連続講座「事例から学ぶ『共依存』とプロセスワーク

連続講座「事例から学ぶ『共依存』とプロセスワーク

先着順です! 5/20(月)19:00 スタート!

 事例から学ぶ「共依存」とプロセスワーク

~共依存と依存症と機能不全家族、
無能/無力感とパワーゲーム、
卑小な自己からの回復、健康な私作り、
豊かな関係作り~

1)今から約25年ほど前、米国で、
「共依存(co-dependency)」という言葉が生まれ、
共依存について盛んに言われるようになりました

~”co”は「共に」 “dependency”は「依存」、
“co-dependency”とは、「共に依存しあうこと」を意味します~。

今日、共依存という言葉は日本でも言い古された感がありますが、
共依存という考え方は、臨床現場では、現在でも、古いどころか、
ますます重要性を増しています。

それは、上記のサブタイトルの無能感やパワーゲーム、自己の卑小感だけでなく、
家族内の暴力/DVにも深く関係しています。

2)今日、私たちは、共依存を考えるにあたって、
コフートの自己心理学や、家族療法、クライン派の精神分析などの
成果や知恵を手にしています。

~例えば、「遺棄」は、最も酷い虐待の一つですが、
それは共依存関係や共依存家族と深く関係しています。
そして、「遺棄」がなぜ虐待なのか、ということに対する理解を
最も後押ししてくれる一つが、
コフートの自己心理学です。詳しくは、講座でお話しします~

3)共依存は、専門家からではなく、
一般の人たちの間から生まれ、発展し、磨かれてきたきた概念ですが、
それを、心理療法各流派の専門的視点を紹介しながら見直し、練り直し、
共依存の理解を深め、健康な私作りや、
豊かな関係作り/「縁」の再評価を試みます。

4)この連続講座では、共依存についての基本的見方と、
心理療法各派各派からの最新の見解をご紹介し、
毎回、事例/症例(ケース)から、共依存についての理解を深めます。

事例を活用しますので、共依存の全体像を生きた形で学ぶことができます。

ケースは、書籍、論文などからのものを中心にしますので、
ご自分で共依存の事例に携わっている必要はありません。

第2弾

1)共依存者の特徴は、
自尊心、自己評価、自己価値観、自己効力感などが低く、
パーソナリティの中核に「卑小な自己」があることです。
共依存の症状が極端に悪い場合には、
心の中心に、「凝集性/まとまりの悪い・
壊れかけている・ばらけていきそうな自己」があります。

しかし、共依存者は、そうした自己と向き合うことができず、
卑小で、まとまりの悪い自己、自尊心や自己評価の低い自己から
「自ら」を守る/防衛するために~=注意を逸(そ)らすために~、
パートナーが自分に依存することを半ば無意識のうちに
巧妙に/操作的に行い、
依存されることに(偽りの)自己評価、自己価値、自己効力を見出します。

そうした不健康な/病的関係を「共依存」ないし「共依存関係」と呼びます。

2)共依存は、元々アルコール依存症の人のいる家族の介護者の側が、
実はアルコール依存者に「依存していた」、という発見から
生まれた言葉です。

もちろん、「共」依存ですから、アルコール依存者の側も、
介護者やその家族に依存しています。

こうして、両者の依存が強化され、それは精神分析で言う「反復強迫」
(苦痛な体験であるにもかかわらず何度も強迫的に繰り返すというパターン)となり、
くんずほぐれずの関係になります。

3)そのことによって、(繰り返しますが)共依存者は、
彼、彼女の根本的な心のテーマである、
卑小な自己、無能感、非力感、空虚感、心的外傷などと向かい合わなくて良い
(表面的には)まっとうな理由を獲得し、それを利用します。

そして、アルコール依存者の介護にかまけます。

*これは、共依存者が、何と、アルコール依存者を「必要とすること」を
意味します!
そのため、アルコール依存者は、回復することができません/「許されません」!

そのため/そのお蔭で、アルコール依存者も自らの真のテーマと
触れることはなくなります。

4)そうして、共依存関係は両者によって強化され、反復強迫的になります。

これは、アルコール依存者のいる家族に限らず、
共依存の考え方は、今日では、一般的な家族にも適応されるようになりました。

*今回の連続講座では、共依存についてその基本から最新の研究までを、
ケース(事例/症例)を通じて具体的に学びます。

無料メルマガでは、第3弾、4弾と続きます。ご関心がある方は、
下記メールアドレスにお問い合わせください。

「共依存とプロセスワーク」にご関心のある方のご参加をお待ちします。

先着順で募集させていただきます。参加を希望される方は、お早めにお申し込み下さい。

一般の方、専門家の方、みなさまのご参加をお待ちいたします。

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日時:5/20(月)19:00スタート
    毎月第3月曜日19:00~20:50
    月1回、合計10回

場所:東京都港区赤坂

講師:富士見ユキオ

参加費:連続講座のご参加が初めての方、99,500円
     2回目の方、94,500円
     3回目の方、89,500円
     5回目に方、84,500円

ご連絡先:プロセスワーク研究会
        Email:
        fax:03-5570-2860