プロセスワーク研究会2009年開催の連続講座のお知らせ

*JTA関係のセミナー情報です。申し込み・お問い合わせは各主催にご連絡ください。

2009年 連続講座のご案内(内容の詳細は後に続くページをご覧下さい)

夜間連続講座

月1回 19:00~20:50(3月以降からの開催となります)

(1)クローズド・グループによる臨床的/実践的ワールドワーク:
 ・グループA「ワールドワークとつながり」 第4火曜日(5月からスタート)
 ・グループB「ワールドワークと瞑想」 第2水曜日(3月からスタート)
(2)病、身体症状とプロセスワーク 第2火曜日(3月からスタート)
(3)夢の連続講座:
 ・グループC 第4水曜日(4月からスタート)
 ・グループD 第2金曜日(4月からスタート)
(4)夢と身体症状:第2土曜日(3月からスタート)
(5)シャーマニズムとプロセスワーク:第1水曜日(3月からスタート)

(1)臨床的/実践的ワールドワーク・セミナー

   ☆グループA「ワールドワークとつながり」
   ☆グループB「ワールドワークと瞑想」

ワールドワークを臨床的に、また実践で使えるようになるにはどうしたら良いでしょう?どういった点に気をつける必要があるでしょうか?どうすればマイナスの副作用を回避することができるでしょう?

 このセミナーは、そういったご要望ご質問に十分お応えできる臨床的、実践的ワールドワークの連続講座です。

 臨床的、実際的に考えるとは、(1)参加者やグループの病態水準、健康度を査定、見立てること、(2)参加者やグループがおかれたコンテキストや状況を熟慮することが不可欠ですが、そうした基礎から学んでいきましょう。

 たとえば、ワールドワークの最重要概念に「ディープ・デモクラシー(深層民主主義)」があります。しかし、臨床や実践においてはディープ・デモクラシーですらコンテキスト・フリー(コンテキストから自由)、病態水準からフリーではありません。

 参加メンバーに統合失調症水準の方がいらしたり、グループ全体がその水準まで落ちているときには、場の枠組、器、構造を相当しっかりとしたものにすること、1次プロセスを十分丁寧に敬うこと、といった一面的、一方的なアプローチが不可欠なことがままあります(この点については、2009年6月28日、日曜日のセミナーの解説を参照してください)。

 それは、理念(たとえば深層民主主義)より、目の前のあなたや私(つまり人間)、参加者の病態水準、またグループがおかれたコンテキスト、状況の方がより大事だからです。(ワールドワークは、家族に向けて試みるのか、スクールカウンセリングで用いるのか、企業コンサルティングに活用するのか、また所与の家風、校風、社風はどういうものかといった、つまりコンテキストや状況によって大きく変化、変形しなければ実用化できません)。

 この連続講座では、あなたや私の主体性、つまり人間とコンテキストを重視した臨床的、実用的ワールドワークの基礎について学びます。

 実践に役立つ、また臨床的ワールドワークを身につけたい方のご参加をお待ちします。

 今回は、「ワールドワークとつながり」と「ワールドワークと瞑想」という二つのテーマを中心に、ワールドワークを学んでいきます。

☆グループA「ワールドワークとつながり」

 この連続講座では、「つながり」をキーワードに毎回ワールドワークを行います。

 有機的、スモール、スロー、関係(今日ミンデルは「プロセスとはリレーションシップ(関係性)のことです」と述べています)、イリイチの「コンヴィヴィアル(いきいきとした共生)」や「ヴァナキュラー(家庭で育てられるもの、作られるもの、共有地に由来するもの)」、アメリカ先住民の「オール・マイ・リレーションズ(私のすべてのつながり)」、大乗仏教の相互依存=縁などをメタファーにワールドワークの基礎を学びましょう。

日時:5月からスタート、第4火曜日、19:00~20:50
人数: 各10人(先着順)(臨床的に行うため少人数で進めます)

