「巧妙ないじめ」、「スクール(学校)・カースト」、「ママ・カース」ト~ 『ランク/格差の心理学』を事例/症例/ケースを通して学ぶ

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新連続講座!

第1弾、~「巧妙ないじめ」、「スクール(学校)・カースト」、「ママ・カース」ト~
『ランク/格差の心理学』を事例/症例/ケースを通して学ぶ

8月13日(火)19:00~20:50開始
(毎月第2火曜日、全10回)

たくさんの方のご参加が予想されます
先着順ですので、ご関心のある方は、お早めにご連絡ください。

1)桐野夏生の小説『ハピネス』(光文社)が話題になっています。
貧富の差や生活スタイルの違いに根差した序列、
つまり『ランク/格差」の構造が、子を持つ母親たちを苦しめています。
そんな「ママ・カースト」の世界について描いたのが、『ハピネス』です。

2)小説には、以前よりも「同調プレッシャー」の強まった「ママ友」の世界における
「心のセコイ/狭い/せせこましい/貧乏くさい
(一寸法師の針で)チクチク刺すようなタイプのいじめ」に
ついて書かれていますが、
それは、閉ざされたママ友世界における、
まるで「唯一の/セコイ自己実現」の仕方/あり方のようにさえ
錯覚して/思えてしまいます。

3)筆者は、似たようないじめを、
特に、女子中高生のクライアントを中心に、
過去20数年間にわたり聞いてきましたが、
それと同じような「巧妙なランク/構造的いじめ」を、
この小説に見ます。

4)桐野夏生は、この小説のヒントを、最近、小説家や社会学者によって
取り上げられ話題となっている「スクール(学校)・カースト」から得たと言います。

5)スクール・カーストは、
これまでの見えやすい肉体的暴力を伴った「ハードいじめ」ではなく、
変な言い方になりますが、
「洗練された/巧妙になった/ソフトで、見えにくい/見えないいじめ」の
温床/構造です。

(*講座内で、「ソフトないじめ」について、詳細に学びます)

6)ご承知の通り、「ハードな身体=物理的身体」=肉体」ではなく、
「ソフトな身体=見えにくい/見えない身体=ドリームボディ」を
専門的に取り扱ってきたのが、プロセスワークです。

また、プロセスワークは、「ワールドワーク」を始めて以来、
約25年にわたって、「ランク/格差」や、
それに付随する「特権/既得権益」について述べ、
集中的に取り組んできました。

プロセスワークのある側面は、『ランクの心理学』と言えると思います。

7)この新連続講座では、
プロセスワークの「ワールドワーク」、「オープン・フォーラム」の
知見と経験を駆使し、
「精妙化した/洗練された/巧妙ないじめの温床の、
スクール・カーストやママ・カースト」について、取り組みます。

8)それにあたって、解説や講義ではなく、
生の「事例/症例/ケース」を最優先し/取り上げます。

実際のケースを通して、この問題について学びたい人、
こうしたタイプの臨床実践に関心がある人、
プロセス指向のオープンフォーラムやワールドワークについて、
現場での事例・症例から検討したい人のご参加をお待ちします。

9)「スクール・カースト」や「ママ・カースト」は、
通常では見えない側面/部分/領域である
「人と人とのインタラクティブ(交流)」や「コミュニケーション」
のあり様に着目しています。

プロセスワークは、(A)「ハード面」である、「警察や弁護士、精神科医、
スクール・ケースワーカー、児童相談所、教育相談所、教師、親」に加えて、

上記の児童相談所、教育相談所、スクールカウンセラーと協力しながら
コミュニケ―ションやインタ―アクションといった
(B)「ソフト面」に眼差しを向けることはもちろん、

そこに、ロールやゴーストロール理論、
所与の場のモチーフやパターンを読むこと、
コンステレーションや共時性を見抜くことのような
(C)「超ソフト面」、

さらには、『語り得ない/言葉にできないタオ(道)』に従う
(D)「究極のソフト面」に着目して、『今日的ないじめ』と取り組んでいきます。

10)それは、医療や司法といった「ハード面」から、
神秘主義やタオイズムのような「究極のソフト面」にまで
着目することを意味します。

が、この連続講座では、そうした多次元的姿勢が、
「絵空事」ではないこと、
そうではなく、
むしろ神秘主義、タオイズムトランスパーソナル心理学などを含めた
パースペクティブが、
「いじめ」との取り組みに不可欠で、かつ実践的/実利的であることを、
実際の現場でのケースを基に考えていきます。

*この連続講座では、
「いじめ」の専門家の方やこの分野の学生の方はもちろん、
このテーマにご関心のある一般のみなさま、
初心者の方のご参加を大歓迎させていただきます。
(実際のケースを持っていなくても、参加可能です)

注.)この講座は、「いじめの被害者/犠牲者の方」の癒しのグループや
カウンセリング/心理療法を目的としたものではありません。
その点をご了承願います。

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日時:毎月第2火曜日 19:00~20:50
     第1回は、8月13日(火)

講師:富士見ユキオ

会場:港区赤坂

参加費:99,500円(初めての方)

      94,500円(2回目の方)

      89,500円(3回目以降の方)

      84,500円(5回目以降の方)

*たくさんの方のご参加が予想されます。
また、連続講座(クローズドグループ)ですので、人数制限があります。
参加を希望される方は、お早めにご連絡ください。
先着順です。

お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in

新連続講座!

