特別寄稿
スピリチュアルと実践の融合
坂本たかゆき
Spiritual Empowerment Japan代表

一般の人が「スピリチュアルって何ですか?」と聞かれたら、おそらく「スピリチュアル・カウンセラーとか占い師のことでしょ」と答えるでしょう。しかし、私の考えるスピリチュアルとは、より深いところにある本質であり、高次の意識のことです。そして、スピリチュアリティとは、自分との関係性、他者との関係性、自然や世界との関係性の中で実践を伴い、成長、進化し続ける生き方であると考えています。

私は、生来のサイキックです。生まれ持った才能を活かして、本当の自分、すなわち真の自己に生きる人が日本をはじめとして世界中に増えていくことを願って活動しています。それと同時に、人材育成コンサルタントでもあります。どちらの立場においても真の自己で生きる人を増やすという点において違いはありません。そして、ビジネスとプライベートの境なく、日常的な実践から継続的な学びを得られるように常に取り組んでいます。
私自身が行っている個人セッションやグループ・セッションでは、4つのサイキック能力(クレアボヤンス“透視”、クレアセンシェンス“透感”、クレアオーディエンス“透聴”、クレアコングサス“透知”)を駆使してリーディングやスピリチュアル・ワークを行い、統合的な成長につながるように感知したことをお伝えしていきます。

本来スピリチュアルな話題は、本質的で感覚的であり、決して分かりやすいものではありません。しかし、内的なアプローチとして主体的な自己成長を促すためには、私自身のレンズを使い、翻訳することが必要になります。そして、そのとき翻訳者にとってもっとも大事なのは客観性です。しかし、一般的なスピリチュアル・カウンセラーや占い師は多くの場合で与える側も受け取る側も表層的な意味を授受するに留まってしまっているのが現状です。

そして、現実的には、これまでにつくられた自分にとらわれていたり、自分の主張、意見を持っていなかったり、成長、変化することを恐れて足踏みしている人が非常に多いのも真実です。これから時代の流れがますます激しくなる中、環境に流されないで生きていくためには、積極的に内的な変容を起こして、真の自己を見出そうとするかしないかでは大きな違いが出てくるでしょう。

そして、内的な考察にとどまらず、とにかく行動に移すことが大事です。どんなに学んでも実践で経験できないのであれば意味がありません。ここ数年、自己啓発系のセミナーも徐々に減少傾向にあるようですが、一時的な高揚感は特別な気分になるものの、セミナーの場を抜け出したら、もはや再現性はありません。以前よりも多くの人が自己啓発そのものに価値を感じなくなっているのかもしれません。

とはいえ、個々は時代の流れを感じていても、まだ多くの組織において鈴木 規夫氏がいうようなAQALでいう「右上領域-個の外面の肥大化」が日常であり、そういった能力主義、成果主義は個人にも深く浸透しています。すなわち、組織という枠組みにおいて、左上領域-個の内面が薄弱であると言えるでしょう。

こういったように人と組織が同時発生的にパラダイム・シフトを起こすためには、スピリチュアルな観点からのアプローチも必要であると思いますが、その他にも下のような活動も行っています。

まずは、対話を広める活動です。2009年からワールド・カフェを中心としたホール・システム・アプローチと呼ばれる対話の手法を使ったワークショップなどのイベントを継続的に行っています。当初はボランティアで集まったメンバーで運営していましたが、2011年1月Dynamics of Dialogue LLPとして法人化し、今後は新たに企業や大学、自治体に向けてもサービスを提供していきます。私たちは、対話の場で生まれるダイナミクスにより、深いところで人と人が理解しつながっていき、個々がエンパワーメントされる機会を増やしていきたいと考えています。

この活動自体は、はじめての人向けの企画、経験者向けの応用編と毎回工夫をこらして企画しています。その根底にあるのは、深いところで対話をして欲しいという思いです。さらに、そういった対話のプログラムを企業、大学、自治体で行えれば、個々の変容だけでなく、組織全体での変容を起こす可能性を拡げていくことができるはずです。

 さらに、フロー・インスティテュートという団体において、人と組織が最大限の可能性を発揮できる経営について考えています。ここではイキイキと仕事を楽しみながら働く人であふれた、創造的な組織が世界中に増えることを願い、様々なイベント活動を行っています。代表は、トランスパーソナルを駆使してフロー経営を提唱されている天外 伺朗氏です。

その他にも、インテグラル・ジャパン総合研究所の鈴木 規夫氏の協力を得て、本当の自分を探求するワークショップも今期から開催します。対話やインテグラルの知見も取り入れながら、サイキックとしてスピリチュアリティを高めていくワークを行っていきます。

これらの活動を観察すると、個人・集団、内面・外面のアプローチ全体にメタ的に取り組んでいると言えるかもしれません。今後は活動を共にする仲間とともにワールド・カフェ、フロー、インテグラル・スピリチュアルを各々融合させたイベントも企画中です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考WEBサイト:
ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP http://www.dynamicsofdialogue.org/
ワールド・カフェ・ネット http://world-cafe.net/
フロー・インスティテュート http://www.flowinstitute.jp/
インテグラル・ジャパン総合研究所 http://integraljapan.net/