【その31】今年はじめて知ったこと

年もおしせまってきました。

2009年もいろいろなことがありましたね。

総決算と言うわけで、今年私が、はじめて知ったことを書いてみます。

【その1】辛さは、味覚ではなく痛覚である。

私は、辛い料理が好きなんですが、辛みというのは味覚じゃなくて痛覚なのだということを聞きました。ちなみに味覚とは、苦味、酸味、甘味、塩味、旨味なんだそうです。旨味っていうのがよくわからないな???なんでも、こんぶのだしなどででる味のことなのだそうです。

しかし、そうなると辛い料理の好きな私は、味音痴で痛みの好きなマゾってことになるのかな???

【その2】ブラックホールに吸い込まれる時、宇宙の終わりが見えるかもしれない。

ブラックホールに吸い込まれる人を外から見ると、相対性理論によれば、時間がだんだんゆっくり進んでいくように見えるらしいです。でも吸い込まれている人は、普通に時間が進んでいる・・。

そして、ブラックホールに吸い込まれる瞬間には、外から見ると、まったく静止しているように見えるのだそうです。つまり、永遠に時間が止まっていて、吸い込まれる瞬間にたどり着かないんだそうです。

・・と、いうことは、ブラックホールに吸い込まれていく人が、周りを見渡すと(そんな余裕はないかもしれないけど)、すごいスピードで宇宙が年取っていくのが見えるはずです。なにしろ、周りから見ると、時間の進みがゼロなわけだから、逆に吸い込まれる側からまわりを見ると、無限大の速さで時間が進んでいくわけです。

だから、ブラックホールに吸い込まれる人は、宇宙の終わりまで見ることができるのかもしれないというわけです。

【その3】ビッグバンの時、宇宙は、光より速く膨張したことがある。

最近の物理学では、そういうことになっているのだそうです。なんでも、ビッグバンで宇宙が始まった瞬間のほんのちょっとの間にインフレーションとものが起こり、光より速く宇宙が膨張したのだそうです。・・んー、よくわからん。

【その4】恵比寿と代官山は近い。

オフィスが恵比寿に移ったのですが、代官山とこんなに近いとは知らなかった。恵比寿から代官山まで、歩いて10分かからないんですね。恵比寿から電車で代官山まで行くとすると、JRで渋谷まで出て東横線に乗り換えるか、宮崎あおいさんでおなじみの東京メトロの日比谷線で中目黒まで行って東横線に乗り換えるという手があるのですが、たぶん、歩くのとたいして変わりがないのでしょうね。

【その5】お米をふくろにつめて電子レンジでチンとするとカイロ代わりになる。

これは、友達夫婦から教わったのですが、お米を布の袋に詰めて電子レンジで2分ほどチンすると、しばらく暖かいんです。友人の奥さんが作ってくれて、実際にやってみたのですが、首に巻いて寝ると心地よいです。

【その6】秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない。

生物学の話です。生命とは不思議なものです。なにしろ、例えば、人間の体は、基本的に水とタンパク質(と脂肪?)でできているわけですから、放っておくとすぐに腐り始めるわけです。これは、物理学の中のエントロピーの法則「秩序は、無秩序に進む」にも合致します。それなのに、人間の生命が80年程度維持できて、しかも成長していくというのは、ニュートン先生が発見したこの大法則に反しているようにも見えます。

生命が維持され成長する秘密は、細胞が劣化する前に壊され、新しい細胞と入れ替わるからなのだそうです。新陳代謝は大切なわけですね。どうも最近代謝が悪いような気がしますが・・。

【その7】量子コンピュータというものが研究されている。

量子力学を応用した量子コンピュータというものが、次世代コンピュータとしてさかんに研究されているらしいです。しくみはさっぱりわかりませんが、情報の処理速度が大幅に速くなるのだそうです。ただし、時々間違いも起こる可能歳があるらしいです。

間違いが起こり得るところなんかを考えると、コンピュータは、ますます人間の脳に近くなるのかな?

