セラピーを活かす<外的コンテキス>トの読み方&使い方

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7/13(日)セミナー
「セラピーを活かす<外的コンテキス>トの読み方&使い方」

先着順です。

1)セラピー、カウンセリング、コーチング、ファシリテーション、
コンサルティング、プロセスワークを、
「実際」に、「現場」で活かす上で、最も重要なことの一つに、
「外的コンテキスト」の、「読み」と「使用」があります。

「外的コンテキスト」とは、私たちがセラピーやコーチングや
ファシリテーションやプロセスワークを行う、
「社会的/職業的(雇用)契約」や
それを実践する「現実の場所/現場」を
指します。

2)私たちは、セラピーやコンサルティングやプロセスワークの「実際」には、

(A)そうした「社会的=外 的文脈/枠組み」を、尊重 し、従うこと、

(B)そして、置かれたコンテキストの中で
「できること&できないこと」、
「していいこと&してはならないこと」、
「期待されていること」などを
『熟慮』し、『工夫』を重ねることを推奨しています。

3)例えば、「外的なコンテキスト」の一例として、
企業における「産業カウンセリング」があります。

そこで、もし、「開業カウンセリング的な外的コンテキスト」を真似て、
無自覚に/自由に、心理カウンセリングを行ったら、どうなるでしょうか?

(注:「開業」の「外的コンテキスト」は、
「産業カウンセリング」的コンテキストより、
ずっと、自由にカウンセ リングを行うことが可能です)

4)その企業に不平不満を抱く社員が、企業カウンセリングを
受けに来たとしましょう。

そのカウンセラーは、その社員の言い分に『自由』に傾聴し、共感し、
結果、彼/彼女を応援したくなるかもしれません。

5)が、そのカウンセラーの「カウンセリング・マインド(?)」/
「カウンセリング姿勢」は、

「会社側」/「(会社の)人事部からすると、
企業の不平を言う社員の味方をしている、
あるいは、企業の生産的な経済活動を妨害している、と、
「映り」/「誤解(?)」され、
マイナスの 評価を受けることになるかもしれません。

6)この時、そのカウンセラーは

~「その企業との社会的雇用契約」という
「外的コンテキスト」を考慮に入れる「社会性」が育っていない
未成熟な、つまり自己愛障害的なカウンセラーだと推測されますので~

~その企業が、
そのカウンセラーを雇い、カウンセラーに給料を払っているにもかかわらず~、
企業/人事のことを、「人の心」がわっていない、「人間性」のないダメな企業だ、とか、
「そもそもカウンセリングが何かわかっていないひどい会社/人事だ」という
不平不満を会社に抱いたりします。

7)そして、「面接室」という「密室 」の中で、
会社に不平を持つ会社員と、自己愛障害的に
つるんだり、同盟関係を結んだり、
共生関係や共依存関係に陥ったりしかねません。

8)そうしたカウンセラーは、早晩、企業に雇用契約を切られることになります
~カウンセラーの多くは、非正規雇用という弱い立場にいますので、
そうした点に注意が必要です~。

さらに悪いことにはそれだけでは済まず、
そのカウンセラーと共依存になった社員も、
解雇されることになったりします。

カウンセラーは、企業の役に立たないばかりか、
その社員の役にも立たない、という結果を、招いたりします。

そのカウンセラーは、
(たとえば)何のために傾聴し、ロールプレイを試み、
夢分析を(サービス精神たっ ぷりに)行ったのでしょう?

(注:企業の『ポジション』からは、
「企業の外的コンテキスト」を考慮に入れていない、
カウンセラーのそうした実践は、基本的に『無意味』です)

(注:「ポジション」と『ポジション・トーク』は、
このセミナーの、もう1つの重要テーマです!)

9)雇用契約と、それに基づく金銭という対価の下で働く
プロ・カウンセラーは、
自分が属する「外的コンテキスト」を、
「よく読み」、それを「活かす」『工夫』が不可欠です。

しかし、カウンセラーやセラピストたちは、
「外的コンテキスト」を「読むこと」を、
トレーニング されていま「せん」。

10)「外的コンテキスト」は、「社会学的視点」です。
それは、私たちに&心理療法やコーチング やファシリテーションや
コンサルティングやプロセスワークやワールドワークに、
『制限』/「負荷」を加えます。

それが良くも悪くも/好きでも嫌いでも、
私たちは、「外的コンテキスト」を尊重しなければなりません。

「外的コンテキスト」を無視して、「傾聴」を始めたり、
「ロール・プレイ」を試みたり、「夢分析」を行うことは、
無益なばかりは、無用なものや不利益なものを、
「実際の現場」に持ち込みかねません。

「傾聴」も、「ロール・プレイ」も、「ドリームワーク」も、
「外的コンテキスト」を考慮することなしには、
「実際の現場」では、役立ちません。

11)カウンセラーは、自分の働く現場が、「産業領域」なのか、
「開業」なのか、「 学校現場」なのか、「病院」なのか、を良く考え、

それぞれ違った 「外的文脈」が、カウンセラーに、何を求めているのか、
どんな仕事を要求しているのか、
なぜ/何のために給料が支払われるのか、を
「読み」、その「制限」の中で、
あなたや私のカウンセラーの経験/技を活かす工夫を
するようにします。

「学校」の「外的コンテキスト」では、
「開業」とはもちろん、「会社」や「病院」のような「外的コンテキスト」と、
違うカウンセリングを試みる必要があります。

12)「外的コンテキスト」は、私たちに「制限」を「受け入れること」を
『強要』します。

それを「受容」するためには、私たちは、『イニシエーション』を
経験していなけ ればなりません。

そうでないと、あなたや私のカウンセリングは、「外的コ ンテキスト」を
無視した/マージナライズした
(イニシエーションを体験していない)
「永遠の少年的/お子ちゃま的」で、
「自己愛障害的」/「万能的」なものになりかねません。

「外的コンテキスト」を尊重したセラピー、コーチング、ファシリテーション、
プロセスワーク、オープンフォーラムを実践するには、
私たちが成熟した大人である必要があります。

13)プロの心理療法は、
心理療法の「中身」<だけ>にフォーカスするものではなく、

その「外的コンテキスト」/『外枠』/外的コンテイナー」を
心から尊重する/そこにアウェアネスを向けたものです。

その上で、「中身」 /「内実」のあるものにするものです。

14)「中身」は、『外見(外枠)』によって、決まるところが大です。

このセミナーは、みなさまが、プロのカウンセラーとして、
機能するのを応援するもの、
持続可能なカウンセラーになるのをサポートするものです。

プロのカウンセラーの方、プロのカウンセラーを目指す方、
今回のテーマにご関心のある初心者の方、一般の方の
ご参加を歓迎いたします。

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日時:7月13日(日)10:00 ~17:00

開場:9:50

会場:都内赤坂、富士見心理面接室:先着順です!
    (会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。  
    ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)

講師:富士見ユキオ(認定プロセスワーカー、臨床ホリスティック&トランスパーソナル心理カウンセラー、開業心理療法家、臨床心理士)

岸原千雅子(アーニー・ミンデル&エイミー・ミンデル認定のセカンド・トレーニング教師、臨床ホリスティック&トランスパーソナル心理カウンセラー、臨床心理士、IFA認定アロマセラピスト)

参加費:1日20,000円+消費税(8%)
     *先着順です。

お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in