歴史的大転換期を生きるインテグラル思想と実践
歴史的大転換期を生きるインテグラル思想と実践
The Great Turning: Integral Perspectives and Practice
ケリー博士来日(通訳あり)ワークショップ
3/11以来、日本は未曾有の挑戦に直面しています。そして、地球共同体全体が史上類をみない難局に直面しています。それは、大規模な種の絶滅、地球の気候変動、経済的な不安定が進み、動物や人間にとっての居住地や生息地の喪失と資源の枯渇が加速し、社会的、政治的、精神的、そして、たえず心理的に不安定な状態にみまわれています。
「The Great Turning: 歴史的大転換点」という言葉は、ジョアナ・メイシーらが考えた 産業中心発達社会から、真の生命持続社会への転換期という意味です。 これらの挑戦が示しているのは、根源的部分における自然の本質と人間の意識の進化であるといいます。 過去から現代までのインテグラル思想家とその先駆者達、聖アルビンド、テイヤール・ド・シャルダン、C.Gユング、ジーン・ゲプサー、ジョアナ・メイシー、およびリチャード・ターナスたちは、この危機を乗り越えるための優れた考え方やアプローチを議論してきました。このワークショップは、これらの現代社会に不可欠の思想家、および先駆者たちの思想を引用しながら、意識の進化に関する概観を解説し、また、体験的な手法を使いながら、過去から、そして未来への道筋を、現代という交差点から照らし出していこうと思います。(ケリー博士より)
場所、参加費、申し込み
日時:2011年5月28日(土曜)9:30-4:30
場所:KKRホテル中目黒 (中目黒駅から徒歩13分)
地下一階会議室
アクセスは下記にてご覧ください。
http://www.kkr-nakameguro.jp/ac_index.html
参加費用:2万5千円
申し込み:プロジェ・トランスパーソナル田尻
TEL: 070-6643-6561
Email:
講師紹介
インテグラル統合大学院教授であり、最先端のインテグラル思想家。オタワ大学で宗教研究で博士号(Ph.D.)を取得。ウィンザー大学、オタワ大学、カールトン大学等で教鞭をとる。現在、カリフォルニア統合学研究所教授。立命館大学 客員教授。
これまでにユング、ヘーゲル、トランスパーソナル理論、ニューサイエンスについての論文を多数出版している。著書に『個性化と絶対:ヘーゲル、ユング、そして、全体性への道』(Individuation and the Absolute: Hegel, Jung, and the Path Toward Wholeness (Jung and Spirituality))(Paulist Press, 1993)がある。また、編書には、『ケン・ウィルバーとの対話:トランスパーソナル思想家との対話』(Ken Wilber in Dialogue: Conversations With Leading Transpersonal Thinkers
)(Quest Books, 1998)がある。
翻訳書には、and co-translator, with Roger Lapointe, of French thinker フランスの思想家エドガール・モラン(Edgar Morin)のHomeland Earth: A Manifesto for the New Millenium (Advances in Systems Theory, Complexity and the Human Sciences)(Hampton Press, 1998)がある。近著はComing Home: The Birth and Transformation of the Planetary Era(Lindisfarne Books, 2010)(『祖国地球―人類はどこへ向かうのか』として邦訳)。学術的な研究の傍ら、長年にわたり種々の中国武術を実践している(太極拳・八卦拳・形意拳)、1990年以降、太極拳をおしえている。現在の関心領域は、「惑星の時代」における意識とエコロジーの関連にある。
通訳:鈴木規夫
イングラルジャパン株式会社取締役。ケン・ウィルバーと親交があり、日本の気鋭のインテグラル思想家として最前線をいく。
編書:インテグラル理論入門I &II(春秋社)