東北支部の紹介

東 北 支 部 の 紹 介

東北支部は、日本トランスパーソナル学会初の支部として2003年に誕生しました。
設立当初は4人でスタートしましたが、現在は6名の役員で運営にあたっています。

◎ ポリシー
東北支部の姿勢として一貫して大切にしていることは、「パーソナルの確立(自覚)」であり、“自分を理解するための促進の場“としてのセミナーを実施することです。これは、「意識の成長をどう捉えるか」という視点において、「プレパーソナルからトランスパーソナルに至るためには、パーソナルを経ることが不可欠である」という考え方に基づいています。特に企画者・促進者になり得る責任ある立場としての役員は、個人として人生を自覚的に生きる意味で、「支部役員同士の人間関係」を学びの場として活用しています。具体的には、年1~3回ほどの「役員同士のBEG(ベーシック・エンカウター・グループ)」、日々の関わりとしてはネット上の掲示板を使い、「自分の心を言葉にして相手に伝える勇気、他者性を介した互いに向かい合う対話、忌憚のない率直なやりとり」を目指しています。

「私がいま、ここに存在している」ということ、実存的意味としての実感と自覚、意識の成長・進化(深化)とは? そして人間の存在とは何か?

システム理論やホリスティックの言葉に代表されるように、社会、医療、教育、宗教、哲学、心理、科学など、これら縦割りに認識されてきた各分野は、互いに影響しながらも存在のあり方に変化が起きています。
それぞれの専門分野が各々の独自性を保持しながらも融合に向けて動き始め、既存の枠組みが大きく変わろうとしていることを強く感じます。今このような時代に立ち会う我々は、何を感じ、何を為して行くのでしょうか?そんなことを皆様と一緒に考え共に歩んで行けたらと思っております。

◎ 活動目的

「トランスパーソナル理論の研究、および、“個人や社会の在り方”と“トランスパーソナル理論”の関係性の研究、さらにその発展への貢献を目指す」

◎ これまでの活動歴
発足から3年間は、学会「本部企画セミナー」を東北在住の方々にも体験して戴くため、年4回の研修会を実施、本部に講師を依頼し同様の内容で提供させて戴きました。
 4年目以降は支部の独自性を出し、オリジナル企画として、“地球環境問題を通して自分を見つめるワーク“や、カウンセリングのエッセンスを用いた“聴き方講座“などを実施しました。東北支部では、今後もこれまでと同様に“自己覚知”の促進を中心に据えた講座を企画していく予定です。

◎ 今後の活動予定
1) 「一般に向けたセミナー(研修会・ワーク)」を年に2回ほど開催。
2) 「トランスパーソナルの研究」および、「“個人や社会の在り方”と“トランスパーソナル理論” の関係性の研究を主旨とした研修会」の開催。

なお、2)における学習会の内容としては、暫定的に以下のようなものを検討中です。

 トランスパ―ソナル心理療法・ホリスティック教育・ホリスティック医学・慈悲としてのケアリング・東洋思想・実存哲学・現象学・システム論などを切り口に、「トランスパーソナル学」の理解を深めます。