【その8】アメリカでは、ポピュラースピリチュアリティというのが受けている。

最近アメリカでは、ポピュラースピリチュアリティという考え方が流行しているようです。要は、ポジティブシンキング系のことらしいです。アメリカのトランスパーソナル学会では、あまり取り上げていないのですが、人間性心理学会あたりではさかんに講演会やワークショップが開かれているのだそうです。

ポジティブシンキング系の考えは、まあ、それはそれでいいんですが、ポジティブなフィーリングじゃないとダメみたいな議論になるのは、よくないと思いますねぇ。ネガティブシンキングもネガティブフィーリングも重要だと思うんですよね。ネガティブシンキングやネガティブフィーリングをしっかりと見据えることにより、ポジティブシンキングやポジティブフィーリングが生まれることはたくさんあるわけですから。単にネガティブなものに蓋をするだけだと、かえって悪い影響が出てくるように思います。

【その9】数学者がフェルマーの定理を証明するのに、300年以上かかった。

・・のだそうです。フェルマーの定理自体は、中学生レベルでも理解可能なのですが、それを証明するって言うのは、難しいんですね。これは、サイモン・シンの本を読んで知りました。

中学生レベルでも理解できてまだ解決できていない数学的問題はいくつかあるそうです。例えば、ゴールドバッハの予測「4以上の偶数は、2つの素数の和で表すことができる」というもので、例えば、4=2+2、6=3+3、8=3+5、10=5+5・・ということです。ゴールドバッハの予測は、100年以上数学者が奮闘しても、今現在解けていないのだそうです。

100年以上証明されることのなかったポアンカレ予想と呼ばれる難問(これは、中学生レベルでは、設問自体がとてもわからない)は、ロシアのべレルマンという数学者が、2002年~2003年にかけて解いたと言われているのだそうですが、当のベレルマンさんは、40歳という若さで、研究所をやめ、実家で母親の年金で生活しているのだそうです。天才は、大変だぁ・・。

【その10】「私は正直者です」という人が、本当に正直かどうかということは証明できない。

その人(Aさんとしましょう)が、本当に正直者であって、「私は正直者です」ということもあるでしょう。でも、Aさんがうそつきでも同じことを言うわけです。Aさんは、うそつきだから、「私はうそつきです」と言ったら、正直なことを言ったことになってしまいます。Aさんがうそつきであるならば、やはり「私は正直者です」と言わざるを得ないのです。

屁理屈の私は、論理学はけっこう好きなんですが、これには今まで気付かなかった。

【その11】出川哲朗は、レギュラーまったくなしで10年以上お笑い界で生き残っている。

島田神助さんがTV番組の中で言っていました。そうだったら、すごいです。

ところで、ダチョウ倶楽部はどうなんだろう?

【その12】フィンランドの15歳は、学力が高い。

2006年の学習到達度の調査結果では、フィンランドは、57か国中、科学的リテラシーが1位で、読解力と数学的リテラシーが共に2位だということです。ちなみに日本は、科学的リテラシーが5位で、読解力が15位、数学的リテラシーが10位でした。そのためか、フィンランドの中等教育に関する本や、講演会がけっこう多いんですね。フィンランドを参考にする程度ならいいとは思いますが、あんまりシリアスにとらえない方がいいんじゃないかな?

【その13】3階がなくて4階がある建物があった。

札幌出張に行った時、そういうビルがありました。なんでだろう???

【その14】彗星の尾っぽはふたつある。

一つだと思っていたのですが、そうじゃないらしいです。彗星は太陽に近づいてガスと塵を放出するのですが、太陽風と磁場に影響されるガスと、彗星の軌道に沿って進む塵のふたつの尾ができるのだそうです。

【その15】サンドバックの中身は、砂じゃなかった。

布が詰まっているのだそうです。

【その16】近視が自然に治る人がいる。

レーシックじゃなくて、自然に治ってしまう人がいます。私の友人の一人がそうです。また、解離性同一性障害の人の交代人格の中には、視力の違う人もいるらしいと言うことを聞きました。

【その17】真珠湾の水深は12メートル。

これは、加藤陽子さんの本を読んで知ったことです。真珠湾攻撃の時、日本側の戦闘機は海上で魚雷を落下させ、停泊しているアメリカ側の戦艦や空母などを攻撃するわけですが、当時の常識では、真珠湾の水深が12メートルと浅いため、それは不可能とされていました。戦闘機から魚雷を落とすと、魚雷は一度60メートルの深さまで沈んだ後に浮上し、目標物に向かっていくというのが、そのころの常識だったわけです。

