2024年10月27日 「心のある道」としての『ケア』の実践 〜あなたを真に開花させるセラピーの中核〜

*関係セミナー情報。問い合わせ申し込みは主催者まで*

セミナー
「心のある道」としての『ケア』の実践

〜あなたを真に開花させるセラピーの中核〜

開催日:10月27日(日)10:00〜17:00

開催方法:zoomオンライン会議での開催になります

(参加お申し込みの方に詳細をお伝えします)

ご自宅のPCやタブレット、スマートフォンなどからの

オンラインでの受講が可能です。

当日ご参加できない方も、あるいはセミナー終了後でも、

音声&資料データのダウンロード、あるいは

USB(音声データ)&資料をお送り(お渡し)する形で、

セミナー内容をご購入いただけます。

*下記フォームからお申し込みいただけます。

クリックしてご活用ください。

https://docs.google.com/forms/d/1Jn-DO83h7ic-15622eBJM4Lwi3RoJBRVJe1er36KQBA/viewform?edit_requested=true

*zoomオンラインでのご参加を希望される方には、事前に

テキストをpdfファイルでご送付いたします。

その場合はお申し込みを10月25日(金)までにお済ませください。

*その他お問い合わせ・お申込みは、以下にお願いします。

Mail:
Fax:03-5570-2860

1)元型的心理学のトマス・ムーアは、

“psychotherapy(サイコセラピー、心理療法)”を、

その語源から、”psycho(魂の)”+”therapy(ケア)”

と読み直しています。

“therapy(セラピー)”には、元来「治療(cure)」

という意味も、「癒し(heal)」という意味も

ありませんでした。

本来の意味は、”care(ケア、世話、奉仕、配慮、

気配り、気にかけること)”です。

ギリシャ哲学者のソクラテスは、セラピーとケア

を、同じ言葉として使っています。

2)今回のセミナーは、ケア(care)を、

メインテーマとします。

ケアに、良質なセラピー、カウンセリング、

コーチングの鍵や核心があるからです。

セミナーでは、世話、奉仕、配慮、気配り

などケアの大事さと、セラピーにおける

その機能について学びます。

3)私たちは、ケアの精神と実践が、

人間性の中核にあると考えます。

ケアの精神を身につけ、実践することは

人間性や可能性の開花をもたらします。

それは、私たちの倫理感や道徳意識を

高め、私たちの日常や暮らしを確かで

幸せな、豊かなものとするでしょう。

ケアの精神が、C.カスタネダが紹介した

「心のある道(path with the heart)」に

連なるからです。

4)ケアとは、何でしょうか?

『ディズニーランド流心理学』の著者で、

元新聞記者の山田真氏が紹介する次の例から、

考えます。

ディズニーランドのレストランを若い夫婦が

訪れ、2人分の料理に加えて、「お子様ランチ」

を注文しました。

が、そのレストランでは、お子様ランチを

大人には提供していません。

不思議に思ったスタッフは、お子様ランチを

注文した理由について訊いてみます。

すると若い夫婦から、その日が亡き娘の

誕生日であること、娘がディズニーランドを

大好きだったこと、が語られたのです。

心打たれたスタッフは、お子様ランチの注文を

受け、さらに夫婦を2人用のテーブルから

4人用のテーブルに移したといいます。

夫婦は感激し、その後、感謝の手紙を

レストランとスタッフに送ったそうです。

レストランの規約を破って、唯一無二の気配り、

配慮を客に提供する。

このホスピタリティの姿勢には、ケアの精神、

ケアの本質があらわれているように思われます。

5)重症心身障碍(しょうがい)者の支援に

携わってきた精神科医の武井満氏は、

療育の目的は、患者が「いい顔のできること」

と述べています。

自らが障碍を負っているユング派の精神科医

グッゲンビュール・クレイグは、

障碍は、病気と違い治ることがない、また、

子どもと違い成長変化することがない、と

述べています。

治ることも、成長することもない人に、

どのようなサポートが可能なのでしょうか?

あなたは、どう思いますか?

6)武井医師は、「いい顔のできること」は、

治るか治らないか、良くなったか悪くなったか

といった次元を超えたところにある、と

述べています。

また健常者に、「いい顔」をしている人が

あまりにも少ない、と嘆いています。

ケアの本質は、その人が治る治らない、

良くなる悪くなる、成長する成長しない、

変化する変化しない、といったこととは別次元

の世話、奉仕、配慮、気配り、にあります。

7)それは、治療や癒しとは違います。

ケアは、医療や心理療法と異なりますが、

医療も心理療法も、絶対に必要とするものです。

8)医療人類学の第一人者であるアーサー・

クラインマンは、長年、アルツハイマーに

苦しむ妻のケアに、専心しました。

そのクラインマンは、ケアについて、

「心を込めて全身全霊で、関係と、関係の場

に参与すること」、と語っています。

『ケアの本質』の著者ミルトン・メイヤロフは、

ケアを「心からなされる献身(devotion)」、

『ケアリング』の著者ネル・ノディングスは、

「心を込めること(engrossment)」と述べています。

9)クラインマンは、ケアは、療育、介護、看護

にはもちろんのこと、セラピー、コーチング、医療に

おいて絶対に必要であるのに、経済(金銭)的に、

最も低く評価され、近年余計なものとされてきた、

といいます。

あなたは、ケアのない、あるいはないがしろに

されている療育、介護、看護や、セラピー、

コーチング、医療を、受けたいと思いますか?

