コンステレーション(事象の配置/星座/布置)を読む~心理療法の聖なる瞬間(とき)~

*関係セミナー情報です。問合せ・申込みは主催者まで*

6月26日(日)10:00~17:00

コンステレーション(事象の配置/星座/布置)を読む~心理療法の聖なる瞬間(とき)~

*当日セミナーにご参加できない方も、USBと資料という形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

1)「コンステレーションを読む」は、
河合隼雄氏が日本に輸入したユング心理学の、
最良の秘法、秘伝、秘儀です。

それがわかるかどうかが、
あなたの心理士、コーチ、コンサルタントとしての腕を、
達人/鉄人/名人級にできるかどうかの分岐点となります。

河合氏は、京都大学での最終講義を、
「コンステレーションを読む」で、締めくくりました。

なぜなら、それが、彼が弟子たちに、
1番伝えたかったところだからです。

2)今回のセミナーでは、
臨床的立場から、コンステレーションについて学び、
その具体的活用法について、
基礎から最先端までをトレーニングします。

3)心の出来事、身体のプロセス、さらには物質的現象、
つまり、ありとあらゆる事象を、
「配置、星座」という切り口からとらえる視座を、
河合的ユング心理学は、
「コンステレーション(constellation)を読む」といいます。

ユング心理学では、コンステレーションを、
「星座」とは訳さずに、「布置(ふち)」と呼びます。

4)コンステレーションに似た概念に、
ビオン派の「コンフィギュレーション(configuration)」が
あります。

コンフィギュレーションも、「配置、星座」と訳されます。

5)Constellationは、con(一緒に)+stella(星)=
たくさんの星が一緒、というところから、「星座」を意味します。

一方、configurationも「星座」ですが、
それは、語源的には、
con(一緒に)+figure(フィギュアたち、人物たち)、
つまり、「たくさんのフィギュアたち」という意味です。

ユング心理学では、箱庭療法や夢分析で、
たくさんの(ミニチュアの)フィギュアを用います。

ですので、ユング派の布置や星座を、
「コンフィギュレーション」、と呼ぶのも適切かもしれません。

ちなみに、フィギュアとは、
人間や動物、キャラクターなどに似せて造られた
人形やイメージのことです。

6)一見何の関係もない、
何のつながりも因果関係もない複数の事象が、

ある時、ふと、何の前触れもなしに、
「1つの全体的形/姿/イメージ」となって、
私たちの心に、身体に、魂に、第6感に、5感のすべてに
『去来する』ことがあります。

それは、
『閃(ひらめ)き』や『直覚/直観』としか言いようのない体験で、
その瞬間、「あーそうだったのか!」という気づきとともに、
ヌミノース(スピリチュアル)な感覚が伴い、
戦慄するような恐れを感じたりします。

7)理性的には、どう考えても何の関係もない複数の事象が、
時に、一瞬にして、時にゆっくりと、
ある1つの全体的形/姿/イメージとして
把握すること/把握できること、を、
「コンステレーションを読む」と言います。

8)その視座は、
袋小路にはまって身動きが取れない時に、
プロセスが解離していてその先に心の道がない時に、
絶望し、無力、無能感にさいなまれている時に、
私たちに、それまでとは全く違った地平、観点をもたらしてくれます。

9)それは、まるで地上を歩いている蟻が、
突然、ナスカの地上絵を、
地上に居ながらにして見る、気づく、把握するような体験です!

それは、青天の霹靂、雷に打たれたような体験。

10)コンステレーションの見方は、
滞っていたプロセスを打開・打破します。

コンステレーションの観点は、バラバラで、断片化している(いた)
プロセスおよびあなたの人生を、
つなぎ、架け橋を渡し、結び付け、ある統一的なものにします。

11)その時大切なのは、セラピストが、コンステレーションの渦中に
引き込まないことは<ない>・それを<回避することはできない>ことを
甘受すること。

が、河合隼雄氏のコンステレーションへの態度は、
どこか、近代科学者的、
つまり、客観的で中立的な観察者的なところが残っていました。

一方、トランスパーソナル心理学やプロセスワークを経た私たちは、
コンステレーションの視座を
(近代科学にではなく)量子力学的にとらえています。

量子学的とは、クライアントにだけでなく
クライアントとその場にいるセラピスト(個人)に、
またクライアントーセラピスト関係に大きな影響を与える、
という視点です。

その立ち位置から
セラピスト、コーチ、コンサルタントが心がけるべきは、
観察者であるだけでなく、
加えて、
コンステレーション・プロセスの『触媒』になること/
ならざるを得ない、という点です。

12)それは、何を意味するのでしょうか?

その答えが、このセミナーの目的の1つです。

『触媒』については、今までのコンステレーション・セミナーでは、
全く触れてきませんでした。

今回、初めてお伝えしたいと考えています。

13)そのための心の構え、プロセスワークの言うメタスキルは、
ビオンの『記憶なく、欲望なく、理解なく』、
フロイトの『平等に漂う注意』、
ニコラス・クザーヌスの『無知の知』、
ユングの『心のタブラアラーサ(白紙状態)』、
禅仏教の『初心、禅心』です。

それがあってこそ、私たちにはコンステレーションを読むための準備ができ、
コンステレーションの入口に立つことができます。

今回、ビオンの『記憶なく、欲望なく、理解なく』を中心に、
コンステレーションに対する心の構えについても、
基本から、ていねいに、じっくりと、ゆっくりと学びます。

「コンステレーションを読む」は、
ユング心理学の最良で最高の秘法、秘儀です。

今回、あなたの腕を磨き、
プロとしてより一層、力量を伸ばすためのトレーニングを、
ご提供致します。

このテーマにご関心がある一般の人、初心者の人、
専門家の人のご参加を歓迎いたします。

*当日セミナーにご参加できない方も、USBと資料の形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

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日時:6月26日(日)10:00~17:00

開場:9:50

会場:都内(詳細は、お申込みいただいた方にお知らせします)

講師: 富士見ユキオ
    認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)、
    臨床心理士
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)、
    米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。
    MA(修士)。

   岸原千雅子
    ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師、
    臨床心理士、
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    英国IFA認定アロマセラピスト、
    お茶の水女子大学卒業(文教育学部)。
    修士、
    日本ホリスティック医学協会副会長、
    日本トランスパーソナル学会理事。

参加費:20,000円+消費税(8%)

*USB+資料の形で、遠方の方にも、セミナー内容を販売しています。
お問い合わせ先:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)
E-mail:

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《今後のセミナー日程》

・7月24日(日)
・8月28日(日)
・9月22日(木・祝)
・10月23日(日)
・11月23日(水・祝)
・12月23日(金・祝)24日(土)25日(日)年末集中3日間セミナー

「連続講座」

①「最高のセラピストたちのケース(事例/症例)に学ぶ
関係性のライブ・スーパービジョン
~現場で役立つプロの実践力・臨床力を身に着けるために~」

5月12日(木)スタートしました。
あと1名の方を募集しています。

(毎月第2木曜日、19:00~20:50 月1回、計10回)

②「生きててよかった、生まれてきて よかった!~個人神話とアートセラピー~」

6月14日(火)スタート!(毎月第2火曜日、19:00~20:50 月1回、計10回)

③「事例から学ぶ ファミリービジネスとファミリーセラピー」

7月1日(金)スタート!(毎月第1金曜日、19:00~20:50、月1回、計10回
 

(以上すべてUSBと資料の形で受講していただけます。
ご関心がある方は、お問い合わせください)