◇植島啓司『偶然のチカラ』(集英社新書)

偶然のチカラ (集英社新書 412C) (集英社新書 412C)

古今東西、多くの人々をひきつけて止まない「偶然」という出来事に焦点を当てた本であるが、幸福論や運命論、あるいは人生指南の書としても読むことができる。ギャンブルや確率の話、占いやスピリチュアルの話等、例として触れられている内容も多岐に渡るもので興味をそそられる。時々手にとってまた読み返したくなるような、ちょっと気になる書物。


◇エックハルト・トール『ニュー・アース』(吉田利子訳、サンマーク出版)

ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-

「今、ここ」に目覚めるための道筋を、専門用語を用いず、誰にでも理解できる言葉でシンプルに説いた本。複雑な事柄や不思議な事柄は出てこないが、読み進めるうちに自分が奇跡に囲まれて生かされていることに改めて気付かされる。取り上げられているメソッドも非常に簡潔だが、この上なくパワフルなものだと思う。自分が置かれている状況の良し悪しにかかわらず、心の静けさと勇気を与えてくれる本である。


◇ジェイムズ・ホリス『ミドル・パッセージ』(藤南佳代・大野龍一訳、コスモス・ライブラリー)

ミドル・パッセージ―生きる意味の再発見

ユング派の分析家による、危機や転換期を迎えたアイデンティティについての論考。神話や文学等、様々な文献から採られた事例の数々は非常に読み応えがあり、随所に深いメッセージが感じられる。一歩引いた場所から見た、人生の節目に関するガイドブックと言っても良いかもしれない。生き方に迷った時の方向性について、多くのヒントをもたらしてくれる好著。



*画像をクリックするとAmazonで本の詳細をご覧になれます