しかし、日本軍は、水深12メートルでも魚雷を目標物に当てる練習を、地形が似ている鹿児島湾でしたんですね。また、確か何年も前に読んだ三好徹さんの「興亡と夢」という本の中に、魚雷にも羽のようなものをつけて深く沈まないようにしたということが書いてあったように記憶しています。

真珠湾攻撃の良い悪いは置いておいて、当時の日本は、技術的にはすごいことをしてたんですね。

また、アメリカ側では、日本の暗号を解読していたはずなのに、真珠湾でなんの準備もしていなかったことをかねがね不思議に思っていたのですが、理由がわかったように思います。要は、アメリカとしては、戦艦や空母を真珠湾の中に停泊させておけば、12メートルの水深なのだから、魚雷攻撃されても大丈夫と踏んでいたのでしょうね。

【その18】頭で反応していたら、ピッチャーのボールは打てない。

ピッチャーが投げる瞬間、目でボールの握りを確認し、球種とコースを予測し、それを神経を通じて腕、腰、両足など身体の各部分に情報を伝達し、その情報をもとにバッターがバットを振るとなると、情報の伝達に時間がかかり過ぎ、プロのピッチャーのように140㎞ものスピードがあると、どうしても振り遅れてしまうのだそうです。ですから、なんでイチロー選手があんなにヒットが打てるのかは、今のところわかっていないのだそうです。

【その19】腸内の細菌の数は、人間の全身の総細胞数より多い。

人間の細胞の数が60兆個というのは知っていましたが、腸内に巣くっている細菌の数がそれよりはるかに多いと言うのには驚きました。腸内細菌の数は、120兆~180兆個もあるのだそうです。細菌は、ただ巣くっているだけではなく、人間が生きて行くのに必要なのだそうです。こうなると、人体はひとつの宇宙ですね。福岡伸一さんの「科学者たちはなぜ見誤るのか?」という本で知りました。

【その20】見出しは、「デモは終わった、さあ就職だ」

60年安保の直後の週刊文春の記事の見出し(正確には第2段)は、「デモは終わった、さあ就職だ」だったのだそうです。半藤一利さんの本「昭和史戦後編」から知りました。当時、そーゆー見方もあったんですね。

【その21】嵐は、デビュー以来10年紅白に出場していなかった。

年末これだけTVで言われればねー。

【その22】チャーチルは強運の持ち主だった。

第二次世界大戦中、チャーチルは急死に一生を得たことがあるのだそうです。チャーチルが乗っていた車がドイツの爆撃を受け、車の左側が大きく損傷を受けるということがありました。いつもは右側の座席に座るのが習慣だったチャーチルが、なぜかその日は左側に座っていたおかげで難を逃れたのだそうです(「本当にあった戦争の話」より)。

【その23】量子力学の世界では、多世界解釈が脚光を浴びている。

「神はサイコロを振りたまわず」というのは、アインシュタインが量子力学に対して言った言葉です。彼は、確率論的に解釈する量子力学に違和感を覚えたのでしょうね。

その量子力学の世界では、多世界解釈なる理論が研究されているようです。要は、世界は事象があるごとに枝分かれしていくという理論なのだそうです。サイコロを振って1の目が出れば、1の目が出たという前提で進んでいく世界に、2の目が出れば、2の目が出たと言う前提で進んでいく世界に・・という具合に、世界がどんどん生産されていくわけです。・・ということは、私が今日スリランカカレーではなくて、駅前のカレーうどんを食べようと決意したとたん、世界が変わると言うことですよね。ムムム・・。

【その24】2ミリの蘭が咲いた。

この12月4日、エクアドルで、幅2ミリの蘭の花が咲いているのが発見されたのだそうです。世界最小とのことです。

・・と、言うわけで今年もいろいろなことを学びました。

(第31回おわり)

向後善之

日本トランスパーソナル学会 事務局長

ハートコンシェルジュ カウンセラー