4/14(日)10:00~17:00
永遠の少年と自己愛性パーソナリティ障害

1)この講座は「自己愛性パーソナリティ障害」についてのものですが、
今回は、「永遠の少年」を題材に取り組みます。
プロセスワークを交えて、このテーマに取り組みます。

2)「永遠の少年」は、「プエル」の名称で有名です
(より正確には、「プエル・エルテネス ”puer aeternus”」という「童子神」。
「童子神」ですので、東北の「座敷童(ざしきわらし)」のような、
子どもの神的存在・精霊的存在をイメージしてください。
大人の神々とは異なります)。

プロセスワークでは、プエルを「ロール」や「ドリーミング」と捉え、
ユング派では「元型」あるいは「元型的イメージ」と考えます。

3)さて、プエルを世に広めた第一人者、
ユング派のマリー・ルイーズ・フォンフランツ
(ミンデルの教育分析家、師匠の一人)は、
プエルに取りつかれた人を、
先ず第一に、「顕著な母親コンプレックスを抱いている」と言います。

~先に述べたように、プエルが、「童子神/子供の神」であったことを
思い出してください。
彼は、「母神」を崇拝する「エレウシス(場所の名前)の秘儀」の中で、
生まれました。プエルは、「母なるものの子ども」なのです~

4)その特徴は、

A)みんな・家族・世間は気づいていないが
自分は特別な隠された・すごい才能を持った存在であり、
従って、平凡な一般社会に適応する必要はない、
という身勝手な主観的自己中心性を抱いています。

B)他人に対して傲慢で横柄です。
それは、劣等感と、劣等感の裏返しの優越感から
来ていると言われています。

B)勘違いの・根拠のない「救世主コンプレックス」や
「スピリチュアリティ・コンプレックス」/「スピリチュアリティへの興味」を
持っている傾向にあります。

C)今現在の「パートナー」、「職業」、「人生」は、『仮のもの』で、
本当に自分に相応しい「パートナー」、「職業」、「人生」は
常に先送りされて、決してやってこない未来にあり、

本当の自分の出番の時は、「まだ来ていない」と、ずっと思い続けます。

理屈は一人前ですが、
一度もパートナーを持ったことも、職業に就いたこともない、
人生を引き受けたことがない、ということ/人もよく見られます。

あるいは、交際しても、仕事についても、即、止めたくなる傾向にあります。

5)それらには、
ある種の「精神的マスターベーション」の側面がありますが、
「ナルシシズム/自己愛障害」の典型的な特徴です。

~それらは、かつて「ピーターパン・シンドローム」や
「シンデレラ・コンプレックス」や
「モラトリアム人間」などと呼ばれたものと重なる部分が大です~

フォン・フランツの「永遠の少年」分析は、ナルシシズム理解のための
先駆けであり、一級品でもあるのですが、今回のセミナーでは、
永遠の少年も題材にしながら、
「自己愛性障害」、「自己愛性パーソナリティ障害」について取り組みます。

自己愛性障害は、それに関する専門的知識がなければ、
専門的に取り組むのが最も困難な心理的テーマの一つです。

このテーマにご関心のある対人援助の専門家や学生の方、
また一般の方、初心者の方のご参加を歓迎致します。

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日時:4/14(日) 10:00~17:00(開場9:50)

講師:富士見ユキオ

会場:都内

参加費:21,000円(税込)

お問い合わせ先:プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:
URL:www.fujimi.in