2026年1月24日 トラパ・ゼミナール1 「治療の中心に共感的な愛を置く:精神科医ピーター・ブレギンの言葉」
新講座「トラパ・ゼミナール」第一弾
治療の中心に共感的な愛を置く:精神科医ピーター・ブレギンの言葉
講師:上嶋 洋一(本学会理事)
精神科医ピーター・ブレギン(Peter Breggin:1936~)は、ある意味「異色」の精神科医です。ハーバード大学医学部卒という超エリートでありながら、大学という組織の中でキャリアを積むのではなく、個人開業医として向精神薬に頼らずに精神科疾患治療の道を求めて地道な臨床を続けている臨床医であるという意味で。その治療スタンスを一言で言えば、「治療の中心に共感的な愛を置く」というものです。
私のブレギン研究のスタンスは、向精神薬に頼らない治療が正しいということ主張するためのものではありません。精神科医が向精神薬に頼らず治療に臨むとすると、その在り方は、薬を処方できないカウンセラーやソーシャル・ワーカーの在り方に似てくるのではないか、それゆえカウンセラーにとっての学びも多いのではないかという研究方法論としてのブレギン研究です。日本ではあまり紹介されることのない精神科医ブレギンがどのような言葉で「臨床」の世界を語っているのかを、みなさんとご一緒に味わいたいと思います。
日時:2026年1月24日(土) 14:00-16:00
会場:Zoomによるオンライン開催
講師:上嶋 洋一

1952 年大阪生まれ。東京教育大学、筑波大学大学院博士課程満期退学。その後定時制の看護学校・保育専門学校・龍谷大学・大阪教育大学、日本大学文理学部などで非常勤講師、千葉商科大学学生相談室カウンセラー、千葉いのちの電話理事を経て、2017 年~2022 年 3 月まで龍谷大学短期大学部非常勤講師。訳書に『カール・ロジャーズ』『パーソンセンタード・カウンセリングの実際』(いずれもコスモスライブラリー社)ほか。 研究領域は、来談者中心療法および実存主義的アプローチを手掛かりにしたカウンセリングの中核条件の探求。
●3月または4月 13:00-17:00 トラパゼミナール(2)向後善之
●5月(予定)トラパゼミナール(3) 橋爪謙一郎
●7月(予定)トラパゼミナール(4) 諸富祥彦・向後善之・しのぶかつのり
●11月29日(日)(予定) 学会大会
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