当学会会長 諸富からのメッセージ 2010年1月
みなさんの「たましい」が満たされますように
あけましておめでとうございます!
みなさんは、新年のおまいりには、いかれましたか?
私も、大晦日のさいたまスーパーアリーナで疲れ切ったからだを元旦は、夕方4時にようやくベッドからおこして、東京で三社参りを昨日いたしました。その後、なんだかマリア様を近くで感じたくて、ある教会のミサにも足を運びました。
みなさんは、どんなことをお祈りされたでしょうか。
私がお祈りしたのは、次の二つのことです。
まず一つは「今年も1年、私に与えられたミッション(使命)をすこしでも果たせますように。神さまが、私に語りかけてくださっている、その静かな呼び声(サイレント・コーリング)を、少しでもきちんと聴き取って、日々の生活にいかせますように。もし何か、私が間違った道を歩んでいるときには、何かのサインを送ってくださいませ」。私が、いつも神さまとの対話で口にしている言葉です。
どんな人の、どんな人生にも、意味があります。一人ひとりの人間のたましいには、見えないミッション(使命)が刻印されていて、それが日々の出来事との取り組みの中で浮上し、形をなしてくるのが人生です。
ほんとうのスピリチュアル・カウンセリングとは、一人ひとりが自分の内面の奥、深くに入っていき、そこで「私の人生に与えられたミッションとは何か」「私の今の生き方が、ほんとうに、そのミッションにつながる道にかなっているかどうか。違っているとすれば、どうすればいいのか」を自分自身に問うていき、人生の軌道修正をはかっていくお手伝いをしていくことだと私は考えています。
お一人、お一人が、単に、浅薄な意味で「幸せ」になってほしいのではなく、「たましいの次元」で満たされた生き方、たとえ絶えず逆境にあっても「これが私の私らしい生き方だ」という、深いところでの確信を抱ける人生を見つけていってほしい、というのが私の願いです。
私のカウンセリングや、著作や、気づきと学びの心理学研究会(アウエアネス)のワークショップで、私がお伝えしていきたいと思っていること、すなわち、私のライフワークは、この「たましいの次元の幸福」、「たましいの自己実現」のサポートです。
そしてその最善の方法の一つが、ほんものの傾聴であり、フォーカシングであり、プロセスワークをはじめとしたトランスパーソナル心理学だと私は思っているのです。
そしてもう一つ、私がお祈りしたことは「私にとって大切な出会いを、こころをこめて大切にできますように。大切な人とのつながりを、こころをこめて、大切にできますように。もし突然、人生の終わりのときがきても、後悔しないように、大切な人と、きちんとつながっていることができますように」
昨年の末に、富山で教育カウンセラーの研修会があり、そこでほかの先生方と飲んだとき、話題に出たのが、「私たちの仲間で、同世代で、もう亡くなった方が、けっこういるよな」という話でした。ほんとうに、無念、残念です。
私自身も、あまりからだが強いとは言えないほうですので、ひとごととは思えません。しかも、ここ10年くらい、仕事が忙しいのにかまけて、食事は不規則、運動もほとんどしていません。もちろん私だって、まさか今年・・・なんてことは夢にも思っていません。まだまだ四十代半ばですし、したいことは、山ほどあります。けれど、その「もしや」が突然やってくるのが、人生です。四十代半ばや、五十そこそこで亡くなっていった仲間は決して少なくないのです。そして万が一、その「もしや」がやってきたときに、いちばん後悔するかもしれないなと思ったのが・・・「人とのふれあい」ということでした。「もし死が当然やってきて、そのとき、人生でとても大切な人と、きちんとつながれていなかったら、後悔のあまり、死ぬに死ねきれないな・・・」ということでした。
「大切な人とのつながりをこころをこめて大切にする。いつこの人生が終わっても悔いが残らないように・・・」これが私の今年一番のテーマかもしれません。
このメッセージをお読みになってくださった方、お一人おひとりが、私にとって「大切な方」です。どうぞ、今年も1年、どうぞよろしくお願いいたします。
そしてもう一つ、健康管理は自己責任。運動不足を解消しなくては・・・と思い、最初は近くのフィットネスジムにでも通おうかと思いましたが、現実には仕事はすごく忙しいし、書きたい本もある。ふつうのジムでは結局、すぐに足を運ばなくなってしまうと思いました。
そこで・・・多少、家からも遠いし、内容的にもリスキーですが、「私の大好きなあのスポーツ」のジムに通ってみようと思い立ち、昨日、入会申し込みのメールを出しました。年末にもちょっと気になり、見学に一度行きましたが、クリスマスイブの日だったせいか、元世界王者クラスとか、元UWFの方しかジムにおらず、すごい迫力に怖気づきましたが・・・3日坊主覚悟で、やってみようと思います。
ちょっと自信ありませんが・・・「今しか、できないことをやってみよう!」ってな感じです。もちろん、ミッションの実現に向けて、心理学のほうも、がんばります!
