2010年1月からスタートの連続講座
2010年、新年度から始まる3つの連続講座のお知らせです。
(1)『夢、身体(病いや身体症状)、大地』
2010年、1月~、計10回
毎月第2土曜日、19:00~20:50
今回の「夢のグループ/夢のコミュニティ」は、
身体に加えて「大地」に意識を向けながら
進めていきます。
ユングは男性性、精神性、上昇志向を良しとする
西洋社会を補償するものとして
「女性性、身体、大地、下降」を錬金術や
グノーシズムを頼りに強調しました。
プロセスワークは、ユングの心理学と同様に、
西洋の心理学に、まずは「身体」を、
今日「大地」を~従って「下降」や「女性性」
をも~、洗練させた形で取り入れてきました。
また、関係性、家族、コミュニティを大変重視
するようになっています。
この連続講座では、グループ/コミュニティの
力を基に、夢と身体、さらには大地や
「夢の場所(dream place)」を基に、
夢、身体、スピリチュアリティ、あなた自身の
理解を深めていきます。
夢や身体、また大地や聖なる場所に関心の
ある方のご参加をお待ちしています。
(2)『共依存/関係依存とプロセスワーク
~共依存/自己依存から相互依存/相互自立へ、
また「大地」や「天」とのつながりを取り戻す~』
2010年、2月~、計10回
毎月第2水曜日、19:00~20:50
仏教、コフートの自己心理学、ユングの「全体性」、
プロセスワークの「ディープ・デモクラシー」は、
『相互依存』をベースにおいています。
それらからすると、共依存と強固な自立欲求(自己依存)
とは表裏一体であり、共に問題があります。
この講座では共依存が我執、病的自己愛、過剰な自立
欲求に翻弄されず、相互依存や相互自立、
ウインーウイン関係に変容するプロセスについて
とり組みます。
それに当たって、天や大地~特に大地!~との「縦」
関係、縦のつながりに注視します。大地や天と深く
つながることで、私たちは個人として他者とも
良好な関係を育めるのかも知れません。
(これはシャーマニズムのテーマでもありますね)
また、依存症とのワークにはコミュニティ心理学や
ワールドワークの視点が不可欠ですので、
それらについても積極的に学びます。
(3)『死とプロセスワーク』
2010年2月~、計10回
毎月第1金曜日、19:00~20:50
動物から人間になった特徴に二足歩行、火の使用、
高度な意識の獲得などがありますが、
「死」を埋葬すること、「死を弔うこと」、
「死」に儀礼を行なうといった天があることは
あまり知られていません。
動物が、死者に手を合わせたり、死を悼むことは
あるでしょうか?
ないのではないでしょうか(もしかしたら
あるかも知れませんが)。
死は埋葬された時点で、「抑圧」されることに
なりました。
しかし、死を埋葬、死を抑圧することは、
動物、類人猿が人間になる上で、不可欠だったのです!
また、それはスピリチュアリティや宗教性の
誕生と、共時(同時)的であったと思われます。
死は人間に不可欠ですが、死を埋葬/抑圧したことで、
それは恐ろしく、不安を喚起させるものとなりました。
しかし、抑圧され隠され隠蔽したものに、私たち
(人間)は引かれます。
人間は矛盾した存在です(笑)。
「見るな」と言われれば、見たくなるのが人間の
心情ですね。(日本の民話には「見るなの禁止」を
テーマにしたもので溢れています)。
さて、死は多くの伝統社会、未開社会では、
夢の時間、夢の国、無意識を意味しますが、
死、夢、無意識ととり組むことは、
人間を深く理解する上で、
また人生をより良く生きる上で、
とても重要であることが、
上の議論から察せられかと思います。
この連続講座では、死、夢、無意識、人間、人生などに
ついて、プロセスワーク、各神秘主義、
スピリチュアリティの諸伝統、宗教性、などの立場から
多次元的、多面的に学びます。
コーマワーク、ホスピスワークについてもお話したいと
考えています。
みなさまのご参加をお待ちしています。
会場:全て東京都港区赤坂
参加費:(全て以下に同じです)
クローズドグループへのご参加が始めての方:
99,500円
2回目の方:94,500円
3回目以上の方:89,500円
講師:富士見ユキオ
お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
e-mail:gdmwx113*ybb.ne.jp(*を@に変えてください)
fax:03-5570-2860
URL:fujimi.in