10)クラインマンは、人類学を参照し、

ケアを「贈与(gift)」の視座から、とらえ直します。

人類学によると、贈与には、ギブ・アンド・テイク

(give&take)やギブ・アンド・ギブ(give&give)

の「互恵的贈与」と、一方がギブ(give)するだけ

の「純粋贈与」とがあります。

互恵的贈与としてのケアや、純粋贈与としてのケア

とは、どのようなものでしょうか?

治ることも、良くなることも、成長変化すること

もない人へのケアの提供から、支援者は、

何をギブ(贈与)されるのでしょうか?

この2つは、ケアの提供者にとって、切実で

大事な問いです。

ご一緒に考えましょう。

11)私たちはみな、生涯ケアを贈与されます。

母胎にいるときにも、乳幼児期にも、また

病気やけがを負ったとき、老いて介護が必要に

なったとき、そして死の床においても、

さまざまなケアを体験します。

この世界にケアを必要としない人、「弱者」に

一度もならない人はいません。

ケアは「お互いさまのもの」です。

クラインマンはケアを、私たちが「真に人間になる」

上で、不可欠なものと考えます。

ケアへのコミットメントは、私たちが真の人間として

生まれ直す「第2の出産」のチャンスといいます。

12)クラインマンは、私たちは善行をするために

存在し、良い人間になることを欲している、

と述べます。

ケアは、私たちの人間性、価値観、道徳、倫理を

反映します。

あなたは、ケアを通じてあなたの善い/良い側面を

開花させたいと、思いますか?

「心のある道(path with the heart)」を、

カスタネダ、ユング派のJ.S.ボーレン、

プロセスワークのA.ミンデルは大切にしました。

私たちが人生の岐路に立つ時、心(heart)の

あるなしが、進むべき道かどうかを決める

羅針盤になるといいます。

ケアの精神と実践は、「心のある道」の最良

のあり方の1つです。

13)今日、セラピーとは癒し、成長、変化を

促す作業と考えられ、そこにケア(care)の

あったことが忘れられがちです。

セミナーでは、セラピーに、セラピーの元来の

意味であったケアを、取り戻すことから始めます。

ケアは、良質なセラピーのための鍵であり、

核心です。

事例(ケース)を参照し、基本から学びましょう。

ケアとセラピー、カウンセリング、コーチング

との違いに着目し、ケアの核心について考えます。

ケアの精神と実践が身につくと、あなたは

より良質で豊かなセラピー、カウンセリング、

コーチングを提供でき、クライエントに喜んで

いただけるでしょう。

14)ケアを金銭的価値ではなく、贈与的価値

からとらえ、そこに「心のある道」を見出し

ましょう!

あなたは、あなたの良質で可能性に満ちた側面を

開花させるケアに、ご関心がありますか?

15)セミナーでは、クラインマン、メイヤロフ、

ノディングス、フェミニストのキャロル・ギリガン

から「人間のケア」を、また

トマス・ムーアから「魂のケア」を、学びます。

ケアの考え方に基盤を提供するソクラテスの

述べた「ケア」について、特に着目します。

あなたは、スピリチュアリティと異なる

「ソウル(魂)」とのケア関係を育成できるでしょう。

16)今回のセミナーは、セラピスト、カウンセラー、

コーチ、コンサルタント、またボディワーカー、

医師、看護師、介護士、ケースワーカー、

弁護士、税理士、教師、その他の対人支援職、

ファミリービジネスの専門家にお勧めです。

このテーマにご関心のある一般の方、初心者の方の

ご参加も大歓迎です。

当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形で

セミナー内容をご購入いただけます。

☆データのダウンロードにて、音声&資料を

ご購入いただくことも可能です。

*SNSなどを通じて、お知り合いの方に、

このセミナーをご紹介いただけると幸いです。

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日時:10月27日(日)10:00〜17:00

開場:9:50

開催方法:zoomオンライン会議での開催になります

(参加お申し込みの方に詳細をお伝えします)

ご自宅のPCやタブレット、スマートフォンなどからの

オンラインでの受講が可能です。

(zoomオンラインでの当日ご参加を希望される場合は、

事前にpdfファイルにて資料をお送りしますので、

10月25日(金)までにお申し込みください)

11月24日(日)

12月29日(日)

2025年 1月26日(日)

  同 2月23日(日)

  同 3月30日(日)

《開催中の連続講座・ご案内》

「虹の身体と関係性〜相互調律的ウェルビーイングの実現」

3月22日(金)19時スタート!

毎月第4金曜日 19:00〜20:50、全10回

(第8回 10月25日(金)からのご参加も歓迎します)

今回の連続講座では、虹の身体を意識的(コンシャス)に

生きる技術を学びます。

特に「相互運動性」にも着目し、虹の身体全体を

見ていす。

関係性における気調律、相互運動的身体経験が

うまく進むと、それだけで元気や喜びが湧き上がり、

ウェルビーイング(健康と幸せ)が向上します。

体験的ワークもご用意し、ご参加をお待ちしております。

※セミナー、連続講座とも、USB音声データと資料で、

およびデータのダウンロードにてご購入いただけます。

(詳細は、お問い合わせください)