「外的コンテキストと心的現実作り」セミナー
8/26(日)10:00~17:00
「外的コンテキストと心的現実作り」セミナー
1)今回のテーマは、三つあります。
①外的コンテキストとランク(格差)/ヒエラルキー(階層性)
②外的プロセスと心的・内的コンテキストの仕分け/切断
③仕分け/切断を通じた「心的現実作り」
全てつながっていますので、三つを一緒に学ぶことが大切であり、
またその良い機会です。
一つは、外的コンテキストとランク(格差)/ヒエラルキー(階層性)についてです。
これがわからないと、それまで学んだプロセスワーク、心理セラピー、
コーチング、ファシリテーションを、仕事や現場で役立ることができません。
2)例えば、私たちのように、「開業」という場で
行うプロセスワークや心理セラピーと、
「学校」や「病院」や「企業」で実践するプロセスワークや心理セラピーとは
極論すれば、全く変える必要があります。
(例)「企業」で行うプロセスワークや心理セラピーは、
先ず第一に、「企業の利益」を考えなければなりません。
その上で、企業カウンセリングの場に来談する社員個々人の利益に
配慮するようにします。
何故でしょうか?
3)理由は、企業に雇用される時点で、私たちは「中立」ではなく、
企業の利益を最大化する、という「契約」を締結している(だろう)からです。
そうした「契約」や「事前に某企業の色に染まった」状態で、
プロセスワークや心理セラピーを行うことになるのですが、
そうしなければ、プロセスワーカーやセラピストは、
「契約違反」ということで、「解雇」されかねません。
4)ですので、企業の利益と、社員個々人の利益の両方を
守り、大事にするためには、例えば企業カウンセリングにやってきた社員に、
早い段階で、次のように話します。
「ここでの話は、企業の利益のために企業側や上司に伝わる可能性があります。
ですので、あなた個人の不利益になりそうなことは、ここでは
話さないか、伏せるか、抑制して話してください。
私は、企業に雇用された立場の(企業内)心理セラピストです。
そうした限界/枠組みの中で、あなたの利益を
最大限守り、大事にさせていただきます」、と。
それが、「企業」という「外的コンテキスト」を尊重した、
「現実的なプロセスワークであり心理セラピー」です。
そうしてこそ、現場で有益なプロセスワークや心理セラピーを
実践することができます。
4)それには、プロセスワーカーや心理セラピストが、
J.ラカンの言う「去勢される能力」や、
M.クラインの「抑うつポジション」を身に着けている必要があります。
そして、それには、仕分け、切断といった父性的プロセスが欠かせません。
(今回は、ここまでとさせていただきます)
今回のテーマは、成熟した、かつ現場力のあるセラピスト、コーチ、
ファシリテーターになる上で不可欠です。
今回のテーマに関心のあるみなさまのご参加をお待ちします。
このテーマの初心者の方も、大歓迎させていただきます。
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日時: 8/26日(日) 10:00~17:00(9:50開場)
講師:富士見ユキオ
会場:都 内
参加費:21,000円(税込)
(セミナー当日、お支払いください)
お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in