東北支部セミナー「第2回 やさしい読書会」参加者の感想

日本トランスパーソナル学会東北支部 主催

 第2回 「やさしい読書会」 

書 籍 『 魂のアイデンティティ 心をめぐるある遍歴』

著者:西平 直(京都大学教授)

参加費  : 全6回参加~8,000円 各回参加~1,500円(当日お支払いください)

日 時:第2回 平成21年6月28日(日)13時~16時30分

 場  所  :  仙台市市民活動サポートセンター研修室2

 【日程】 全6回 ~ 6月28日、8月23日、10月11日、12月13日、22年2月21日 の各日曜日午後を予定

※ 第1回目(4月12日)、第2回目(6月28日)は終了しました。

 

 2009.6.28 第2回 参加者の感想より 】

・   これまでペルソナを否定的に見ていましたが、役割を潤滑油として考えることができ、それによって役割がスムーズにできたりするので肯定的に捉えることができるようになりました。ペルソナも自由に取り外しができることが大切なのですね。また、私は「ありのまま」の捉え方が狭かったなと思います。「ありのまま」とは、その瞬間瞬間に感じた自分の気持ちだとファシリテーターの方がお話してくださったことを聴き、心がとても楽になり、他者の言うことも今までなら「えっ」と思えることでも、これから「そうだね」といえるような気がします。とても腑に落ちる話を聴きました。

・   相克的、相乗的、それぞれ自分のなかに両方持っていて場面によって使い分けているのだと気がついた。「魂のアイデンティティ』の本をきっかけにして、参加した方々の今感じる気持ちを聴くことができて充実した時間を過ごすことができました。皆さんの今まで生きてきた時間、感じた想いを聴くことで、生きていくヒントを頂いた。どうもありがとうございました。

・   とっちらかっている自分の内部を統合していくきっかけを頂いた時間でした。自分の中で捉えていた「ペルソナ」や「ありのまま」という言葉の理解を一度はずしてみると、いろいろな可能性のツールとして、宝ものとして使っていけるものであるという新たな光が見えた気がしました。ありがとうございました。

・   私の中にある大切だったはずの「思春期の私」をどうして私はずっと忘れていたんだろう・・・激しいエネルギーをぶつけた訳ではなかったけど私はずっと独りで自分と向き合っていたんだなぁと、この本を読書会で読むことで思い出しました。その頃から続いている「私って・・・」というテーマは今もまだまだ続いています。この本との対話を通し、これからも私を見つめていきたいと思っています。

・   今日も丁寧な進行の中で、自分と向き合う時間を頂きました。これまでの無意識の中のもの少しずつ掘り下げる楽しさと意味の重さを受け止めています。

・   「ありのままの自分」という形に拘りすぎていたと思う。

・   参加人数もちょうどよく、参加しやすかった。みんなの前で文章を読み上げるのも緊張しますがいい経験となります。ありがとうございました。

・   「彼」と向き合う著者の「本気」は凄いと思う。だからこそ「彼」も自分を開いて話したのだと思う。その勢いを受け止めるには、相当なエネルギーが必要だと思う。それから、皆さんとのやり取りで「ペルソナ」、「ありのまま」という言葉の概念が変わった。その言葉を先入観で捉えていて自分なりの拘りがあった。こうしてみていくと、他にもいろいろな自分のクセで物事を見ているのだろうと思う。

以上

※ 参加されたみなさん、私たちも勉強になりました。ありがとうございました。(役員一同)