「ソフト・スキル/メタ・スキル」に立脚した関係性のライブ・スーパービジョン
*関係セミナー情報です。問合せ・申込は主催者まで*
連続講座、8月14日(木)19:00~20:50開始
(毎月第2木曜日、全10回)
*若干名の方を募集します。先着順です!
第1弾 「ソフト・スキル/メタ・スキル」に
立脚した関係性のライブ・スーパービジョン
*今期は、「既存の優れた事例/症例」を基に、行います。
1)大好評をいただいている「関係性」をベースとした
ライブスーパービジョン連続講座のお知らせをさせていただきます。
「関係性」は、「心」と「身体」を結びつける「鍵」です。
人間性心理学やトランスパーソナル心理学、身体心理学などで、
「心」と「身体」の分断が良く指摘されます。
しかし 、私たちの長年にわたる臨床経験でわかってきたのは、
「心」と「身体」の分断の『架け橋』となるのは、「関係性」です。
「関係性」は、通常の心理療法やプロセスワークでは機能しにくい、
「スプりッティング(分割排除)」やトラウマによる「解離」との、
取り組みの「キー概念」でもあります。
ですので、「心」と「身体」の癒し、
「スプリティング」や「解離」の癒しに
機能する心理療法を身に着けるには、
「関係性」に着目する必要があります。
2)しかし、ここでいう「関係性」は、
「ベタな」、「直接の/通常の人間関係」ではなく、
「間主観的」次元や「夢」の次 元における、「ソフトな関係性」です。
心理療法で、それを扱うには、「投影」、「転移」、「逆転移」、
「投影同一視(化)」、「エナクトメント」、
「ゴーストロール」、「ドリームアップ」といったことの理解と、
それらを活用できるようになるためのトレーニングが欠かせません。
3)さて、この連続講座で実践する
「関係性ライブスーパービジョ」ンの見方は、
セラピスト「個人」の視点や考え方をベースとする「一人心理学」からの
パラダイム・シフトと言えます。
4)そこでは、クライアントからセラピストがどう見えるか、
という他者の視点、関係性の視座を
いつも/常に考慮に入れます。
クラ イアントがセラピストを見る見方を、「投影」や「転移」と言います。
プロセスワーク的に言うと、投影や転移とは、
クライアントにとって、セラピストは、
何の/どんな「ロール(役割)」に見えるか、
というロール分析に当たります。
例えば、セラピストがクライアントに
「何かを言い過ぎた」、「自己開示し過ぎた」、
「セラピストとしての中立性や客観性を欠いてしまった」、と
自己反省していたとします。
しかし、その時クライアントの目には、そのセラピストは、
例えば、今までずっと望んでいた自分を守ってくれる
「力強い兄(ロール)」に、つまり『肯定的』に映っているかもしれません。
それを精神分析では、投影や転移と呼び 、
上の例ではクライアントはセラピストに対して
「兄転移」を起こしていた、と理解します。
5)「一人心理学」的には、セラピストの言ったこと/表現したことは、
「マイナス」で、自己反省に値するかもしれません。
しかし、「関係性をベースとした心理療法」的には、
それは、プラスに働いていたのです。
6)「関係性に基づく心理療法」的には、
セラピストの言ったこと/表現したことを、
ナルシシスティック(自己愛障害的)に&「一人心理学」的に、
自己反省する暇が合ったら、
セラピストの言ったこと/表現したことが、
セラピストとクライアントの「関係性(ソ フトな関係性)」の中で、
どう働いているのか/どう機能しているのか、
クライアントの立場から、
また、関係性の視点から、
先ずは考えましょう、と、なります。
7)プロセスワークでは、投影、転移、ロールなどによって、
「関係性」は、「多重、多次元」なものになると考えます。
上の例で言うと、
セラピストは、「セラピスト」というロールと同時に「兄」ロールを担い、
一方、クライアントは、「クライアント」ロールと「弟」か「妹」ロールを
引き受けている可能性があります。
「セラピスト」と「クライアント」は意識化されているロールですが、
一方、「兄」や「弟」/「妹」は、無意識的ロールです。
8)以上のように、ロールと関係性は、
意識されているものと、無意識的なものとからなり、
「多重、多次元」的です。
9)その時、セラピーの場には、
(A)セラピスト、(B)兄、(C)クライアント、(D)弟か妹の
4人がロール(役割)が存在することが想定されます。
10)その4人が、いろいろな形でからみ、関係を持つので、
セラピストクライアント関係は、大変複雑になります。
そこには、(ア)セラピストークライアント関係、(イ)兄ー弟/妹関係、
(ウ)セラピストー弟/妹関係、(エ)兄ークライアント関係、
さらには、(オ)セラピストー兄関係、(カ)クライアントー 弟/妹関係の、
6つの関係が、関与してきます。
関係性のライブス-パービジョンでは、それら全てに、目配りします。
それが、プロ心理療法家の、「関係性」への眼差しです。
それによって、「心」と「身体」、「スプリッティング」、「解離」に、
「架け橋」が、かけられると考えます。
11)、「関係性」は、「多重で、多次元的」でした。
そこには、関係性における、「ソフトな次元」が、関与していました。
そのため、「関係性をベースとした心理療法」には、
プロセスワークの言う「メタスキル」や「ソフトスキル」が欠かせません。
この連続講座では、「メタスキル 」、「ソフトスキル」のトレーニングも、
同時に行います。
12)それに当たって今回は、「既存の、さまざまな優れた流派の事例/症例」を
参考に、行います。
素晴らしい事例の内側に入りながら、
体験的に学び、腑に落ちる経験を積み重ねて行きたいと考えます。
*この講座は、セラピスト、カウンセラー、コーチ、ファシリテーター、
ボディワーカー、ケースワーカー、ナース、医師など、
対人援助職の専門家、および、そうした専門職を目指す方や学生に
お勧めの連続講座です。
関係性に基づいたプロフェッショナルなセラピスト-クライアント関係に、
関心のあるみなさまのご参加をお待ちしています。
このテーマの初心者の方も、大歓迎させていただきます。
*この講座は、
「ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト養成講座」の単位となります。
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日時:毎月第2木曜日 19:00~20:50
第1回は、8月14日(木)
【講師】
富士見ユキオ
(認定プロセスワーカー、臨床ホリスティック&トランスパーソナル心理カウンセラー、開業心理療法家、臨床心理士)
岸原千雅子
(プロセスワークのセカンド・トレーニング教師、臨床ホリスティック&トランスパーソナル心理カウンセラー、臨床心理士、英国IFA認定アロマセラピスト)
【会場】港区赤坂
【参加費】
99,000円+消費税(初めての方)
94,000円+消費税(二回目の方)
89,000円+消費税(三回目以降の方)
84,000円+消費税(五回目以降の方)
80,000円+消費税(八回目以降の方)
*若干名の方を募集します。先着順です!
【お問い合わせ先】
プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in