☆グループB「ワールドワークと瞑想~ワールドワークの深まりと実践的瞑想の接点~」

 ワールドワークを行う上でもっとも大切な点は、一見外的に映るワールドワークをインナーワーク(プロセス指向の瞑想)と捉え返して深めることです。この連続講座では、瞑想を鍵に、ワールドワークを味わっていきます。こうしたワールドワークを積み重ねることで、対人関係や日々の暮らし、社会的、政治的テーマに活かせる生きた瞑想についても考えます。ゆっくりとじっくりとワールドワークを進めていきましょう。

日時:3月からスタート、第2水曜日、19:00~20:50
人数:各10人(先着順)(臨床的に行うため少人数で進めます)

(2)夢の連続講座

 心理学(psychology、サイコロジー)は、語源的にはpsyche(魂)のlogos(言葉、論理)ですが、この連続セミナーでは、夢を通じて、魂の言葉に耳を傾け、その論理を紐解いていくことを学びます。セラピー(therapy)は「奉仕、世話」を意味しますが、魂の世話、魂に奉仕についてもお話します(サイコセラピー、psychotherapy = psyche+therapy、魂の世話、奉仕)。また、サイコアナリシス(精神分析、psychoanalysis)は、魂を解き放つことを意味します。

 夢をこちらが知的に分析するというより、夢に潜む魂を解放する作業に携わることで、夢にこちらが分析されること、夢に影響されることを大事にします。夢は黄泉の国、地下世界からやって来ると考えられますが、夢を通して「死」に触れ、死に感染することで硬い自我のコントロールを少しずつ手放し、夢に身を委ね導かれていくことを学びます。

 夢との関係をゆっくりと育むことで、自我や日々の緊張した生き方が緩み、毎日の生活に安らぎと深みと豊かさをもたらすことを目標としています。夢に関心のある皆さまのご参加をお待ちしています。

日時:グループ(C)第4水曜日  グループ(D)第2金曜日
   いずれも4月からスタート、19:00~20:50
人数:若干名(先着順)

(3)病、身体症状とプロセスワーク

 プロセスワークは、ユング心理学の夢とのワークを病や身体症状との取り組みに試みたところから始まりました。この連続講座では、そのときに生まれたドリームボディ・ワーク(夢と身体とに向けたワーク)を、実際の病や身体疾患に当てはめていきます。難治の病、慢性的身体症状、がん、心身症などに対する新しいアプローチ、西洋医学とは異なるアプローチに関心のある方、ご自身の病や身体症状と取り組みたい方のご参加をお待ちします。

 ドリームボディ・ワークに加えて、病や身体疾患に対する、その後生まれた数々の、また最新のプロセス指向のワークをご紹介し試みます。

日時:3月からスタート、 第2火曜日、19:00~20:50
人数:若干名(先着順) 
   

(4)夢と身体症状

 上記の(2)の「夢の連続講座」と(3)の「病、身体症状とプロセスワーク」とを組み合わせたクラスです。夢のワークならびに病、身体疾患との取り組みの両方に強い関心を持っている方への贅沢な講座です。是非ご参加下さい。

日時:3月からスタート、 第2土曜日、 19:00~20:50
人数:若干名(若干名)  
  

(5)シャーマニズムとプロセスワーク

 M.ハーナーの癒し型シャーマニズム、C.カスタネダの戦士型シャーマニズム、プロセスワークの大地の心理学、ユングのコンステレーションや共時性を指向した体験的連続講座です。

 プロセスワークのいう世界チャンネル、大地、風土、星、魔法、意識とリアリティの深みなどに関心のある方のご参加をお待ちします。

日時:3月からスタート  第1水曜日、19:00~20:50
人数:若干名(先着順)

開催時間、参加費、お問い合わせ

参加費:いずれの夜間連続講座も同料金です。
クローズド・グループへのご参加が初めての方:99,800円
2回目の方:94,500円   3回目以上の方:89,500円
回数: 月1回で、合計10回
場所: 東京都港区赤坂(お申し込みいただいた方に詳細をお知らせします)
講師: 富士見ユキオ

お問い合わせ/お申し込み先

プロセスワーク研究会 107-0052東京都港区赤坂4-4-18-3F
FAX:03-5570-2860  E-mail:gdmwx113*ybb.ne.jp(*を@に変えてください)