインボー的(虹的)に捉えているのです。

ですので、病態水準についての学びは、多次元性とディープ・デモクラシーを
指向するプロセスワークの王道です。

そして、今回のトレーニングは、みなさんの臨床を、多次元的で
(深みや厚みがあって)、より豊かにしてくれることでしょう。

6)そうした形で、1,2次プロセス、チャンネル、その他のプロセスワークの
基本概念について、取り組みます。

*今回のセミナーでは、病態水準と臨床的プロセスワークの基礎について、
体験的に学びます。

このテーマに関心のあるみなさまのご参加を、お待ちしています。

初心者の方も、大歓迎させていただきます。

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日時: 4月29日(日)、30日(月・祝) 10:00~17:00(9:50開場)

講師:富士見ユキオ

会場:都 内

参加費:
一日参加は、21,000円
二日間の参加は、40,000円(2,000円の割引)

(セミナー当日、お支払いください)

お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
  FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in