Contents
研修会情報
さて、今年最初のワークショップ
4月24-25日「幸運体質」になる!「人生創造ワークショップ」の受付がいよいよ始まりました!クランボルツやミンデルら、最新の心理学者の知見をもとに、偶然(シンクロニシティ)をいかして人生を豊かにする方法を学んでいきます。
教師や保育、看護にかかわっている方、カウセラー、コーチ、キャリアコンサルタントなどの方にもおすすめです。ちまたの浅薄な「人生成功法」「願望実現法」とは異なる、深い内容を、楽しくわかりやすく、けれども、心理学の最新理論にもとづき、スピリチュアルな大きな気づきへと向かいながら学んでいきます。
この研究会の3大人気ワークショップのひとつです。
今年1年、幸せの波(ハッピーウェーブ)にのって生きていくためにも、人のこころにかかわるお仕事をされている方は、スキルアップのためにも、ぜひご参加ください!
【講師】:諸富 祥彦
【場所】:都内
【参加費】28,000円
アウネネス会員 2千円引き
トランスパーソナル学会会員 千円引き
*1日のみの参加 16,000円
以下の7月、8月のワークショップとあわせて、3つのワークショップに参加する「6日間 人気ワークショップコース」は、特別割引73,000円(この研究会でもっとも人気のある3つのコースを連続して学びます)
・7月18-19日 「ほんとうの自分」になる! 人間性心理学体験ワークショップ こころのメッセージに耳をすます 自分らしく生きるための心理学です(ゲシュタルト、マズロー、ロジャーズ、フォーカシング)。
・8月7-8日「運命の声」を聴く!「スピリチュアルな自己発見」トランスパーソナル心理学体験ワークショップ
「前世、来世、守護霊」などの視点から深い自己探求にすすみます(ウィルバー、ミンデル、グロフ、ハコミ、プロセスワーク、ヒルマン)。
今年度の6つのワークショップすべてに参加する12日間フルコースは128,000円です。
【お申込み方法】
① ご希望のワークショップ名
② お名前
③ 郵便番号・ご住所
④ 連絡先(電話・FAX・メール等)
⑤ アウエアネス参加有の場合はその旨
を、ご記入の上、メール、ファックス、郵便にてお申込みください。
※ お申込みをいただいた後、1週間以内にご連絡させていただきます。1週間過ぎても事務局から連絡がない場合は、届いていない可能性がありますので再度ご連絡ください。
気づきと学びの心理学研究会 <アウエアネス>事務局
E-mail: awareness*morotomi.net(*を@に変換してください)
FAX : 03-6893-6701
住 所: 〒 101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学14号館 諸富研究室内
最新刊情報!
『男の子の育て方 「結婚力」「学力」「仕事力」を育てるために0歳ー12歳の子を持つ親が最低限しておくべきこと』(WAVE出版)私のカウンセリング体験をもとにした、これまでにない実践的な男の子の育児法です。
お子さんが40歳になったとき、後悔しないために、今この本をお読みください。
以下の本もよろしく!
- 『「生きづらい時代の幸福論」(角川oneテーマ新書)』
- –9人の偉大な心理学者の教えを紹介!後半は諸富の「ほぼ自伝」です!
- 『魂のとびらをひらく 125の気づきの言葉』(集英社be文庫)
- –1日30秒で気づきが得られる、とても深い内容の本です。
- 『自己成長の心理学 人間性/トランスパーソナル心理学入門』(コスモスライブラリー)
- –記念すべき100冊めにふさわしい、私の本のベストアルバムのような内容です。
- 『読むだけで心がスーッと軽くなる44の方法』 (三笠書房 王様文庫)
- –かわいいイラスト満載で、予想以上の出来栄え。タイトルどおり、とても気楽に読める本です。最近、再販決定しました!
- 『フォーカシングの原点とその臨床的展開』
- –これまでになかった骨太なフォーカシング本!
- 『ジェンドリン哲学入門』(コスモスライブラリー)
- 日本ではじめてのジェンドリン哲学の入門書
- 『11の徳を教える道徳授業』(明治図書)
- 『クラス会議で学級が変わる!』(監修 明治図書)
- –ある教師による、アドラー心理学による学級経営の決定版!
- 『教師の悩みとメンタルヘルス』(図書文化)
- –悩める教師を支える会 10周年の実践にもとづくアドバイス