年末集中プロセスワーク入門セミナー~プロセスワーク曼荼羅(マンダラ)
12/25(土)26(日)27(月)&28(火)
『年末集中プロセスワーク入門セミナー
~プロセスワーク曼荼羅(マンダラ)』
*12/28(火)は
「関係性、カップル、家族のライブスーパービジョン・セミナー」
プロセスワークは日常次元における多様性に加えて、
意識(心)と現実の多次元性を肯定します。
これは横/水平次元と、縦/垂直次元を縦横無尽に動き回るプロセス(それは錬金術の「メリクリウス」に当たるでしょう)を受容し、フォローするために想定したプロセスワークのフレーム(枠)です。
この枠は、ケン・ウイルバーの「無境界」に近いものですが、それをイメージで顕したものが密教の曼荼羅、ヒンズー教のヤントラ、タオイズムの陰陽、アメリカ先住民の砂絵などです。それらには、仏や神だけでなく、悪魔や怪物たちが描かれ包容され、居場所を与えられています。
ユングは対立物の結合に、四角形を経た丸、つまり曼荼羅を理想の形として夢見ましたが、それはプロセスワークの一次と二次プロセスとエッジ、ワールドワークのゴーストロールを包括するフレームです。
しかしそれは「枠」であっても「無」境界であり、そのためプロセスワークは、夢やドリームボディの次元を超えて「非二元、無、空」という次元を、東洋思想を参考に想定するに至りました。
この枠は、プロセスワークの中心概念であるアウェアネスや深層民主主義と表裏一体となっています。
この三日間のセミナーでは、曼荼羅を受け皿に、プロセスワークの基本と最前線について学びます。
また講師の今年一年の臨床経験を織り込み、メリクリウスとの関係作りについても検討します。
プロセスワークの基礎から最前線まで全般を集中して学びたい方、対立物や矛盾したプロセスの結合、曼荼羅,ヤントラ、砂絵に関心のある方、ホリスティック心理療法、トランスパーソナル心理療法、臨床心理学、カウンセリング、コーチング、家族療法、ボディワークに関心のある皆さまのご参加をお待ちします。
===追記(2010年12月18日)
癒しが生じる上で最も大事な点の一つは、問題、症状、悩みを「縦次元」に置き換えることです。
たとえば「うつ」が問題になっている場合、医学的次元で治療を目標にそれと取り組むと共に(これは日常的次元、横次元でのアプローチです)、地下世界に向かうプロセス(つまり縦次元のテーマ)と仮定する(リフレームする)ことが重要です。
うつは英語で”depression”ですが、これは”de(下方向へ)”+“press(プレスする、圧する、押)”+”ion(名詞形)”から成っています。
つまり英語のdepressionは「うつとは下へに向かうことを強要するプロセスである」ことを暗示しているのです。
これはシャーマンの地下世界への旅や、錬金術の第1変容段階である「ニグレド(黒化)」と考えることができるかもしれません。(これはdepressionの語源に寄り添う考え方ですね。そういった意味ではタオイスト的
アプローチです!)
そうするとうつは単にマイナスの医学的問題であるばかりでなく、シャーマニズム的には魂の深みへの旅の始まりであり、錬金術的には変容の第一歩となっていきます。
シャーマニズムは世界を「天上界、地上界、地下世界」の3世界、つまり「天地人」という風に縦次元に分けますが、これは各神秘主義の「1、2、3、4、5、・・・次元」やプロセスワークの多次元性、レインボー(虹)の基礎となっています。
この年末セミナーでは私たちの心、魂、意識、世界、リアリティを、多層的、多次元的に見ていきます。
これは「曼荼羅(マンダラ)」セラピーにとっての基本ですが、問題、症状、悩みをシャーマン的、錬金術的、多次元的に見直す(リフレームする)トレーニングを、体験を通じて行ないます。
プロセスワーク、トランスパーソナル心理療法、錬金術的セラピー、シャーマニズム的ファシリテーション、神秘主義的カウンセリングにご関心のあるみなさまのご参加をお待ちしています。
=======(2010年12月19日追記)
昨日、年末集中基礎セミナーでは、
私たちの心、魂、意識、世界、リアリティを、
多層的、多次元的に見ていくと述べました。
それにはそれを可能とする新たな枠/フレームが
必要とされます。そしてその一つがチベット密教や
真言密教で有名な「曼荼羅(マンダラ)」です。
マンダラは周知の通り、ユングがセルフ(Self/自己)
の象徴の代表的なもの一つと述べたところから
心理療法家に注目されるようになりました。
それは自我(意識の中心)を超えた新たな、広くて
深淵な意識+無意識の中心でありその両者を含む
全体です。
自我を普段の「私/私たち」とすると、
セルフやマンダラは「私/私たち」+
「あなた/あなたたち」を包含するものです。
ワールドワーク的に言うと「内」+「外」、
「味方」+「敵」となります。
そうしたことが可能になるには、ワールドワークや
私たちの内的フレーム(枠)やフィールド自体が、
セルフ的、マンダラ的に変容するる必要があります。
ですからマンダラには仏や神々だけでなく、
悪魔や怪物が招かれ、居場所を当てられ、
描かれているのです。
そのためには、ワールドワークの参加者や
わたし/わたしたちが変化するのでは事足りず、
ワールドワークのフレームやわたしを含む場自体が
質的変化をしなければなりません。
セルフの他のシンボルに、対極図/陰陽図があります。
これも、図の全体イメージとは、同じくわたしたちの
全体性とは、光の当たっている「陽」だけでなく、
光の当たっていない闇、すなわち「陰」があってこそ
となります。
私/私たちは対極図の一部でしかなく、対極図=
全体性の実現からすると、そこのには陰、あなた、
敵が不可欠なのです。
さらに言えば、ユングにとって個性化/自己実現の
過程とは全体性への道であり、そのためにはセルフ、
マンダラ、陰陽図の受容、肯定への過程でもあります。
そうした意味では、このセミナーは対極図(タオイズム)
心理療法セミナーのトレーニングの場でもあります。
タオ・セラピー、プロセスワーク、トランスパーソナル
心理療法、錬金術的セラピー、シャーマニズム的
ファシリテーション、神秘主義的カウンセリングに
ご関心のあるみなさまのご参加をお待ちしています。
初心者の方も大歓迎致します。
タオイズム心理療法についてもみなさまと学ぶ機会を
楽しみにしています。
日時:12月25日(土)26日(日)27日(月)
10:00~17:00(9:50開場)
*28日(火)は「ライブスーパービジョン・セミナー」です。
講師:富士見ユキオ
場所:都 内
参加費:1日参加 :21,000円(税込)
2日間参加:41,000円(税込)(1,000円割引)
3日間参加:60,000円(税込)(3,000円割引)
お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
EMAIL: