【プログラム紹介】トランスパーソナル&ホリスティック〜神秘主義的心理療法の実践

初日13:30からのワークショップ&対談
トランスパーソナル&ホリスティック〜神秘主義的心理療法の実践
より、富士見ユキオさんからのコメントです。

富士見さんによりオープンシート(公開カウンセリング)がご覧頂けますよ。よければ壇上にお上がり頂いてもOK!貴重な機会、ぜひご参加ください!

第11回大会は、濃密な時間となります!
この空気を一緒に味わいましょう!

大会参加についてはこちらから
http://transpersonal.jp/11th/apply/

私(富士見)がトランスパーソナル心理学研究所に留学中、心理セラピーの手ほどきを受けていたミンデル夫妻の要請で、C&Fの吉福伸逸さんと山王教育研究所の小川捷之さんに、プロセスワークを紹介させていただいてから、約25年強がたちました。その他にも、プロのユング派ならびに新フロイト派の(外国の)心理セラピストたちからいろいろと教えをいただいてきました。私が、この25年間に行ってきたのは、ひたすら日々の臨床です。論文や書籍を書くことより、何よりも大事にしてきたのは、心理臨床実践です。そういう意味では、臨床を大切にしようと努めた、小川さんの系譜にあるのかもしれません。私たち(富士見&岸原)は、おそらく、トランスパーソナル心理学領域だけでなく、臨床心理学領域全般の中でも、最も臨床を行ってきた実践家の一人だと思います。

ユングは、晩年、彼の下に通っていた患者の約5人に1人は、(潜在的)精神病だったと言っていますが、日本でも、トランスパーソナルに引きつけられる人には、(潜在)精神病、(潜在)パーソナリティ障害(自己愛性および境界性)の人が、(少なくともかつては)たくさんいらしたと思います。その方たちに応えるためもあって、プロセスワークに加えて、ユング派や新フロイト派に学び続けています。

さて、今回、この学会からご講演の機会をいただき、改めて自分たちがどんな心理セラピーを行ってきたか、またこれから行いたいかを自分に問うと、「臨床神秘主義的心理セラピー」という言葉が浮かんでいます。それは、ユングの「人生後半のテーマ」に向けたものと重なります。

が、40代半ば以上の、本来であれば「個性化/自己実現の過程」の取り組みを行うはずの人でも、「人生前半のテーマ」をやり残している方が少なくありません。

そうした方にも有益な「神秘主義的心理セラピー」を、常日頃から考えています。

私たちが考える「臨床的神秘主義的心理セラピー」は、第一に「臨床的」、すなわち「有益&実践的」でなければなりません。

第二に、それは、社会的コンテキストに条件づけられた日常生活を、尊重できるものであるべきです。トランスパーソナルは「反-日常」で なく、「超-日常」です。

第三に、それには、「人生前後半の想定外の内的プロセス」を「コンテイン(contain、包含、抱擁、封印)」できる「心的&魂的容器」が、不可欠です。私たちは、「心的&魂的容器」を、「臨床神秘主義的心理セラピー」の「核」と考えています。

トランスパーソナル心理学は、「病態水準」という縦次元/深さの次元に、異なる「コンテイナー/心的&魂的容器」を用意している実用的で、寛容な心理学です。
そこに、岸原の得意とする日常次元でのホリスティク/業際的なネットワークを加味&駆使して行っているのが、今回お話しさせていただく「臨床神秘主義的心理セラピー」です。

1)オープン・シート~プロセスワークの公開カウンセリング~
ステージで、どなたかと、プロセスワークの「公開カウンセリング」を行います。

クローズドの、プライバシーが守られた空間で行う本当の心理臨床ではなく、あくまで「パフォーマンス」としてのものです。

ですので、治療のためではなく、トランスパーソナル心理療法の中で、名実ともに最も臨床力に優れたプロセスワークの一端に触れていただく機会です。

富士見ユキオ プロフィール
(A)認定プロセスワーカー、日本サイコセラピー・プロフェッショナル・スクール代表、「AFBA」(FBAAファミリービジネスアドバイザー資格認定証保持者)です。現在の仕事の中心は、臨床的プロセスワーク、プロセスワーク・コーチング、プロセスワークのファシリテーションです。
個人療法に加えて、カップル/夫婦療法、家族療法を積極的に 行い、依存症の心理療法、うつ/躁うつの心理療法、摂食障害の心理療法、自己愛性パーソナリティ障害、境界性パーソナエイティ障害の心理療法、軽度の統合失調症の心理療法を数多く行ってきました。
魂や個性化/自己実現のプロセスに関心のある方も多くいらしています。カウンセラー、セラピスト、コーチ、ファシリテーションのプロの方もたくさん来ていただいています。プロの心理カウンセラー、コーチファシリテーター、コンサルタント向けのスーパービジョンを行っています。また「成功する開業」のための相談も、このところ増えています。
米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学しました。トランスパーソナル心理学修士で、臨床心理士でもあります。プロセスワークを日本に紹介し、日本人として最初の認定プロセスワーカーです。
(B)医学や税務、法務、経営コンサルティングなどの専門家と連携して業際的サポートをさせていただいています。
特に、①「AFBA」(FBAAファミリービジネスアドバイザー資格認定証保持者)として、ファミリービジネス(同族企業)の支援、
②ファミリービジネスの事業承継と一般の人相続のコンサルティングを、各分野の専門家たちとチームで行っています。
③9月から、知人の精神科医&心療内科医たちが立ち上げる「(港区)赤坂こころのクリニック<ケイローン>」にも深く関与させていただく予定です~このクリニックは、トランスパーソナル、プロセスワーク、ホリスティック、心身医療を大事にする、精神科、心療内科クリニックであり、また心理セラピーも行う予定です。
(C)プロセスワーク、臨床心理学、トランスパーソナル、神秘主義的/錬金術的心理療法、オープンフォーラムやワールドワークのセミナー、連続講座を定期的に開催しています。
ご連絡先:gdmwx113@ybb.ne.jp
URL:fujimi.in(現在、刷新を考えています)

岸原千雅子(きしはら ちかこ)プロフィール
臨床心理士 プロセスワーク「第二のトレーニング」認定ティーチャー/コーチ、英国IFA認定アロマセラピスト、「AFBA」(FBAAファミリービジネスアドバイザー資格認定証保持者)、NPO法人日本ホリスティック医学協会事務局長、日本トランスパーソナル学会常任理事、お茶の水女子大学文教育学部教育学科卒。
心療内科クリニックにてカウンセラーを務めるほか、がん患者と家族のためのカウンセリング&アロマ講座、教育相談分野での研修やスーパーバイズも行う。「臨床ホリスティック/トランスパーソナル心理カウンセラー養成講座」を開講。
著書に『ホリスティック医療のすすめ』(日本実業出版社)、『ホリスティック医学』(東京堂出版・共著)、『臨床心理士の基礎研修』(創元社・共著)など。

プロセスワーク研究会/日本サイコセラピー・プロフェッショナル・スクールの今後の予定

10/13(月)コミュニティ心理学とワールドワーク
11/2(日)、3(月)精神 病圏とトラウマの臨床
12/27(土)~29(月)臨床的プロセスワーク集中セミナー

2015年
1/12(月、祝)共時性とコンステレーションとアウェアネス~プロセスワークのエッセンスと神秘~
2/11(水、祝)境界性パーソナリティ障害圏
3/29(日)神経症圏のプロセスワーク

第11回大会は、濃密な時間となります!
この空気を一緒に味わいましょう!

大会参加についてはこちらから
http://transpersonal.jp/11th/apply/