パーソナリティ障害の理解と対応 ~具体的で使える<仕組み作り>を学ぶ~
11/11(月)開始! 新連続講座
「パーソナリティ障害の理解と対応
~具体的で使える<仕組み作り>を学ぶ~」
毎月第2月曜日、19:00~20:50、全10回
先着順です。
1)パーソナリティ障害は、心理療法やプロセスワークの適用が
最も困難な病態水準です。
ある意味、精神病水準より、その対応が難しいと言われています。
理由の一つは、精神病水準よりも主体性がある
~そういった意味では、精神病水準よりも「健康」です~
一方で、
その主体は、内的には、神経症水準よりもやせ細っていて脆弱です、が、
それを防衛するために/
それを見抜かれて他人になめられないか・操作されないか不安なために、
表面/外面をとりつくろい、こり固め、強く&怖く見せているからです。
強くて怖そうな表面/ペルソナ(仮面)の下は
(張りぼてなのですが、そこには)
世界や他者や人生や運命に対する
根強い/根深い/絶対的/妙な確信を持った
不信感と、絶望/落胆/ガッカリ感/残念感/裏切られ感、
見捨てられ感/置き去りにされる感、空虚感、無意味感などがあるとされ、
そうした領域に、心理セラピストやプロセスワーカーを
~近づいてほしいのに~近づけないように/近づかないように
巧妙に操作し/試し/値踏みしているため、
パーソナリティ障害の人との心理療法やプロセスワークは、
特に困難であると考えられています。
2)こうした水準の人との取り組みには、「心」を使った心理療法や
「メタスキル」のともなったプロセスワークはもちろん大切です。
が、実は、「仕組み」や「マネージメント(管理)」も不可欠です!!!
~たとえば、病院での「重い境界性パーソナリティ障害」の人との取り組みには、
「A-T スプリット」(和製英語)(講座で説明します)が必要です~。
3)「仕組み」作りや「マネージメント」は、
通常の/伝統的な心理カウンセリングにはありません。
それらは、「パーソナリティ障害」との取り組みに不可欠であるにもかかわらず、
通常の心理カウンセリングの中にないため、
カウンセラーは、何故、カウンセリングが上手くいかないのかわからず、
ますます(今まで学んできたように、再び)「心」を使うことに努めます。
しかし、それでは足りない面(「仕組み」や「マネージメント」)は補われず、
逆に「悪循環」を生むことになります。
結果、カウンセラーとクライアントは、
抜き差しならぬ/食うか食われるかの/
共依存的/共犯的(病的)二者関係の「どつぼ」に、はまりかねません。
3)そうではなく、ここでは、「仕組み」、
ジグソーパズルの(ピース/断片ではなく)「フレーム/枠組み」、
饅頭(まんじゅう)の(あんこではなく)「皮」、
「圧力釜」、
錬金術の「レトルト(容器)」などが、必要です。
しかし、その「仕組み」が何を指すのか、ほとんど理解されていません。
4)「仕組み」の一つは、「ルール作り」です。
決められた「ルール」に違反した場合は、「イエローカード」や「レッドカード」が
必要です。
そうした「父性」は、「パーソナリティ障害」との取り組みには、絶対必要です。
「仕組み」の二つは、「セラピーの目的/目標作り」であり
三つは「契約」です。
まだまだ大事な要素はありますが、そうした「仕組み作り」の一つ一つを、
わかり易く、「具体的に」、また丁寧にお伝えします。
5)この連続講座では、「仕組み作り」や「マネージメント(管理)」といった、
通常の心理カウンセリングやプロセスワークには
入っていない点にフォーカスして、
その上で(こそ)「心」や「メタスキル」が活かされることを学びます。
6)「パーソナリティ障害」との取り組みには、長い時間がかかります。
理由は、主体性が丈夫になるための、「育成期間」が不可欠だからです。
「パーソナリティ障害」の心理セラピー/プロセスワーク/コーチングの
主な作業は、
「心」と「メタスキル」を使った『育み』ですので、
テクニック(技)は、効き目があまりありません。
しかし、それには、「仕組み」と、「管理」は欠かせないのです。
この連続講座では、その基本を、「事例/症例(ケース)」も交えて、
具体的に学び、腕を上げることを目的とします。
「パーソナリティ障害」との取り組み、またその理解に関心がある方は、
是非この機会をご活用ください。
今回のテーマに関心がある方のご参加をお待ちしています。
初心者の方も大歓迎させていただきます。
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日時:11/11(月)~、毎月第2月曜日
19:00~20:50、 全10回
参加費:初めてご参加の方 99,500円
2回目ご参加の方 94,500円
3回目以降の方 89,500円
5回目以降の方 84,500円
講師:富士見ユキオ
ご連絡先:プロセスワーク研究会
email:
fax:03-5570-2860
URL:www.fujimi.in