第2弾、

1)多次元的プロセスワークは、「いじめ」に関して、

(A)「ハードな面」である、警察、弁護士、
スクール・ケースワーカー、教員、親などと連携し、

(B)「ソフトな面」における、生徒間/ママ友間のコミュニケーションに着目して、

2)(C)加えて、「言葉にできないタオ」の次元からも捉えていきます。

言葉にできないタオのプロセスは、

「夜見る夢」、「共時性」、「箱庭」、「コラージュ」、「身体症状」などを通じて、

(D)エッセンス次元や(E)ドリームランド次元に表現されますが、

言葉にできない次元を大事にすると、

時に、いじめられている個人の深層のプロセスと
呼応/共鳴/「啐啄(そったく)同時」的に、

いじめが、『収まる』、『なくなる』、『終わる』、『収束する』といったことが、
まるで奇跡/魔法/神秘のように生じます。

そういった実際のプロセスを、『具体的な事例/症例/ケース』から学びます。

3)「収まる」、「なくなる」、「収束する」といったプロセスは、

例えて言うと、人為を超えたところで
「かさぶたがとれる」、「憑き物が落ちる」、「季節が巡る」、
「雪解け」、「「干ばつ地帯に雨が降る」といった

あるべき姿に戻る/「なるようになる」プロセスに近いところがあります。

4)こうしたプロセスが起きて、いじめがなくなると、
いじめられた子ども/ママ/人の
了解感/納得感/癒しがより一層深まります。

5)それは、いじめをなくそうとしてなくす/
人為的介入によってなくす、というのではなく、

再び例えで言うと、人知を超えた次元で/における
「場」が変容し、星の配置(コンステレーション)が変わり、
深層次元で憑き物が落ちるようなことがまず起きて、

その後、日常次元でいじめがなくなった、とでも言いたくなるような現象です。

それは、ユングとタオイズムで有名な
『雨降らせ/雨降り男(rain maker、レイン・メイカー)』を
思い起こさせます。
(*このクラスの「最重要点」です。

古代の教えである、そしてプロセスワークの背骨/屋台骨である
タオイズム(老荘思想)が、
いかに、「いじめ」との取り組み/時に、深層次元からの解決にに役立つか、
見ていきます!)

6)プロセスワークの多次元的アプローチは、だからといって、
人為的介入を拒むものでは全くありません。

(A)ハード次元の介入もしっかりと行いますし、

(B)ソフト次元での取り組みも試みます。

また、いじめをなくすための社会運動にも積極的に関与します。

7)しかし、いじめられた本人が、ハード次元における警察の介入や社会運動、
ならびにソフト次元におけるコミュニケ―ション的対応だけでは、

たとえ、いじめた側が非を認めて謝罪しても、
さらには所与の場におけるいじめが止まっても、

深い納得感、了解感を得れないことが少なくありません。

本人の主観/心/「魂」が、それだけでは収まらないことがあります。

8)例えば、私たちのところには、
裁判に勝ったり、(西洋医学的)手術が上手くいって身体的回復を経験したり
(それらは「ハード」な次元の出来事です)、

カウンセリングやコミュニケーションの専門家のサポートを受けて、
対人関係が良好になったにもかかわらず
(それは「ソフト」な次元での関わりです)、

なぜか、「何かが腑に落ちず」に、
プロセスワークを受けに来られる方が後を絶ちません。

9)いじめについても同じで、いじめを「なくす」アプローチだけでは満足感を得れず、

深層次元で「なくなる/収まる/収束すること」を求めている、
とでも言いたくなるような方が、少なからずいらっしゃいます。

10)それは、人知を超えた次元とのコンタクトを意味しており、
時に奇跡/魔法/神秘的な/レイン・メイカー的プロセスが実際に生じますが、

この文章を読まれているだけでは、何か「怪しいオカルト」や
「お題目」に聞こえるかもしれません。

ですので、今回の連続講座では、『実例』を通して、多次元的立場から
いじめについて繰り返し臨床的に取り組みます。

11)最後に、再度、プロセスワークは、
「語り得ない非二元的タオ」の次元、
「エッセンス」の次元、「ドリームランド」の次元
ならびに、「間主観的コミュニケーション/ソフト」な次元
そして、「裁判、警察、社会運動などのCR/ハード」な次元の
全てを、もれなく肯定していることを繰り返させていただきます。

12)この連続講座では、
「いじめ」の専門家の方やこの分野の学生の方はもちろん、
このテーマにご関心のある一般のみなさま、
初心者の方のご参加を大歓迎させていただきます。
(実際のケースを持っていなくても、参加可能です)

注.)この講座は、「いじめの被害者/犠牲者の方」の癒しのグループや
カウンセリング/心理療法を目的としたものではありません。
その点をご了承願います。